流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2021年8月第4週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息の報告は横ばいです。溶連菌感染症の報告がわずかにありました。小児科では、RSウイルス感染症の流行は急速に拡大しています。感染性胃腸炎は横ばい、喘息発作は増加しています。皮膚科では、流行している皮膚疾患はありません。眼科では、アレルギー性結膜炎は増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は、流行っていません。耳鼻咽喉科では、アレルギー性鼻炎の報告は減少傾向です。
 新型コロナウイルス・デルタ株の急激な感染拡大が続いています。多様なクラスターが発生しており、家庭内感染も増加しています。マスク、手指消毒、密を避ける、換気などの基本感染予防に加えて、不要不急の往来や多人数での会合を避ける、会食は一緒に住んでいる家族の範囲内で行う、などの感染回避行動を徹底し、自分と周囲にいる人達の命を守りましょう。

2021年8月25日

2021年8月第2週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作の報告は横ばいです。その他の報告はありません。小児科ではRSウイルス感染症が乳幼児で急増しています。感染性胃腸炎はやや減少、喘息発作は増加しています。皮膚科では流行っている皮膚疾患はありません。眼科ではアレルギー性結膜炎は減っています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎の報告は増加傾向です。

 夏休みやお盆、連休などがあり、大勢・長時間の食事会が増えているようです。愛媛県では会食を10人以下と示していますが新型コロナウイルス感染が増えている事を踏まえ、今一度初心に戻り、3密回避、咳エチケットや手洗い、マスク着用などを一人一人が心掛け、熱中症にも気をつけながら感染症対策に努めましょう。

2021年8月11日

2021年8月第1週

 内科では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息の報告は横ばいです。その他の報告はありません。小児科では感染性胃腸炎と喘息発作は横ばいです。ヘルパンギーナとRSウイルス感染症も少し報告されています。皮膚科では暑くなって伝染性膿痂疹(とびひ)が増えています。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎の報告は先週に比べ減少傾向です。眼科ではアレルギー性結膜炎は増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
 猛暑の日々が続いており、新型コロナウイルス感染症の予防とともに、熱中症の予防も大切な時期となっています。のどが渇いていなくても、こまめに水分補給を心がけましょう。また、周囲の人との距離を十分にとれる場所ではマスクを一時的にはずして休憩することも大切です。外出は、なるべく暑い日や昼間の時間帯を避け、涼しい服装を心がけましょう。

2021年8月4日

2021年7月第4週

 成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息の報告は横ばいです。小児でも感染性胃腸炎と喘息発作は横ばいです。不明発疹、RSウイルス感染症、ヘルパンギーナが報告され始めています。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎の報告は先週に比べ少し増えました。眼科ではアレルギー性結膜炎が増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。皮膚科では虫刺されの被害が増えています。中でもイラガと呼ばれる緑色の毛虫による皮膚炎が多く見られます。太く短い毒針に触れると激しい痛みを生じます。直接素手で触らないように注意しましょう。新型コロナウイルスワクチンは高齢者接種に続き一部では職域接種も始まっていますが、ワクチン2回接種後の変異株感染例も報告されています。ワクチン接種後も気を緩めることなく感染予防に努めましょう。

2021年7月21日

2021年7月第3週

 成人小児ともに感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が引き続き見られます。小児では高熱が出るかぜが多く、その中にはアデノウイルスやRSウイルス感染症が一部見られますが、原因がはっきりしないウイルス感染症が大多数です。多くの人は数日で熱が下がり、咳や鼻汁が少し続きます。アレルギー性鼻炎や結膜炎は少し見られます。皮膚の病気では虫刺されや、あせも、伝染性膿痂疹(とびひ)が増えています。
 梅雨も終盤に近付き大雨など天候不順が続いています。高温多湿の状態は熱中症を起こしやすいので、定期的に水分や塩分を補給することが大切です。新型コロナは県内では落ち着いていますが、首都圏では増加しており油断できません。マスク着用や手指消毒、密の回避、換気など基本的な予防を行い、ワクチン接種が受けられる順番の人は早めに受けるようにしましょう。

2021年7月14日

2021年7月第2週

 成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息の報告は横ばいです。その他の報告はありません。小児では、感染性胃腸炎と喘息発作は横ばいです。咽頭結膜熱(プール熱)と流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)も少数報告されていますが、RSウイルス感染症はあまり流行っていません。皮膚科で流行っている皮膚疾患はありません。耳鼻咽喉科では、先週に比べてアレルギー性鼻炎の報告は同程度です。眼科では、アレルギー性結膜炎は少し増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
 愛媛県内のコロナウイルス感染症の状況は比較的落ち着いており、会食制限等も緩和する方向に動きそうですが、感染力の強い変異株が入ってくる可能性は十分考えられるので、マスク、換気、三密回避など引き続き感染回避行動を心がけましょう。また、これからは熱中症のリスクが高い日も続きます。小まめな水分摂取を心がけましょう。

2021年7月7日

2021年6月第5週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作の報告は横ばいです。溶連菌感染症の報告がわずかにありました。小児科では感染性胃腸炎、咽頭結膜熱(プール熱)、喘息発作とも多くはありませんが見られます。皮膚科では流行っている皮膚疾患はありません。眼科ではアレルギー性結膜炎は先週と同程度です。アデノウイルス結膜炎は流行っていません。耳鼻咽喉科では先週に比べてアレルギー性鼻炎の報告は減りました。
 新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う新しい生活様式の中で、熱中症に対する注意が必要です。マスクを着用している時は激しい運動は避け、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給、特に気温湿度が高い時は注意しましょう。室内では上手にエアコンを利用し、使用中もこまめな換気を行い、また暑さに備えた体づくりと日頃からの体調管理にも気を付けましょう。

2021年6月30日

2021年6月第4週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作の報告は横ばいです。小児科では、感染性胃腸炎、喘息発作はやや増加、溶連菌感染症は横ばいです。咽頭結膜熱(プール熱)が流行り始めたようです。皮膚科では、流行っている皮膚疾患はありません。成人水痘(みずぼうそう)が1例報告されています。耳鼻咽喉科では、アレルギー性鼻炎の報告は先週に比べ少しだけ増えました。眼科では、アレルギー性結膜炎は少し増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
 国内で新型コロナウイルスワクチンの接種が開始されております。ワクチン接種が終了された方も、他の方への感染をどの程度予防できるかは充分にはわかっていません。接種が徐々に進んでいく段階では、多くの方が予防接種を受けられるわけではなく、受けられた方も、受けていない方も、共に社会生活を営んでいくことになります。そのため引き続き三密の回避など感染予防対策の継続をお願いします。

2021年6月23日

2021年6月第3週

 成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は若干減少していますが、小児では感染性胃腸炎、溶連菌感染症、喘息発作ともやや増加しています。皮膚科では虫刺されや毛虫皮膚炎が増えてきています。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎の報告は横ばいです。眼科ではアレルギー性結膜炎は同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
 夏日が観測される日が増えてきました。環境省は暑さ指数を公表するとともに熱中症警戒アラートを発出することで注意を呼びかけています。高齢者や子ども、持病のある方、暑さに慣れていない方は熱中症になりやすいため、屋外で十分な距離があるときはマスクを外したり、涼しい服装で、暑いときは無理をせず、こまめに休息や水分や塩分を補給するなどの対策が必要です。屋内での熱中症も多く報告されています。コロナウイルス感染対策のため換気も必要ですが、エアコンや扇風機などを上手に活用し温度や湿度を適度に調節しましょう。

2021年6月16日

2021年6月第2週

 内科・小児科領域では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が先週と変わらず流行しています。他には溶連菌感染症やアデノウイルス感染症がわずかに見られます。喘息発作は横ばいです。アレルギー性鼻炎・結膜炎は横ばいです。皮膚科領域では感染症で特に流行っているものはありません。
 県内での新型コロナウイルスの感染者は減少しており、まん延防止等重点措置も解除になりました。しかし、ここで安心して一挙に人流が増加しては再び感染者数が増加して再度日常生活が制限されるようなことになるかもしれません。手洗いや適切なマスク着用を心がけて、今まで同様一人一人が感染予防に努めましょう。
 一方梅雨に入って蒸し蒸しした日が多くなってきました。気温と湿度が高い状態にまだ体が慣れていないためか、熱中症のような症状で受診される方も見られます。水分補給をこまめにし、3密が回避できる屋外では適宜マスクを外すことも考慮して、熱中症にならないように注意しましょう。

2021年6月9日