流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2010年2月第2週

 感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が小児および成人で急増しています。症状の比較的軽い人が多いのですが、脱水のため点滴を要することもあります。吐物や便などにはウイルスが多く含まれ、感染源となりますので、処理にあたってはマスク・手袋を着用し、手洗いも十分に行ってください。
 小児ではRSウイルスによる細気管支炎や肺炎が見られます。特に乳児などでは重症化しやすいので、注意が必要です。
 インフルエンザは多くはありませんが、引き続き見られます。今のところ季節性はほとんど出てないようですが、今後の動向を見守る必要があります。
 花粉症は徐々に増加しています。例年症状の見られる方は、治療を早期に開始されることをお勧めします

2010年2月8日

2010年2月第1週

 成人のインフルエンザの報告数は減少しています。小児では減少傾向にあったインフルエンザがやや増加しています。学級閉鎖の数もやや増加傾向にあるようです。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が成人、小児ともに先週あたりから増加しており、それが持続している状態です。
 また小児ではRSウイルスによる細気管支炎も引き続き見られます。
 花粉症による鼻炎、結膜炎は増加傾向にあります。特に流行している皮膚疾患はありませんでした。
 インフルエンザはやや下火の印象でしたが、沖縄ではまた増加傾向にあり、松山では小児で前週より若干増加しています。油断せず、マスクの着用、手洗いを励行しましょう。手洗いは感染性胃腸炎の予防にも大変有効です。インフルエンザの診断にはいつから熱があったのかが大変重要な情報です。少し体調がおかしいなと感じたら、こまめに体温を測るように心がけましょう。

2010年2月1日

2010年1月第5週

 インフルエンザは前週よりもさらに減少していますが、定点医療機関当たりの報告数は10人を超えており、以前として流行は続いています。また、一部の園や学校では学級閉鎖がみられており、まだ注意が必要です。
 2月1日から健康成人への新型インフルエンザワクチン接種が始まります。市の広報や県のホームページなどで接種医療機関を確認して、ワクチンの予約をしてください。
 小児・成人ともに感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が急増しています。吐き気の強い時はしばらく待ち、吐き気が少し治まった様子が見られたら、イオン飲料などを少量ずつ飲ませてみてください。それでも嘔吐が続く場合は診察を受けてください。
 溶連菌感染症、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、水痘(水ぼうそう)が少数ですが引き続き見られます。 
 花粉症による鼻炎は減少、結膜炎は前週とほぼ同程度です。

2010年1月29日

2010年1月第4週

 小児の新型インフルエンザの報告は減少していますが、成人の報告数は横ばいです。すでに新学期も始まっており、季節性インフルエンザも含め今後のインフルエンザの動向に注意が必要です。
 小児、成人ともに感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が増加しています。小児ではRSウイルスによる気管支炎や肺炎もみられています。また成人では気管支喘息が増えてきており、その他異型肺炎や溶連菌感染症の報告もありました。
 皮膚科では特に流行している皮膚感染症および皮膚疾患はありません。現在のところ花粉症は多くありませんが、まもなくスギ花粉症の季節が到来します。花粉症に対しては、花粉が飛び始める2週間前からの服薬が効果的ですので、早めの受診をお勧めします。

2010年1月22日

2010年1月第3週

 新型インフルエンザは患者数が減少してきました。しかし、まだ多くの方が新型インフルエンザにかかっていますので油断をしないようにしてください。季節性インフルエンザは現在のところ、ほとんどみられません。昨年は、連日のように新聞やテレビなどで新型インフルエンザについて報道されていましたが、最近は、みかけなくなりました。しかし、インフルエンザは、もともと1月から3月が流行期ですので、今後の動向に注意してください。
 12日から65歳以上の高齢者の新型インフルエンザワクチン接種が始まりました。ワクチン接種はお近くの医療機関でうけることができますので、希望される方はお問い合わせください。ただし、基礎疾患のない19歳(高校卒業後に相当)から64歳の方は接種できませんのでご注意ください。 
 小児では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が増加してきました。
 耳鼻咽喉、眼科では花粉症が見られますが、少数です。
 皮膚科では特に流行している病気はありません。乾燥性の皮膚炎が増加しています。

2010年1月15日