流行中の病気情報一覧週間疾患情報
2010年1月第4週
小児の新型インフルエンザの報告は減少していますが、成人の報告数は横ばいです。すでに新学期も始まっており、季節性インフルエンザも含め今後のインフルエンザの動向に注意が必要です。
小児、成人ともに感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が増加しています。小児ではRSウイルスによる気管支炎や肺炎もみられています。また成人では気管支喘息が増えてきており、その他異型肺炎や溶連菌感染症の報告もありました。
皮膚科では特に流行している皮膚感染症および皮膚疾患はありません。現在のところ花粉症は多くありませんが、まもなくスギ花粉症の季節が到来します。花粉症に対しては、花粉が飛び始める2週間前からの服薬が効果的ですので、早めの受診をお勧めします。
2010年1月第3週
新型インフルエンザは患者数が減少してきました。しかし、まだ多くの方が新型インフルエンザにかかっていますので油断をしないようにしてください。季節性インフルエンザは現在のところ、ほとんどみられません。昨年は、連日のように新聞やテレビなどで新型インフルエンザについて報道されていましたが、最近は、みかけなくなりました。しかし、インフルエンザは、もともと1月から3月が流行期ですので、今後の動向に注意してください。
12日から65歳以上の高齢者の新型インフルエンザワクチン接種が始まりました。ワクチン接種はお近くの医療機関でうけることができますので、希望される方はお問い合わせください。ただし、基礎疾患のない19歳(高校卒業後に相当)から64歳の方は接種できませんのでご注意ください。
小児では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が増加してきました。
耳鼻咽喉、眼科では花粉症が見られますが、少数です。
皮膚科では特に流行している病気はありません。乾燥性の皮膚炎が増加しています。

