2010年11月第5週(12月第1週)
2010年11月29日
感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が増加しています。特に小児で著明に増加しており、注意が必要です。この時期に流行する感染性胃腸炎の主な原因はノロウイルスです。ノロウイルスは感染力が強く、経口感染だけでなく、吐物や下痢便からの飛沫感染でもうつります。感染を予防ため、流水・石けんによる手洗いを励行してください。吐物や下痢便を処理する際はマスク、手袋を着用して雑巾でしっかりとふき取った後、ハイターやミルトンなどの塩素系消毒薬で消毒してください。85度1分間以上の加熱も有効です。ふき取りに使った雑巾はビニール袋に入れて密封して捨ててください。
少数ですがインフルエンザの報告がありますので、早めにワクチン接種を済ませてください。
気管支喘息はやや減少していますが、引き続き見られます。
皮膚の感染症ははやっていませんが、乾燥によるトラブルがあります。入浴後の保湿を心がけてください。
花粉症は減少傾向です。