2011年6月第3週
2011年6月15日
インフルエンザは先週よりさらに減って、報告はごくわずかです。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)、気管支喘息は横ばいです。
小児科では、流行性耳下腺炎(おたふく風邪)、水痘(みずぼうそう)、溶連菌感染症が引き続き見られます。手足口病、ヘルパンギーナ、咽頭結膜炎(プール熱)などの夏かぜも先週と同じくらい報告されています。
伝染性紅斑(りんご病)は増加しています。
皮膚科では、夏場に多い虫さされや毛虫による皮膚炎が増えています。
花粉症は先週に比べ減少しています。イネ科雑草の花粉症は鼻や目の症状のほかに、のどのイガイガ感、咳、皮膚のかゆみなどが症状として出ることもあります。イネ科雑草の花粉は梅雨明け頃まで飛びますが、スギやヒノキの花粉のように遠くまで飛ぶことはありません。雑草の多いところでの作業、野山や川に近いところでの散策などの際には注意しましょう。