2019年7月第2週
2019年7月10日
成人では溶連菌感染症の報告が少しありました。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は横ばいです。
小児では溶連菌感染症は横ばいですが、喘息発作が増え、感染性胃腸炎、手足口病が流行っています。手足口病は名前のように手足口に水ぶくれができるのが特徴ですが、手と体だけにできるなどの非典型的な例も報告されています。極めてまれではありますが、髄膜炎や脳炎を起こすこともあり、大人にもうつることがあるので注意が必要です。しっかりとした手洗いで予防しましょう。
特に流行っている皮膚疾患はありません。
耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎の報告は減りました。
眼科ではアレルギー性結膜炎は減っています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)の報告がありました。
梅雨の時期は天候も不安定で湿度も高いため、体調を崩しやすいほか食中毒も増えてきます。食品の管理にも気を付けましょう。