流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2020年7月第2週

2020年7月8日

成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が引き続き見られますが少数です。小児でも感染性胃腸炎や溶連菌感染症、気管支ぜんそくの発作を起こす人が見られますが、多くはありません。特に小児では、夏かぜと呼ばれるヘルパンギーナや手足口病などが例年流行する時期ですが、今年はほとんど見られません。新型コロナに対する意識の変化で、マスクを使用したり、外出後の手洗いやうがいを徹底したり、人込みを避けたりすることが感染症全体の予防につながっているようです。今後も油断せず基本的な予防策を続けてください。アレルギー性鼻炎や結膜炎は少数見られ、皮膚科では虫刺されが増えています。本格的な夏を迎え、熱中症にも注意が必要です。換気をしながらエアコンを上手に利用し、こまめに水分や塩分を取ることを心がけてください。