2020年7月第5週
2020年7月29日
内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいですが、喘息発作の報告は少し増加しています。小児科では感染性胃腸炎、溶連菌感染症がわずかに報告されています。喘息発作も見られます。皮膚科では流行っている皮膚疾患はありません。アオイラガ(イラガ科の昆虫)の刺傷が多発しています。眼科ではアレルギー性結膜炎は先週と同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎の報告は、先週に比べ横ばいです。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、マスクは飛沫の拡散予防に有効で「新しい生活様式」において日常生活の一部になっていますが、マスクを着用していない場合と比べると、心拍数や呼吸数、体感温度などが上昇し、身体に負担がかかることがあります。高温多湿といった環境下でのマスク着用は熱中症のリスクが高くなるおそれがありますので、今まで以上にのどが渇いていなくてもこまめに水分補給を心掛けましょう。