流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2020年12月第1週

2020年12月2日

 気温の低下や乾燥のためか、かぜをひく人が増えています。成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や溶連菌感染症が引き続き見られますが、多くはありません。小児でも感染性胃腸炎は少し見られる程度ですが、溶連菌感染症が増加しています。またかぜを契機に気管支喘息の発作を起こす人が少なくありません。皮膚の乾燥が強くなり、かゆみを訴えたり皮膚を掻き壊してしまう人が増えています。保湿を心がけてください。アレルギー性鼻炎やアデノウイルス結膜炎(はやり目)も引き続き見られます。県内で新型コロナウイルス感染症が急増しています。患者さんを受け入れる病院やベッド数には限りがあります。またベッド数だけでなく治療を行う医師や看護師を始めとする医療スタッフの数も十分とは言えません。新型コロナウイルス感染症だけでなく他の病気やケガの患者さんを救うためにも、医療崩壊を起こさないよう、日々のうつらない、うつさない心遣いをお願いします。