2021年2月第3週
2021年2月17日
成人、小児ともに特に流行している感染症はありませんが、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や溶連菌感染症が引き続き見られます。小児ではアデノウイルス感染症も少し見られます。感染症ではありませんが、風邪などをきっかけにして気管支喘息の発作を起こす人も少なくありません。スギ花粉の飛散が始まりました。今年は例年より飛散量は少ないものの昨年よりは多いと予測されており、症状がひどくなる前に治療を開始しましょう。皮膚の乾燥でかゆみが強くなり、皮膚を掻いて炎症を起こしている人が見られます。保湿などスキンケアを心がけ、炎症が強い場合は診察を受けてください。
新型コロナに対する特別警戒期間が続いています。通常の医療体制を守りながら経済活動を行うためにも、マスクや手洗い、ソーシャルディスタンスの確保など基本的な予防法を続けましょう。