流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2021年7月第3週

2021年7月14日

 成人小児ともに感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が引き続き見られます。小児では高熱が出るかぜが多く、その中にはアデノウイルスやRSウイルス感染症が一部見られますが、原因がはっきりしないウイルス感染症が大多数です。多くの人は数日で熱が下がり、咳や鼻汁が少し続きます。アレルギー性鼻炎や結膜炎は少し見られます。皮膚の病気では虫刺されや、あせも、伝染性膿痂疹(とびひ)が増えています。
 梅雨も終盤に近付き大雨など天候不順が続いています。高温多湿の状態は熱中症を起こしやすいので、定期的に水分や塩分を補給することが大切です。新型コロナは県内では落ち着いていますが、首都圏では増加しており油断できません。マスク着用や手指消毒、密の回避、換気など基本的な予防を行い、ワクチン接種が受けられる順番の人は早めに受けるようにしましょう。