2013年2月第2週
2013年2月6日
インフルエンザの本格的な流行時期を迎えました。小児だけでなく成人の患者も急激に増えており、愛媛県全体での患者報告数は、定点当たり40.5人と警報の基準(30人)を大幅に超えました。簡易検査ではA型が8割ほど占めているようです。
成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は増加傾向ですので、まだまだ注意が必要です。
小児では水痘(みずぼうそう)、溶連菌感染症は先週と同程度です。
乾燥による皮膚疾患が増えてきていますが、特に流行っている皮膚感染症はありません。
花粉症による鼻炎、結膜炎は先週と比べ増加しています。
インフルエンザの急増により、土日祝日の急患医療センター、休日診療所は大変混雑しています。発熱後すぐにはインフルエンザ検査が陽性に出ないことが多いので、発熱以外にひどい症状がなければ、体を冷やし、水分を十分に取るなどして、翌朝にかかりつけ医の診察を受けるようにして下さい。うがい、手洗とともに、必要に応じてマスク着用も心掛けて下さい。