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2013年3月第4週

2013年3月21日

 成人、小児ともにインフルエンザは減少してきました。A、B両型見られますが、B型の割合が多くなっています。小児では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が少し増えており、原因としては症状の強いロタウイルスが報告されています。脱水を起こさないように注意しましょう。
 その他の感染症では、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)や、水痘(水ぼうそう)、溶連菌感染症、RSウイルス感染症などが引き続き見られますが多くはありません。
 スギ花粉症がピークと思われます。黄砂など花粉以外の影響もあるのか、例年に比べ症状の強い方が多く、今年初めて症状の出た方や幼児の患者さんも増えています。花粉の飛散はまだ一カ月程度は続くと思われますので、治療を続けてください。
 温度の急激な変化や疲れは自律神経のバランスを崩し、種々の病気を引き起こす原因になります。バランスの良い食事と十分な睡眠をとり、体調に気をつけるようにしましょう。