2013年7月第2週
2013年7月10日
感染症は少ない状況がつづいています。小児では、夏かぜの代表的な病気である手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱がみられていますが、まだまだ少ないです。また、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、溶連菌感染症などの病気もみられますが、こちらも少ないです。比較的、多いのは、小児、成人ともに感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)です。嘔吐や下痢などの症状がよくみられウイルス性胃腸炎が多いと思われますが、血便や発熱など細菌性胃腸炎の可能性が高い患者さんもみられます。今後も気温が高く湿度が高い気象状態が続くことが予想されます。食中毒がおこりやすい時候ですので注意してください。
皮膚科疾患では伝染性膿痂疹(とびひ)が少し増えてきました。
アレルギー性疾患では、気管支喘息、花粉症(鼻炎・結膜炎)の患者さんがみられます。