2016年7月第5週
2016年7月28日
成人では、気管支喘息、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告が僅かに認められます。溶連菌感染症と異型肺炎の報告が若干増加しています。
小児では、手足口病・ヘルパンギーナの報告が多くみられます。咽頭結膜熱(プール熱)・異型肺炎・水痘(みずぼうそう)・溶連菌感染症・伝染性紅斑(リンゴ病)の報告数は横ばいです。
特にはやっている皮膚感染症はありませんが、先週に引き続き虫さされ、あせも、日焼けで受診される方が多くみられます。伝染性膿痂疹(とびひ)も増えています。花粉症(鼻炎、結膜炎)は横ばいの状態です。
梅雨明けで日照時間が長くなり、住宅の壁や柱自体が高温になっているため、夜間、睡眠時のエアコンのタイマーが切れた後、急激に室温が上昇します。タイマー運転中の設定温度を低くしても、温度変化が大きくなり、かえって体調をくずす場合もあります。一般的な安眠室温、26~29度を維持するように気を付けましょう。

