流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2016年11月第2週

2016年11月10日

成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息の報告は、やや減少していますが、異型肺炎の報告が多くなっており、またインフルエンザの報告もわずかに見られます。
小児では、手足口病、異型肺炎、感染性胃腸炎、喘息の報告が先週に引き続き多く見られます。溶連菌感染症・咽頭結膜熱(プール熱)も多くはありませんが先週と同程度の報告が見られます。

花粉症(鼻炎)は少し増加し、やや高い値が続いています。花粉症(結膜炎)は、減少し少ない状態が続いていますが、流行性結膜炎(はやり目)の報告が見られます。
特に流行っている皮膚感染症はありません。

気温の低下とともに湿度も低下し、空気が乾燥してきました。乾燥は呼吸器系の感染症や喘息などを悪化させるばかりか、乾燥肌やアトピー性皮膚炎の悪化の原因にもなります。これからの季節、加湿器などを活用して適度な湿度を保つよう心がけましょう。