2016年11月第1週
2016年11月4日
小児では、手足口病の流行がみられます。通常のシーズンであれば、真夏に多い病気ですが、今シーズンは気候のためか、秋になってもみられています。発熱と手、足、ひざ、おしり、口の中に発疹がでる病気です。通常、1週間以内によくなります。気管支喘息、異型肺炎などが、せきの多い小児でみられています。異型肺炎は、マイコプラズマという細菌などが原因でおこります。せきが長引くときや高熱とせきがみられるときは近くの医療機関を受診してみてください。例年であれば、秋が深まるにつれて感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が流行しはじめますが、今シーズンは少ないようです。
成人でも気管支喘息、感染性胃腸炎がみられています。インフルエンザの報告がありました。インフルエンザの流行はこれからであろうと考えられます。インフルエンザワクチンを受けるには今が良い時期であると思います。
アレルギー疾患では、気管支喘息のほかにアレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎がみられています。

