流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2013年12月第3週

 成人では気管支喘息が若干増加しています。溶連菌感染症や異型肺炎の報告がありました。また、家族内での咽頭結膜熱(プール熱)の感染もみられています。
 小児では水痘(みずぼうそう)の報告が先週に比べて倍増しており、注意が必要です。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)と咽頭結膜熱もやや増加しました。
 今週も特に流行している皮膚感染症や皮膚疾患はありませんでした。花粉症(鼻炎、結膜炎)は先週と同程度で多くはありませんでした。流行性結膜炎(はやり目)は減少しています。
 インフルエンザが流行する時期になりました。予防接種は効果の発現まで約2週間かかると言われています。また、主に65歳以上の高齢者を対象とした、一部公費負担の予防接種業務の実施期間は12月31日までとなっています。まだの方は早めに受けておきましょう。

2013年12月18日

2013年12月第2週

 成人では気管支喘息、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は若干増加しています。百日咳や溶連菌感染症の報告がありました。
 小児では、感染性胃腸炎の増加が続いています。溶連菌感染症、喘息、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)がやや増加、咽頭結膜熱(プール熱)はやや減少しました。水痘(みずぼうそう)は微増しています。
 皮膚疾患では流行している感染症はありませんでした。気温が下がり、空気が乾燥してきたため、手荒れ、口唇炎、凍瘡(しもやけ)、乾燥性湿疹などが増えています。湯たんぽやストーブでのやけども増えています。
 花粉症による鼻炎、結膜炎も先週と同じ程度で多くありません。流行性結膜炎(はやり目)が増加しています。
 インフルエンザの流行はありません。
 年末になり外出する機会、人ごみに行く機会が増えますので、外出時のマスク着用、帰宅後の手洗い、うがいなどは引き続き心がけて下さい。

2013年12月11日

2013年12月第1週

 感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)がふえています。今後、気温が低くなってくると、さらに流行することが予想されます。とてもうつりやすい病気ですので、手洗いをしっかりとして予防につとめてください。
 気管支喘息などで咳が長引く方が、多い状況がつづいていますが、以前より減少してきました。
 小児では、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、溶連菌感染症などがみられますが、少数です。先週、多くみられた咽頭結膜熱は減少してきました。
 アレルギー性疾患では、鼻炎は減ってきました。結膜炎は少数です。
 皮膚疾患ではとくに流行している病気はみられません。
 現在のところ当地ではインフルエンザの流行はみられません。

2013年12月4日

2013年11月第5週

 成人では気管支ぜん息や感染性胃腸炎(おう吐下痢症)は横ばいです。また、異型肺炎、百日咳や溶連菌感染症の報告がわずかにありました。
 小児では咽頭結膜熱(プール熱)の報告が急増しています。また、感染性胃腸炎(おう吐下痢症)、水痘(みずぼうそう)も増加しています。他の疾患は先週と同程度です。
 皮膚疾患では流行している皮膚感染症はありませんが、乾燥からくる皮膚炎が増えています。
 花粉症は鼻炎、結膜炎ともに先週と同程度です。流行性結膜炎(はやり目)の報告がありました。
 寒い日が増えてきています。感染性胃腸炎やかぜ症状が多くなる季節ですので、手洗いやうがいで予防を心がけましょう。インフルエンザはまだ流行しておりませんが、予防接種の効果がでるまでには2週間以上かかりますので、流行の始まる前に接種をすませておきましょう。

2013年11月27日

2013年11月第4週

成人では、気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。また、溶連菌感染症の報告が僅かにありました。
 小児では、すべての疾患が先週と同程度または減少しています。流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)も今週は報告がなく、特に流行っている耳鼻疾患もありません。
 花粉症(鼻炎)は横ばいで、花粉症(結膜炎)はやや減少しています。特に流行っている皮膚疾患、感染症はありません。また、流行性結膜炎(はやり目)も流行ってはいません。
 ノロウイルスなどの感染症が流行しやすい時期になりました。食事の前の手洗いやうがいを励行しましょう。インフルエンザワクチンは、接種してからその効果がでるまで数週間かかります。近隣の医療機関で、早めにすませることをお勧めします。急に気温が下がってきました。しっかり防寒し、体調管理に気をつけましょう。

2013年11月20日

2013年11月第3週

 成人では、気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。異型肺炎の報告がありました。地域的な流行か、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の報告が急増しています。その他、溶連菌感染症も増加しています。
 小児では、感染性胃腸炎、喘息、水痘(みずぼうそう)、咽頭結膜熱(プール熱)がやや増加しています。また、夏に流行した手足口病が再び増加しています。
 花粉症(鼻炎)は横ばいですが、花粉症(結膜炎)はやや増加しています。皮膚疾患では、伝染性紅斑(りんご病)の報告がありましたが、その他、特に流行っている皮膚疾患、感染症はありません。また、流行性結膜炎(はやり目)も流行ってはいません。
 急激な気温の変化で、体調を崩している方が多くなっています。前述のように、色々な感染症も増えてきました。まずは、うがい・手洗いから、しっかり体調管理に気をつけましょう。

2013年11月13日

2013年11月第2週

 急に寒くなってまいりましたが、気管支喘息は横ばいです。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)がやや増えています。成人で異型肺炎の報告がありました。
 花粉症は引き続きみられますが、減少傾向になっています。
 流行性結膜炎(はやり目)の報告がありました。
 皮膚疾患で、はやっている感染症はありませんが、乾燥で受診される人が増えています。入浴時は、お湯の温度をあまり高くしないように注意し、入浴後は保湿剤をしっかり外用しましょう。
 インフルエンザワクチンの接種が始まっていますので、流行する前に、早めに接種しておきましょう。

2013年11月7日

2013年10月第5週

 気温の急激な変化や天候不順のため、かぜをひく方が増えてきました。また同じ理由で気管支ぜんそくの発作を起こす方も増えています。一日の中での温度変化に対応できるように衣服に注意し、十分な栄養と睡眠をとり、体調を整えて下さい。
 小児では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が少し増えています。比較的軽症の方が多いのですが、脱水のため点滴が必要なこともあり、症状が続く場合は医療機関を受診してください。また乳幼児や高齢者で気管支炎や肺炎を起こすことがあるRSウイルス感染症も少し増えています。乳児や高齢者で咳がひどい時には診察を受けてください。
 秋の花粉症(鼻炎・結膜炎)も引き続き見られますが少数であり、流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
 皮膚疾患でも特に流行している病気はありません。

2013年10月30日

2013年10月第4週

 成人では、気管支ぜんそくや感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は、先週と同程度です。感染症は全般的に少なくなっていますが、百日せきや異型肺炎がわずかですが報告されています。
 小児では、今週は特に報告が増えた疾患はなく、先週と同程度かやや減少しました。
 皮膚疾患では、今週も特に流行している皮膚感染症、増えている皮膚疾患などはありませんでした。
 花粉症(鼻炎)は、先週と変わらず、落ち着いた状態です。花粉症(結膜炎)は、先週よりも少し減少しています。流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
 急に涼しくなりましたので、体調を崩さないように気を付けてお過ごしください。インフルエンザワクチンの接種が始まっています。予防接種の効果が出るまでには時間がかかりますので、流行の始まる前に、早めに接種しておきましょう。

2013年10月23日

2013年10月第3週

 成人では、気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は、先週と同程度です。百日せきや、溶連菌感染症の報告がありました。
 小児では喘息が少し増加しました。小児でも一例のみ、百日せきの報告がありました。手足口病は減少しており、他の疾患は先週と同程度です。
 皮膚疾患では、今週も特に流行している皮膚感染症、皮膚疾患の報告はありませんでした。
 花粉症(鼻炎)は先週に比べてやや増加しています。花粉症(結膜炎)は、先週から横ばいで、流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
 10月15日から、高齢者インフルエンザ予防接種が始まります。ワクチンを接種してからその効果がでるまで数週間かかりますので、早めにすませましょう。特に小児、高齢者、呼吸器・心臓・腎臓などに持病をお持ちの方は積極的に受けてください。

2013年10月17日