流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2013年5月第3週

 インフルエンザはまだ横ばいですが、これは一部地域でまだ小流行が残っているためで、全体としてはほぼ終息しています。気管支喘息がやや増加しています。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)、溶連菌感染症は横ばいです。のどの痛みを伴うかぜが増えていますが、咽頭結膜熱やヘルパンギーナ、手足口病などの、いわゆる夏かぜはまだ増えていません。風疹の報告は今回もありませんでした。
 花粉症(鼻炎、結膜炎)は横ばいです。まだ日によってヒノキ花粉が多い日があるようです。
 皮膚科では水痘(みずぼうそう)や伝染性紅斑の報告がありますが、多くはありません。紫外線による皮膚トラブルが増えています。これからの時季、紫外線対策も忘れずに行いましょう。
 5月は幼稚園、小中学校で内科、眼科、耳鼻科、歯科の検診が行われます。学校から検診結果の連絡があれば早めに専門医を受診しましょう。

2013年5月15日

2013年4月第4週

 インフルエンザは、ほぼ終息といってよい状況となってきました。小流行がみられる学校が一部に見受けられます。インフルエンザBが大部分ですが、わずかにインフルエンザAもみられています。
 気管支喘息、花粉症が原因となる鼻炎や結膜炎などのアレルギー疾患は、横ばいかやや減少しつつあるようです。
 小児では、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、溶連菌感染症などがみられます。
 感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は、多くありませんが、小児でロタウイルスを思わせるような白色の水様下痢で点滴を要するような症状が強めの方もあるようです。
 風疹の報告は今回はみられませんでした。都市部で風疹が例年にくらべて多発しています。妊娠初期の方が風疹にかかると赤ちゃんに影響がでるおそれがあります。風疹は、予防接種をうけて予防できる病気ですので、予防接種を希望される方はお近くの医療機関にご相談されてください。

2013年4月24日

2013年4月第3週

 インフルエンザはさらに減少してきましたが、A型、B型ともにまだ少数みられます。成人では気管支ぜんそくも減少しています。
 小児では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は減少してきましたが、溶連菌感染症は横ばいです。百日咳がわずかですが報告されています。
 皮膚科では、水痘(みずぼうそう)の報告が少し増えてきています。その他、特別な皮膚疾患はありません。流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
 花粉症は、結膜炎が先週と同程度で、鼻炎は先週に引き続き減少傾向ですが、まだ多く見られています。ヒノキ花粉が主に飛んでいます。
 新学年や新生活が始まり、ストレスの多い時期です。さらに寒暖差の大きい日が続いていますので、体調を崩さないように気をつけてお過ごしください。

 

2013年4月18日

2013年4月第2週

 成人では、気管支喘息や感染性胃腸炎(おう吐下痢症)は変わらず横ばい状態です。春休みに入った為、小児では、溶連菌感染症など感染症全般は減少しています。咽頭結膜熱の報告がありました。インフルエンザは、成人、小児ともに、減少しています。
 皮膚科では、水痘(みすぼうそう)、伝染性紅斑等が複数報告されております。その他、特別な皮膚疾患はありません。
 流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。花粉症(結膜炎)は引き続き減少しており、花粉症(鼻炎)もまだ多いですが減少傾向にあります。スギ花粉の時期は過ぎ、ヒノキ花粉が4月下旬頃まで続きます。花粉症は人によって原因となる花粉の種類や症状、重症度に差があります。症状が改善しない方は、自分に合った治療を病院でご相談下さい。

2013年4月10日

2013年4月第1週

 インフルエンザは減少しています。感染性胃腸炎(おう吐下痢症)、気管支ぜんそくは横ばいです。
 小児では、水痘(みずぼうそう)がやや増加しています。流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、溶連菌感染症など他の疾患は横ばいです。ヘルパンギーナ、手足口病などの夏かぜの報告はありません。
 皮膚科では、特に流行している皮膚感染症、皮膚疾患はありません。
 流行性結膜炎(はやり目)の報告はありません。
 花粉症は先週に比べて減少しています。遠足などの戸外活動のあとに鼻炎、結膜炎だけでなく、花粉によって顔などの露出部に皮膚炎を起こす方もいらっしゃいます。現在、スギ花粉に変わりヒノキ花粉が多く飛んでいます。ヒノキ花粉は4月下旬頃まで飛びますので、引き続き花粉情報をチェックし、花粉症対策を続けましょう。 

2013年4月3日

2013年3月第5週

 インフルエンザはさらに減少してきました。B型が優位です。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)、喘息は横ばいです。
 小児では水痘(みすぼうそう)がみられています。
 花粉による鼻炎、結膜炎は横ばいで非常に多い状態が続いています。皮膚科でも顔、特に目のまわりの痒みや腫れを訴えて受診される方が多くみられます。花粉情報をこまめにチェックし、マスクやめがねで予防し、帰宅後に服の表面を掃うなど花粉を家に持ち込まないように気をつけましょう。
 流行性結膜炎(はやり目)は見られません。
 寒暖の差が大きく、体調を崩しやすい時期ですので、気を付けてお過ごしください。

2013年3月28日

2013年3月第4週

 成人、小児ともにインフルエンザは減少してきました。A、B両型見られますが、B型の割合が多くなっています。小児では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が少し増えており、原因としては症状の強いロタウイルスが報告されています。脱水を起こさないように注意しましょう。
 その他の感染症では、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)や、水痘(水ぼうそう)、溶連菌感染症、RSウイルス感染症などが引き続き見られますが多くはありません。
 スギ花粉症がピークと思われます。黄砂など花粉以外の影響もあるのか、例年に比べ症状の強い方が多く、今年初めて症状の出た方や幼児の患者さんも増えています。花粉の飛散はまだ一カ月程度は続くと思われますので、治療を続けてください。
 温度の急激な変化や疲れは自律神経のバランスを崩し、種々の病気を引き起こす原因になります。バランスの良い食事と十分な睡眠をとり、体調に気をつけるようにしましょう。

2013年3月21日

2013年3月第3週

 成人のインフルエンザは減少しています。成人の流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の報告がありました。
 小児ではインフルエンザは先週に引き続き、やや減少しましたが、未だに高い水準です。B型の割合が増加しています。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が増加しています。他の疾患は先週と同程度です。
 今週は特に流行している皮膚感染症はありませんでした。
 花粉症が激増しています。前週からさらに倍増しました。スギ花粉が非常に多く飛んでいます。花粉症(結膜炎)も、先週と比較して、倍増しています。流行性結膜炎は、流行っていません。
 インフルエンザは減少傾向ですが、気を緩めず、帰宅時にはうがい・手洗いを励行しましょう。スギ花粉の飛散も増加しています、外出時にはマスク・保護メガネなどでしっかり対策して出かけましょう。

2013年3月13日

2013年3月第2週

 インフルエンザが成人、小児ともに、やや減少してきています。
 成人では感染性胃腸炎(おう吐下痢症)も引き続き減少傾向にはありますが、小児ではやや増加しています。また、小児では、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)も、やや増加しています。
 皮膚科では、手足口病と、不明発疹症の報告がありました。
 流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
 先週末からスギ花粉が非常に多く飛んでおり、花粉症(鼻炎、結膜炎)が倍増しております。しばらくスギ花粉の本格的な飛散が続くと思われます。花粉情報に留意し、花粉症の方は、外出時にはマスク、保護メガネの着用をお勧めします。帰宅時には洋服に付着した花粉をよく払い落し、手洗い、洗顔、うがいなど花粉症対策も行ってください。

2013年3月6日

2013年2月第5週

 インフルエンザは先週に比べ減少し、ピークは越えたように思えますが、まだ高い水準での報告が続いています。引き続きインフルエンザ情報に注意し、手洗い、マスク、うがい等で予防を心がけましょう。A、B両型がみられますが、A型の方が多いようです。家族内感染もよく見られます。
 気管支喘息や感染性胃腸炎(おう吐下痢症)は横ばいです。
 小児での水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、溶連菌感染症など他の疾患も横ばいです。
 特に流行している皮膚疾患はありません。
 スギ花粉が多く飛び始めたようです。花粉症は鼻炎、結膜炎ともに増加しています。今後スギ、ヒノキ花粉が長期間飛ぶと思われます。毎年花粉症でお悩みの方は、少しでも症状が出はじめたら、マスク、ゴーグルなどで防御しましょう。治療法については、かかりつけの医療機関で相談してください。

2013年2月27日