流行中の病気情報一覧週間疾患情報

 インフルエンザは減少していますが、若干の報告はあります。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばい、溶連菌感染症がやや増えています。ヘルパンギーナ、手足口病が少数ですが報告されるようになりました。
 花粉症(鼻炎、結膜炎)は横ばいです。流行性結膜炎(はやり目)はみられていません。皮膚科では、毛虫や蚊、ダニなど虫による被害が増えています。
 成人男性で風疹の報告がありました。予防接種を希望される方はお近くの医療機関にご相談してください。
 小・中学校では、プールが始まる季節となりました。のどのはれや目の充血がある場合には、早めに検査を受けましょう。
 梅雨に入り、湿度の高い日が続きますので、カビの発生や食中毒に注意しましょう。

2013年6月12日

2013年6月第2週

 インフルエンザは少数見られますが、ほぼ終わりに近いようです。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は引き続き見られます。ウイルス性が多いのですが、季節的に細菌性食中毒の多くなる時期ですので、高熱や血便、強い腹痛などに注意しましょう。
 その他小児では、水痘(みずぼうそう)や流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、溶連菌感染症、アデノウイルス感染症、手足口病なども見られます。
 梅雨に入り気温と湿度が高くなり、あせもやとびひが見られるようになってきました。また毛虫などの虫さされや紫外線による皮膚のトラブルも増えています。
 天候の不順なこの時期は気管支ぜんそくの発作がおこりやすくなります。ひどくならないように、早めに治療を受けてください。

2013年6月5日

2013年5月第5週

 成人では、インフルエンザは減少していますが、まだ報告はあります。気管支ぜんそくは横ばいの状態です。
 小児では、感染性胃腸炎(おう吐下痢症)がやや増加していますが、インフルエンザ、溶連菌感染症、咽頭結膜熱(プール熱)は横ばいの状態です。百日咳の報告がありました。
 風疹の報告は今回もありませんでした。
 特に流行している皮膚感染症はありませんでしたが、手足口病の報告がありました。
 花粉症は、鼻炎は減っていますが、結膜炎は少し増加しています。  
 流行性結膜炎(はやり目)ははやっていません。
 日中暑い日が増えておりますが、体は暑さに慣れていないため、熱中症を起こしやすい時期です。こまめな水分摂取を行い、熱中症や脱水症に気をつけましょう。

2013年5月29日

2013年5月第4週

成人では、気管支喘息や感染性胃腸炎(おう吐下痢症)は、変わらず横ばい状態です。成人でも、少数ですが、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の報告がありました。
 小児では、水痘(みずぼうそう)が増加し、感染性胃腸炎、流行性耳下腺炎もやや増加しています。
 インフルエンザは成人、小児ともに減少しています。風疹の報告は今回もありませんでした。
 特に流行している皮膚感染症は、ありません。紫外線皮膚炎や、虫刺されは、増えてきています。
 花粉症は、鼻炎、結膜炎ともに、減少傾向です。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
 日中の気温が高くなり、夏日も珍しくなくなってきました。外出の際は、紫外線対策や虫よけ対策を行いましょう。また、こまめな水分摂取を行い、脱水症にも気をつけましょう。

2013年5月22日

2013年5月第3週

 インフルエンザはまだ横ばいですが、これは一部地域でまだ小流行が残っているためで、全体としてはほぼ終息しています。気管支喘息がやや増加しています。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)、溶連菌感染症は横ばいです。のどの痛みを伴うかぜが増えていますが、咽頭結膜熱やヘルパンギーナ、手足口病などの、いわゆる夏かぜはまだ増えていません。風疹の報告は今回もありませんでした。
 花粉症(鼻炎、結膜炎)は横ばいです。まだ日によってヒノキ花粉が多い日があるようです。
 皮膚科では水痘(みずぼうそう)や伝染性紅斑の報告がありますが、多くはありません。紫外線による皮膚トラブルが増えています。これからの時季、紫外線対策も忘れずに行いましょう。
 5月は幼稚園、小中学校で内科、眼科、耳鼻科、歯科の検診が行われます。学校から検診結果の連絡があれば早めに専門医を受診しましょう。

2013年5月15日

2013年4月第4週

 インフルエンザは、ほぼ終息といってよい状況となってきました。小流行がみられる学校が一部に見受けられます。インフルエンザBが大部分ですが、わずかにインフルエンザAもみられています。
 気管支喘息、花粉症が原因となる鼻炎や結膜炎などのアレルギー疾患は、横ばいかやや減少しつつあるようです。
 小児では、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、溶連菌感染症などがみられます。
 感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は、多くありませんが、小児でロタウイルスを思わせるような白色の水様下痢で点滴を要するような症状が強めの方もあるようです。
 風疹の報告は今回はみられませんでした。都市部で風疹が例年にくらべて多発しています。妊娠初期の方が風疹にかかると赤ちゃんに影響がでるおそれがあります。風疹は、予防接種をうけて予防できる病気ですので、予防接種を希望される方はお近くの医療機関にご相談されてください。

2013年4月24日

2013年4月第3週

 インフルエンザはさらに減少してきましたが、A型、B型ともにまだ少数みられます。成人では気管支ぜんそくも減少しています。
 小児では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は減少してきましたが、溶連菌感染症は横ばいです。百日咳がわずかですが報告されています。
 皮膚科では、水痘(みずぼうそう)の報告が少し増えてきています。その他、特別な皮膚疾患はありません。流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
 花粉症は、結膜炎が先週と同程度で、鼻炎は先週に引き続き減少傾向ですが、まだ多く見られています。ヒノキ花粉が主に飛んでいます。
 新学年や新生活が始まり、ストレスの多い時期です。さらに寒暖差の大きい日が続いていますので、体調を崩さないように気をつけてお過ごしください。

 

2013年4月18日

2013年4月第2週

 成人では、気管支喘息や感染性胃腸炎(おう吐下痢症)は変わらず横ばい状態です。春休みに入った為、小児では、溶連菌感染症など感染症全般は減少しています。咽頭結膜熱の報告がありました。インフルエンザは、成人、小児ともに、減少しています。
 皮膚科では、水痘(みすぼうそう)、伝染性紅斑等が複数報告されております。その他、特別な皮膚疾患はありません。
 流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。花粉症(結膜炎)は引き続き減少しており、花粉症(鼻炎)もまだ多いですが減少傾向にあります。スギ花粉の時期は過ぎ、ヒノキ花粉が4月下旬頃まで続きます。花粉症は人によって原因となる花粉の種類や症状、重症度に差があります。症状が改善しない方は、自分に合った治療を病院でご相談下さい。

2013年4月10日

2013年4月第1週

 インフルエンザは減少しています。感染性胃腸炎(おう吐下痢症)、気管支ぜんそくは横ばいです。
 小児では、水痘(みずぼうそう)がやや増加しています。流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、溶連菌感染症など他の疾患は横ばいです。ヘルパンギーナ、手足口病などの夏かぜの報告はありません。
 皮膚科では、特に流行している皮膚感染症、皮膚疾患はありません。
 流行性結膜炎(はやり目)の報告はありません。
 花粉症は先週に比べて減少しています。遠足などの戸外活動のあとに鼻炎、結膜炎だけでなく、花粉によって顔などの露出部に皮膚炎を起こす方もいらっしゃいます。現在、スギ花粉に変わりヒノキ花粉が多く飛んでいます。ヒノキ花粉は4月下旬頃まで飛びますので、引き続き花粉情報をチェックし、花粉症対策を続けましょう。 

2013年4月3日

2013年3月第5週

 インフルエンザはさらに減少してきました。B型が優位です。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)、喘息は横ばいです。
 小児では水痘(みすぼうそう)がみられています。
 花粉による鼻炎、結膜炎は横ばいで非常に多い状態が続いています。皮膚科でも顔、特に目のまわりの痒みや腫れを訴えて受診される方が多くみられます。花粉情報をこまめにチェックし、マスクやめがねで予防し、帰宅後に服の表面を掃うなど花粉を家に持ち込まないように気をつけましょう。
 流行性結膜炎(はやり目)は見られません。
 寒暖の差が大きく、体調を崩しやすい時期ですので、気を付けてお過ごしください。

2013年3月28日