流行中の病気情報一覧週間疾患情報
2013年3月第4週
成人、小児ともにインフルエンザは減少してきました。A、B両型見られますが、B型の割合が多くなっています。小児では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が少し増えており、原因としては症状の強いロタウイルスが報告されています。脱水を起こさないように注意しましょう。
その他の感染症では、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)や、水痘(水ぼうそう)、溶連菌感染症、RSウイルス感染症などが引き続き見られますが多くはありません。
スギ花粉症がピークと思われます。黄砂など花粉以外の影響もあるのか、例年に比べ症状の強い方が多く、今年初めて症状の出た方や幼児の患者さんも増えています。花粉の飛散はまだ一カ月程度は続くと思われますので、治療を続けてください。
温度の急激な変化や疲れは自律神経のバランスを崩し、種々の病気を引き起こす原因になります。バランスの良い食事と十分な睡眠をとり、体調に気をつけるようにしましょう。
2013年3月第3週
成人のインフルエンザは減少しています。成人の流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の報告がありました。
小児ではインフルエンザは先週に引き続き、やや減少しましたが、未だに高い水準です。B型の割合が増加しています。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が増加しています。他の疾患は先週と同程度です。
今週は特に流行している皮膚感染症はありませんでした。
花粉症が激増しています。前週からさらに倍増しました。スギ花粉が非常に多く飛んでいます。花粉症(結膜炎)も、先週と比較して、倍増しています。流行性結膜炎は、流行っていません。
インフルエンザは減少傾向ですが、気を緩めず、帰宅時にはうがい・手洗いを励行しましょう。スギ花粉の飛散も増加しています、外出時にはマスク・保護メガネなどでしっかり対策して出かけましょう。
2013年3月第2週
インフルエンザが成人、小児ともに、やや減少してきています。
成人では感染性胃腸炎(おう吐下痢症)も引き続き減少傾向にはありますが、小児ではやや増加しています。また、小児では、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)も、やや増加しています。
皮膚科では、手足口病と、不明発疹症の報告がありました。
流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
先週末からスギ花粉が非常に多く飛んでおり、花粉症(鼻炎、結膜炎)が倍増しております。しばらくスギ花粉の本格的な飛散が続くと思われます。花粉情報に留意し、花粉症の方は、外出時にはマスク、保護メガネの着用をお勧めします。帰宅時には洋服に付着した花粉をよく払い落し、手洗い、洗顔、うがいなど花粉症対策も行ってください。
2013年2月第5週
インフルエンザは先週に比べ減少し、ピークは越えたように思えますが、まだ高い水準での報告が続いています。引き続きインフルエンザ情報に注意し、手洗い、マスク、うがい等で予防を心がけましょう。A、B両型がみられますが、A型の方が多いようです。家族内感染もよく見られます。
気管支喘息や感染性胃腸炎(おう吐下痢症)は横ばいです。
小児での水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、溶連菌感染症など他の疾患も横ばいです。
特に流行している皮膚疾患はありません。
スギ花粉が多く飛び始めたようです。花粉症は鼻炎、結膜炎ともに増加しています。今後スギ、ヒノキ花粉が長期間飛ぶと思われます。毎年花粉症でお悩みの方は、少しでも症状が出はじめたら、マスク、ゴーグルなどで防御しましょう。治療法については、かかりつけの医療機関で相談してください。
2013年2月第4週
インフルエンザは先週と比べて同程度か、わずかに減少傾向ですが、多い状態が続いています。ほとんどはA型ですが、B型もあるようです。
成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は若干減少傾向ですが、小児では微増しています。
小児では水痘(みずぼうそう)、溶連菌感染症は減少傾向です。
特に流行っている皮膚感染症はありません。
少量ですがスギ花粉がとんでおり、鼻炎症状を訴える方が増加し始めました。結膜炎の症状は同程度です。
インフルエンザは横ばいか減少傾向ですが、気温の変化も大きく、これから花粉の飛散も増加すると予想されますので、引き続き、外出時のマスクの着用、帰宅時の手洗い・うがいを心がけるようにしましょう。
2013年2月第3週
インフルエンザの報告数は、先週に比べて今週はさらに増加しています。小児から成人まですべての年齢で患者さんが増えてきています。職場や学校からインフルエンザをもちかえり家族内で感染をひろげることも頻繁にみられています。インフルエンザと診断された方は、他の人に感染させないようにマスクをしたり、外出をひかえたりしてほしいと思います。今シーズンは、A型とB型の両方のインフルエンザが同時に流行しています。現在のところ、A型が多くみられています。インフルエンザの流行はもう少し続きそうです。
花粉症は鼻炎、結膜炎ともに増加してきました。先週頃からスギ花粉が飛散しはじめたようです。
感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は、減少してきました。小児では、水痘(みずぼうそう)、溶連菌感染症が少しみられています。
2013年2月第2週
インフルエンザの本格的な流行時期を迎えました。小児だけでなく成人の患者も急激に増えており、愛媛県全体での患者報告数は、定点当たり40.5人と警報の基準(30人)を大幅に超えました。簡易検査ではA型が8割ほど占めているようです。
成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は増加傾向ですので、まだまだ注意が必要です。
小児では水痘(みずぼうそう)、溶連菌感染症は先週と同程度です。
乾燥による皮膚疾患が増えてきていますが、特に流行っている皮膚感染症はありません。
花粉症による鼻炎、結膜炎は先週と比べ増加しています。
インフルエンザの急増により、土日祝日の急患医療センター、休日診療所は大変混雑しています。発熱後すぐにはインフルエンザ検査が陽性に出ないことが多いので、発熱以外にひどい症状がなければ、体を冷やし、水分を十分に取るなどして、翌朝にかかりつけ医の診察を受けるようにして下さい。うがい、手洗とともに、必要に応じてマスク着用も心掛けて下さい。
2013年1月第5週
成人・小児ともに、インフルエンザが増加しています。ほとんどA型ですが、B型も報告されています。抗ウイルス薬により、早く良くなるようになりましたが、体内にウイルスが残っていると感染力は持続しています。ウイルスの蔓延を防ぐため、乳幼児ではインフルエンザ発症後5日かつ解熱後3日間は、外出を控えましょう。
成人の感染性胃腸炎(おう吐下痢症)は減少しています。
小児は、溶連菌感染症は増加していますが、感染性胃腸炎(おう吐下痢症)、水痘(みずぼうそう)、異型肺炎、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は減少してきています。流行している特別な皮膚疾患はありません。
花粉症は、少ない状態ですが、ハンノキ花粉症の報告がありました。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
インフルエンザの流行が見られます。適度な温度と湿度、外出後の手洗いとうがいの励行、栄養や休養を心掛けましょう。
2013年1月第4週
インフルエンザが成人、小児ともに増加しています。今後もインフルエンザの流行情報にご注意ください。人ごみを避け、手洗い、うがい、マスク着用で予防しましょう。感染性胃腸炎(おう吐下痢症)は引き続き減少傾向にはありますが、まだ多くみられます。
小児では、水痘(みずぼうそう)、溶連菌感染症、異型肺炎、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)など他の疾患は横ばいです。
流行している皮膚感染症、皮膚疾患はありません。
花粉症は横ばいで、少ない状態が続いています。今年のスギ花粉の飛散開始は2月中旬と予想されています。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
昨年4月に学校保健安全法施行規則の一部が改正され、インフルエンザ等の出席停止期間の基準が変わりました。インフルエンザにかかったときには必ず学校や医師の指示に従って自宅療養をしてください。
2013年1月第3週
成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は、若干減少傾向にあり、インフルエンザや異型肺炎が、わずかに報告されています。
小児では、インフルエンザA型、B型、共に報告がありました。感染性胃腸炎は更に減少傾向となりましたが、まだ報告数は多数です。水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、溶連菌感染症など他の疾患は同程度です。
冬の乾燥性の皮膚疾患が続いています。花粉症は前週より減少し、少ない状態が続いています。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
インフルエンザの報告が増えてきました。新学期が始まり更に増加していくことが予想されますので、予防のために、室内の適度な加湿を心がけ、十分な睡眠をとり、手洗い、うがいを励行しましょう。