流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2018年7月第1週

内科では、溶連菌感染症の報告が若干あります。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。その他、流行している疾患はありません。
小児科では、感染性胃腸炎、溶連菌感染症に加えて手足口病やヘルパンギーナ、咽頭結膜熱(プール熱)が少しずつ報告されています。また、喘息発作も見られます。
眼科では、アレルギー性結膜炎は先週と同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
鼻咽喉科疾患では、アレルギー性鼻炎の報告は先週と比べて減少してきました。ヘルパンギーナが少しみられます。
皮膚科では、流行っている皮膚疾患はありません。伝染性膿痂疹(とびひ)が増えてきました。

 

2018年7月4日

2018年6月第5週

成人では溶連菌感染症の報告が若干あります。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は少し増加しています。喘息発作は減少しています。
小児では感染性胃腸炎や溶連菌感染症が減少し、手足口病や咽頭結膜熱(プール熱)といった夏かぜがみられるようになりました。
アレルギー性鼻炎は先週と比べて変わりありません。
アレルギー性結膜炎は先週に比べ減少しています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
皮膚の病気では水痘(みずぼうそう)や溶連菌感染症で受診される方がみられます。虫刺されとマダニ刺咬症は先週と同様多くみられます。
梅雨時には気温も湿度も高くなり、細菌による食中毒が増える時期です。食中毒の予防は「細菌をつけない」、「細菌を増やさない」、「細菌をやっつける」が原則といわれます。丁寧に手を洗い、まな板や包丁などの調理器具は清潔にし、食材は必要に応じて冷蔵庫保存、調理の際は十分に加熱するなどの対策で食中毒を予防しましょう。

2018年6月27日

2018年6月第4週

幼児から小学生を中心に感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や溶連菌感染症が流行っています。内科や皮膚科でも溶連菌感染症で受診される方がみられます。
また、ヘルパンギーナや手足口病といった夏場に流行る疾患がみられるようになってきました。水痘(みずぼうそう)や流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は、多くはありませんが、先週と同程度に報告があります。喘息も先週と同程度です。梅雨の時期は喘息発作の好発時期ですので注意が必要です。
皮膚科では虫刺されやマダニ刺咬症が多く報告されています。
小児科でも虫刺されで受診される方が増えてきました。また、蒸し暑くなってきましたので汗疹(あせも)の受診も増えてきています。
アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎は先週と同程度にみられています。
この季節は気温の変化が激しく、体調を崩す方が増えてきます。また、体はまだ夏の暑さに慣れてないため、熱中症にも注意が必要です。生活のリズムを整え、休息をしっかりとって、体調管理に気を付けましょう。

2018年6月20日

2018年6月第3週

成人では、溶連菌感染症の報告が若干あります。喘息発作の報告もわずかで、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告が少し増加しています。
小児では、幼児から小学校低学年にかけて、感染性胃腸炎や溶連菌感染症が流行っています。喘息発作も低年齢層でみられます。
特に流行っている皮膚疾患はありません。先週に引き続き、虫刺されや毛虫皮膚炎、マダニ刺咬症がみられます。
アレルギー性鼻炎の報告が、かなり減少してきました。
アレルギー性結膜炎は、先週に比べ少し増加しています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
梅雨になり蒸し暑い日も増えてきました。脱水・熱中症にならないように十分に水分を取り換気にも気を付けましょう。また、気温の変動も大きく、体調を崩しやすい季節ですので、休養を十分に取るように心がけましょう。

2018年6月13日

2018年6月第2週

成人では、インフルエンザA型の報告がほんのわずかにありました。溶連菌感染症の報告が若干あります。喘息発作の報告もわずかで、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告は多少あります。
小児では、感染性胃腸炎と溶連菌感染症が流行っています。気管支喘息も幼児を中心にみられます。その他、高熱を主症状としたウイルス性の風邪も多くみられます。
特に流行っている皮膚疾患はありません。マダニ刺症がみられ、毛虫皮膚炎や虫刺症も多く受診されます。
アレルギー性鼻炎の報告は横ばいです。アレルギー性結膜炎は先週に比べ増加しています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
気温や湿気の高い梅雨の時期は細菌が増殖しやすくなりますので、しっかりと手洗い除菌をして、食品はよく加熱して食中毒に気をつけましょう。

 

2018年6月6日

2018年5月第5週

成人では、インフルエンザの報告はほとんどありません。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告が多少ある程度です。溶連菌感染症の報告が若干ありました。
小児では、感染性胃腸炎が先週に引き続き流行っています。溶連菌感染症や気管支喘息も幼児から小学生を中心に見られます。インフルエンザも完全には終息していません。
アレルギー性結膜炎は先週と同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
アレルギー性鼻炎の報告は横ばいですが、イネ科花粉の患者さんが少し増えているようです。
特に流行している皮膚疾患はありません。マダニ刺症が増えています。疑われたら自分で取らず、皮膚科を受診されるようにお願いします。

2018年5月30日

2018年5月第4週

成人ではインフルエンザの報告はほとんどなくなりました。喘息発作の報告もわずかで、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告は横ばいです。
その一方で、小児では感染性胃腸炎は増加中、溶連菌感染症や気管支喘息も目立ちます。インフルエンザもわずかですが報告されています。引き続き注意が必要です。
アレルギー性鼻炎の報告は横ばいです。
アレルギー性結膜炎は、先週に比べ減少しています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
特に流行っている皮膚疾患はありませんが、気温の上昇とともに、虫刺され、汗疹(あせも)など、夏の皮膚病が増えてきています。引っかいた傷から伝染性膿痂疹(とびひ)になることもあるので、ひどくなるようなら早めに医療機関を受診しましょう。
また、マダニによる被害も増えています。庭や畑の手入れ、山歩きの時などは体温調節に注意しながら長袖長ズボンで肌の露出を少なくし、虫よけスプレーなどで身を守りましょう。

2018年5月23日

2018年5月第3週

成人小児ともにインフルエンザは少数で散発的です。また感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)も引き続きみられ、小児ではやや増加しています。その他、小児では水痘(みずぼうそう)が少しみられます。
朝晩と日中の温度差のためか、気管支ぜんそくの発作を起こす人が増えています。ひどくなる前に治療を受けてください。
スギやヒノキの花粉症はほぼ終息してきました。
気候が良く屋外で活動する機会が増えており、虫刺されや紫外線による皮膚トラブルが見られます。くもりでも紫外線は思ったより強いので、日焼けに対する予防を行ってください。
沖縄や愛知を中心にはしかが増加しています。はしかの予防は何といっても予防接種を2回受けることです。子供では1歳と小学校入学の前の年に2回予防接種を受けますが、20代後半以上の人は1回しか受けていません。流行地(沖縄や愛知など国内だけでなく、東南アジアやヨーロッパの一部でも)に行く場合は2回目の予防接種を受けるようにしましょう。

2018年5月16日

2018年5月第1週

成人ではインフルエンザ、溶連菌感染症の報告がわずかにありました。喘息発作の報告は先週に比べ減少しています。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。
小児では感染性胃腸炎は増加、インフルエンザはA型、B型ともわずかにみられます。天候や生活の変化に伴って、気管支喘息の発作をきたす幼稚園児や小学生が目立ちます。
特に流行っている皮膚疾患はありません。虫刺されで受診する患者さんが増えてきました。毛虫皮膚炎もみられるようになりました。
アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎とも先週に比べて減少しています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
日中は暖かくなりましたが、朝晩はまだまだ寒い日が続いています。体調管理には十分お気をつけ下さい。

2018年5月2日

2018年4月第4週

成人では、インフルエンザの報告は殆どありません。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。溶連菌感染症の報告が僅かにありました。喘息発作の報告も減少しています。
小児では、インフルエンザの報告は殆どみられなくなり、感染性胃腸炎が重症度と総数ともに増加してきました。
虫刺されで受診する人が増えてきました。
アレルギー性鼻炎の報告は先週に比べ更に減り、アレルギー性結膜炎も先週に比べ減少しましたが、多い状態です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
日々の気温差が激しく、朝晩の寒暖差もあり、体調を崩しやすい時期です。また、新生活が始まり、疲れが出やすい時期でもありますので、ゆっくりと休息を取り、体調管理に気を付けましょう。

2018年4月25日