流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2018年4月第3週

成人では、インフルエンザの報告はさらに減少しています。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)も減少してきました。溶連菌感染症の報告が僅かにありました。
小児では、インフルエンザはほぼ終息しています。その他の感染症も軽症の感染性胃腸炎が見られる程度です。
流行している皮膚疾患はなく、アレルギー性結膜炎は増加し、アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
アレルギー性鼻炎の報告は先週に比べ少し減りました。ただ、スギ花粉は減少していますが、ヒノキ花粉が増えています。また、スギ・ヒノキ飛散期には黄砂も多く飛んできますので外出の際は注意が必要です。

2018年4月18日

2018年4月第2週

成人ではインフルエンザA型・B型は同じ程度の報告がありますが、インフルエンザの報告自体は減少しています。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。溶連菌感染症の報告が若干ありました。
小児でもインフルエンザの報告は減少し、B型がわずかにみられる程度です。感染性胃腸炎は増加傾向です。ヒトメタニューモウイルス感染症など高熱のウイルス性感染症もあるようです。
アレルギー性結膜炎は同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。特に流行っている皮膚疾患はありませんが、虫刺されで受診する人が散見されます。
アレルギー性鼻炎の報告がさらに増えました。花粉情報などを参考に風の強い日は外出を控えたりマスクやゴーグルなどを活用するなど、引き続き花粉対策を心がけましょう。

2018年4月11日

2018年4月第1週

今週に入って、インフルエンザは激減しほぼ終息状態です。それに代わって、小児では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)がやや増加してきています。溶連菌感染症やアデノウイルス感染症も散見されるようになってきました。また、喘息発作もちらほらみられます。
アレルギー性鼻炎はまだまだ報告が多い状況が続いています。アレルギー性結膜炎は減少してきています。
また、特に流行している皮膚疾患はありません。
このところ晴天がつづき、桜も満開を迎え、1年のうちでもっとも過ごしやすい時期になっています。特に流行っているものもありませんが、新年度・新学年に備えて体調管理を万全に、良いスタートを切りましょう。

2018年4月4日

2018年3月第5週

インフルエンザの報告は徐々に減少しており、成人ではB型は半減しています。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は若干増加しています。
小児でもインフルエンザB型はかなり減少していますが、A型もまだ見られています。感染性胃腸炎は幼児から小学校低学年で増加傾向にあり、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎も目立つようになってきました。
特に流行っている皮膚疾患はなく、アレルギー性鼻炎(スギ花粉症)の報告が多い状況が続いています。
アレルギー性結膜炎は減少してはいるもののまだまだ流行が続いています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)の報告はあまりありません。
桜が開花しましたが、これからも天候が不順で朝夕が冷え込むこともありそうなので、健康管理にはお気を付けください。

2018年3月28日

2018年3月第4週

成人では、インフルエンザの報告は先週と比較して半減しており、8割以上はB型です。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)も減少しています。溶連菌感染症が僅かにありました。
小児では、インフルエンザA型は溶連菌感染症や気管支喘息と同じ程度まで減少しています。インフルエンザB型もピークは過ぎたようです。感染性胃腸炎が流行している地区があるようです。
特に流行っている皮膚疾患はありませんが、花粉で顔の肌が荒れる人が多くなりました。
アレルギー性鼻炎が多く、アレルギー性結膜炎も増加しています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
スギ花粉の飛散量がピークを迎え、引き続きヒノキの飛散も始まります。雨上がりや暖かく風の強い日は花粉の量が増え、市街地では午後3時頃から9時頃に落ちてくると言われています。外出時はマスクの着用や帰宅時には服に付着した花粉を掃うなど対策を行い、症状のある方は、早めに専門医を受診しましょう。

2018年3月22日

2018年3月第3週

成人では、気管支喘息、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。インフルエンザの報告は若干減少していますが、8割近くはB型です。
小児では、インフルエンザA型はほぼ終息しB型も漸減しています。春一番も吹き、気管支喘息やアレルギー性鼻炎(スギ花粉)の子供も見られるようになりました。
アレルギー性結膜炎は増加し、アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
また、特に流行している皮膚疾患はありません。
アレルギー性鼻炎(スギ花粉)の報告が更に増えました。舌下免疫療法が少しずつ普及し、一定の効果が得られています。症状が酷い方はアレルギー性鼻炎の対策を医療機関にご相談ください。

2018年3月14日

2018年3月第2週

成人ではインフルエンザの報告は若干減少しています。そのうちの7割近くはB型です。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。溶連菌感染症の報告が多少ありました。
小児でもインフルエンザA型はほとんどなくB型も減少してきましたが、罹患年齢が下がっているようです。溶連菌感染症、ヒトメタニューモウイルス感染症も引き続き見られます。
特に流行っている皮膚疾患はありません。
花粉症のシーズンとなり、耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎(スギ花粉)の報告が一気に増えました。
眼科ではアレルギー性結膜炎が増加しています。
飛散状況を確認し、外出時にはサングラスやマスク、帽子などで花粉に接触しないように工夫し、花粉を落としやすい服装などを心がけ、帰宅したら玄関に入る前に花粉を払い、うがいや洗顔などで症状悪化を予防しましょう。花粉症は症状が出る前からお薬を始めることでシーズン中の症状を和らげる方法もあります。かかりつけ医にご相談ください。

2018年3月7日

2018年2月第5週

成人、小児ともにインフルエンザはやや減少してきましたが、依然として流行しています。殆どB型ですが、一部にA型も見られ、両方にかかる人も少なくありません。
子供さんが高熱を出すと心配と思いますが、インフルエンザの検査で陽性になるのには時間がかかります。今の時期、松山市急患医療センターや松山市医師会休日診療所はインフルエンザの検査を希望される人で大変混雑しており、待ち時間も長く、そこで他の病気をもらうこともあります。熱が出てから48時間以内ならインフルエンザの薬が効きますので、水分が摂れてグッタリしてなければ翌日まで待ってかかりつけ医で診てもらうことをお勧めします。
その他、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や溶連菌感染症が引き続き見られ、乳幼児ではRSウイルス感染症やヒトメタニューモウイルス感染症も少し見られます。
スギの花粉症が本番を迎えました。鼻炎や結膜炎の症状がひどくなる前に治療を受けてください。

2018年2月28日

2018年2月第4週

成人では、引き続きインフルエンザの報告が多く見られます。インフルエンザB型の報告が増加していますが、A型は多少減少しています。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。わずかに溶連菌感染症の報告がありました。
小児でも、インフルエンザ総数は増加しており、流行がA型からB型へと移行しているようです。溶連菌感染症、ヒトメタニューモウイルス感染症も見られます。
皮膚科では、特に流行っている皮膚疾患はありません。
耳鼻咽喉科では、アレルギー性鼻炎(スギ花粉症)の報告が増えてきました。インフルエンザ以外の感染性疾患は報告されていません。
眼科では、アレルギー性結膜炎は増加しています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
インフルエンザの流行は警報レベルで継続しています。感染予防、感染拡大予防のためのマスク着用や外出後の手洗いを心掛け、発熱、咳、全身の倦怠感などの症状があれば医療機関を受診しましょう。

2018年2月21日

2018年2月第3週

成人では、先週と同様にインフルエンザの報告が多くみられます。A型は多少減少していますがB型の報告は増加しています。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は若干減少しています。溶連菌感染症の報告も多少ありました。
小児でも、インフルエンザが幼児から小学生を中心に流行っており、A型が減少、B型が増加しています。総数は横ばいです。溶連菌感染症も散見されます。
皮膚科では、特に流行っている皮膚疾患はありません。寒い日が続くため、例年より凍瘡(しもやけ)で受診される方が、年齢を問わず多くみられます。アレルギー性鼻炎の報告は横ばい、アレルギー性結膜炎も先週と同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。引き続きインフルエンザの流行が続いています。
人混みを避け、外出の際はマスクをするとともに外出後は手洗いを励行し適度な湿度を保持するようにしましょう。

2018年2月14日