流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2016年11月第3週

小児でインフルエンザの報告がわずかにありました。今回、成人の報告はありませんが、県内各地でインフルエンザA型が散発しており、今後も注意が必要です。

成人の感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)と気管支喘息はやや減少していますが、異型肺炎は先週と同じ程度であり要注意です。
小児の感染性胃腸炎と喘息は前回に引き続き多く見られ、百日咳が若干増加しましたが、手足口病と異型肺炎は少し減少しています。

皮膚の乾燥を訴える人が増えてきました。
花粉症(鼻炎)は増加し高い値となっています。花粉症(結膜炎)も少し増加しています。

10月からインフルエンザワクチンの接種が始まっています。接種後、効果が出るまでに2週間ほどかかると言われています。例年12月後半くらいからインフルエンザが増加していますので、早めに接種しましょう。特に小児、高齢者、持病がある方は積極的に接種することをお勧めます。かかりつけの医師と相談してください。

2016年11月16日

2016年11月第2週

成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息の報告は、やや減少していますが、異型肺炎の報告が多くなっており、またインフルエンザの報告もわずかに見られます。
小児では、手足口病、異型肺炎、感染性胃腸炎、喘息の報告が先週に引き続き多く見られます。溶連菌感染症・咽頭結膜熱(プール熱)も多くはありませんが先週と同程度の報告が見られます。

花粉症(鼻炎)は少し増加し、やや高い値が続いています。花粉症(結膜炎)は、減少し少ない状態が続いていますが、流行性結膜炎(はやり目)の報告が見られます。
特に流行っている皮膚感染症はありません。

気温の低下とともに湿度も低下し、空気が乾燥してきました。乾燥は呼吸器系の感染症や喘息などを悪化させるばかりか、乾燥肌やアトピー性皮膚炎の悪化の原因にもなります。これからの季節、加湿器などを活用して適度な湿度を保つよう心がけましょう。

2016年11月10日

2016年11月第1週

小児では、手足口病の流行がみられます。通常のシーズンであれば、真夏に多い病気ですが、今シーズンは気候のためか、秋になってもみられています。発熱と手、足、ひざ、おしり、口の中に発疹がでる病気です。通常、1週間以内によくなります。気管支喘息、異型肺炎などが、せきの多い小児でみられています。異型肺炎は、マイコプラズマという細菌などが原因でおこります。せきが長引くときや高熱とせきがみられるときは近くの医療機関を受診してみてください。例年であれば、秋が深まるにつれて感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が流行しはじめますが、今シーズンは少ないようです。

成人でも気管支喘息、感染性胃腸炎がみられています。インフルエンザの報告がありました。インフルエンザの流行はこれからであろうと考えられます。インフルエンザワクチンを受けるには今が良い時期であると思います。

アレルギー疾患では、気管支喘息のほかにアレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎がみられています。

2016年11月4日

2016年10月第5週

成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息の報告は横ばいです。溶連菌感染症や異型肺炎の報告が多少あり、またインフルエンザの報告が1件ありました。
小児では、手足口病、溶連菌感染症、感染性胃腸炎の報告は横ばいですが、異型肺炎が再び増加してきました。咳が1~2週間続く場合は、医療機関を受診することをお勧めします。

皮膚疾患では、花粉で顔の湿疹が悪化する方が見られます。

花粉症(鼻炎)は前回に比べ増加しています。その他耳鼻科領域で流行性疾患は報告されてません。
花粉症(結膜炎)は先週と同程度です。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。

インフルエンザの予防接種が始まりましたので、接種を考えている方は早めにかかりつけ医に相談してください。
寒暖差が激しい日が続いていますので、体調管理には十分気をつけてください。

2016年10月27日

2016年10月第4週

成人では、気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告は横ばいです。溶連菌感染症が多少あり、インフルエンザの報告が1件ありました。
小児では、手足口病が著増し、溶連菌感染症・異型肺炎・感染性胃腸炎がやや増加しています。また、朝晩涼しくなってきたためか、喘息の報告も増加しています。

皮膚疾患でも、手足口病が散見されます。典型例に比べ皮疹(ひしん)が広い範囲にみられています。

花粉症(鼻炎)は前回に比べて僅かに減少し耳鼻科的疾患で流行性疾患は報告されていません。花粉症(結膜炎)は先週と同程度です。

高齢者の方への一部公費負担のインフルエンザワクチンの予防接種が10月15日から始まりました。接種後、免疫ができるまでに約2週間はかかると言われています。接種を考えられている方は、早めにかかりつけ医へ相談しましょう。

2016年10月20日

2016年10月第3週

小児では手足口病・水痘(みずぼうそう)がやや増加していますが、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、咽頭結膜熱(プール熱)、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は減少しています。
成人では感染性胃腸炎、気管支喘息、溶連菌感染症、異型肺炎の報告は前回と同様で多くはありません。百日咳がわずかに報告されています。

皮膚疾患では特に流行性疾患の報告はありません。

花粉症(鼻炎)は前回と同様、わずかに高い値を維持しています。花粉症(結膜炎)は先週と同程度です。

先週は日中30度前後の日が続きましたが、今週は急に気温が下がる見込みです。
夜に体を冷やしすぎないように気温の変化に応じた体温調節を心がけ、十分な睡眠をとりましょう。

2016年10月14日

2016年10月第2週

成人では溶連菌感染、異型肺炎、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)、百日咳が、小児では流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、咽頭結膜熱(プール熱)、感染性胃腸炎の報告がありますが、全般的に感染症は落ち着いてきており、多くはありません。

皮膚疾患でも涼しくなり、虫刺されや汗疹(あせも)、とびひは少なくなってきました。

花粉症(結膜炎)、流行性角結膜炎(はやり目)は流行っていません。一方で、花粉症(鼻炎)がわずかに増加しています。

また、小児を中心にぜんそく発作が多くなっていますので注意が必要です。

暑さのピークは越え、やや過ごしやすくなってきましたが、季節の変わり目には朝夕の気温の変化が激しい日も多く、体調を崩しやすくなります。薄手の上着を活用するなどして体温調節や健康管理を心がけましょう。

2016年10月5日

2016年9月第3週

成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息の報告は横ばいで、溶連菌感染症の報告が若干あります。
小児では、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)はかなり減少し手足口病、ヘルパンギーナ、異型肺炎、咽頭結膜熱(プール熱)、溶連菌感染症、感染性胃腸炎は横ばいで、感染症は全般的には多くありません。また、麻疹(はしか)の報告は現在のところありませんが注意が必要です。

皮膚疾患では、特に流行している感染症はなく、虫刺され、あせも、とびひなどの夏の皮膚トラブルも減ってきています。

花粉症(鼻炎)は横ばいですが、花粉症(結膜炎)は少し増加しています。

まだまだ暑い日が続いていますので、体調管理に気をつけて下さい。

2016年9月15日

2016年9月第2週

成人では、気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告は減少横ばいです。成人では異型肺炎の報告が多少ありました。溶連菌感染症はわずかです。
小児では、水痘(みずぼうそう)・手足口病が先週に比べ若干報告が増えています。流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)・溶連菌感染症・異型肺炎・咽頭結膜熱・感染性胃腸炎は先週と同じ程度の報告があります。感染症は全般的に多くはありません。

皮膚疾患では、手足口病で受診される方がいますが、流行っているほどではありません。花粉症(鼻炎)は横ばい、花粉症(結膜炎)も先週と同程度です。

皮膚科・耳鼻科・眼科領域では、流行性疾患は報告されていません。

夏休みも終わり、2学期が始まりました。朝晩涼しく感じることもありますが、日中はまだ暑い日が続きます。寒暖差も大きくなりますので、体調を崩さないように気を付けましょう。

2016年9月7日

2016年8月第5週

成人で感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が若干、増加していますが、気管支喘息は減少しています。溶連菌感染症や異型肺炎の報告はわずかです。
小児では、水痘(みずぼうそう)・流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)・溶連菌感染症・ヘルパンギーナ・手足口病など感染症全般の報告は減少してきています。しかし異型肺炎・咽頭結膜熱(プール熱)・感染性胃腸炎は先週と同じ程度の報告がありました。

花粉症(結膜炎)は、先週と同程度ですが、花粉症(鼻炎)は減少しています。

皮膚科・耳鼻科・眼科領域では、流行性疾患は報告されていません。

子供たちの夏休みも残りわずか、すぐに2学期が始まります。生活のリズムを見直し、早寝早起きを心がけましょう。
異常な暑さがまだまだ続くなかでの登下校の際は、こまめに水分摂取をしましょう。

2016年9月1日