流行中の病気情報一覧週間疾患情報
2017年6月第4週
成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)・喘息の報告は横ばいで、溶連菌感染者が少し増えています。インフルエンザは、ほんのわずか報告がありましたが、A型肝炎・異型肺炎の報告はありませんでした。
小児では、水痘(みずぼうそう)・流行性耳下腺炎(おやふくかぜ)・溶連菌感染症・感染性胃腸炎が先週に比べ増加しました。ヘルパンギーナ・突発性発疹・咽頭結膜熱(プール熱)は横ばいで、手足口病が少し減少しました。麻しん・風しんの報告はありませんでした。
花粉症(結膜炎)は少し減少し、流行性結膜炎(はやり目)が少し増えています。今の時期はイネ科の花粉が飛んでいますが、イネ科による花粉症(鼻炎)は減少傾向にあります。
皮膚疾患では、手足口病は横ばいですが、毛虫や虫さされによる受診が増えていますので、公園など木が茂っているところでは、特に注意が必要です。
2017年6月第3週
成人小児ともインフルエンザの報告はありません。成人では、わずかに溶連菌感染症の報告があります。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は減少しています。
小児では、咽頭結膜熱(プール熱)、感染性胃腸炎、喘息、溶連菌感染症の報告は横ばいでしたが、手足口病の報告が少し増加しています。
皮膚疾患では手足口病が増えています。手足口病は夏季に流行し、水ぶくれができる病気で、子供さんだけでなく、まれに大人にも感染します。しっかりとした手洗いで感染を予防しましょう。
花粉症(鼻炎)は先週に比べ半減しました。花粉症(結膜炎)も減少しています。
流行性角結膜炎(はやり目)は流行っていません。
また、5月から8月はマダニによる被害が増える時期です。マダニは主に畑や野山にいます。動物や人に咬みついて血を吸います。吸血中のマダニを無理に取り除こうとすると、口器が皮膚の中に残り化膿することがあるので、自分で虫体をとらず、皮膚科等の医療機関で、適切な処置を受けて下さい。
2017年6月第2週
成人・小児ともインフルエンザはほぼ終息しましたが、成人で若干報告があります。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は成人でわずかに増加しています。
小児では手足口病・咽頭結膜熱(プール熱)・感染性胃腸炎・溶連菌感染症・喘息は先週と同程度にみられます。水痘(みずぼうそう)の報告が少し増加しました。流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)もわずかにみられます。
皮膚疾患では、手足口病は先週と同程度に続いています。成人でも手足口病の発症がみられます。花粉症(鼻炎)は先週と変わらず、依然として多い状態です。
花粉症(結膜炎)は先週と比べて増加しています。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
今週梅雨入りが発表されました。これから蒸し暑い季節になります。脱水・熱中症に注意しましょう。
また、食中毒や虫刺されにも注意しましょう。晴れた日には紫外線対策もしっかり行いましょう。
2017年6月第1週
成人ではインフルエンザは、ほぼ終息しました。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は減少しています。また、溶連菌感染症の報告が多少ありました。
小児では、手足口病・咽頭結膜熱(プール熱)・感染性胃腸炎・喘息の報告が増加しました。溶連菌感染症は引き続き多く見られ、インフルエンザはほぼ終息した状況です。
皮膚疾患では、手足口病は先週と同程度に続いています。汗疹(あせも)、虫刺され、毛虫皮膚炎も増えています。
花粉症(鼻炎)は先週と変わらず、依然として多い報告 があります。
花粉症(結膜炎)は、減少しています。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
梅雨が近づき、蒸し暑くなってきました。脱水・熱中症にならないように、水分摂取を心がけ、外出時にはペットボトル飲料などを持ち歩くようにしましょう。
紫外線対策・虫刺されにも注意しましょう。
2017年5月第5週
成人では、インフルエンザは減少していますが、わずかに報告があります。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)・気管支喘息の報告は横ばいです。溶連菌感染症の報告が多少ありました。
小児では、溶連菌感染症・感染性胃腸炎は横ばい、手足口病の報告が増加しました。インフルエンザの報告は少なく、先週と同程度でしたが、北地区でインフルエンザA型、西地区でインフルエンザB型の報告がみられました。
皮膚疾患では、手足口病の受診がありました。日差しが強くなり、日光疹で受診する人が増えています。虫刺され、毛虫皮膚炎も増えています。
花粉症(鼻炎)の報告は少なくなってきており、花粉症(結膜炎)は先週と同程度です。
流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。気温が高くなり、虫刺されの報告も増えてきました。外出の際には紫外線対策、虫除けをしましょう。
2017年5月第4週
成人ではインフルエンザの報告は減少し、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)・気管支喘息の報告は横ばい、異型肺炎の報告がわずかにありました。
小児では、溶連菌感染症・感染性胃腸炎はやや増加しました。北地区でインフルエンザA型の報告がみられますが、インフルエンザの報告数は減少しています。
特に流行っている皮膚疾患はありませんが、虫刺され、あせも、伝染性膿痂疹(とびひ)が増えてきています。
花粉症(鼻炎)は、依然として多く報告があります。
花粉症(結膜炎)は、先週と同程度で、流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
日中は気温が25度を超える日も多くなり、暑さになれてない時期のため熱中症には十分注意が必要です。こまめな水分補給と休息をこころがけて下さい。
2017年5月第3週
先週に比べて、全体的にインフルエンザは減少しています。成人では花粉症・感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)・気管支喘息の報告も僅かです。
小児でも小学校・中学校を含め、インフルエンザはかなり減少しました。溶連菌感染症は増加し、感染性胃腸炎・気管支喘息の報告は横ばいです。
花粉症(結膜炎・鼻炎)は、いずれも先週より少し増えました。引き続き花粉に対する注意が必要です。
特に流行っている皮膚疾患はありませんが、気温の上昇とともに、虫刺され、あせもなど、夏の皮膚病が増えてきています。引っかいた傷からとびひ(伝染性膿痂疹)になることもあるので、ひどくなる前に医療機関を受診しましょう。
また、マダニによる被害も増えています。庭や畑の手入れ、山歩きの時などは体温調節に注意しながら長袖長ズボンで肌の露出を少なくし、虫よけスプレーなどでマダニから身を守りましょう。
2017年5月第1週
一時期減少していたインフルエンザが少し増加しています。ずっとA型が多かったのですが、4月中旬よりB型の割合が増えてきました。全体数は多くありませんが、連休で人の移動があり、もうしばらく注意が必要です。
感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)も引き続き見られます。症状の軽い方が多いのですが、吐いたものや便によって感染する可能性がありますので、きちんと処理をしてください。
スギ花粉の飛散はほぼ終了しましたが、ヒノキ花粉の飛散が続いています。春の花粉症の方はもう少し治療を続けてください。
紫外線が強い季節になりました。紫外線対策を行ってください。
体が暑さに対して慣れてないこの時期は、気温の急激な上昇で熱中症を起こすことがあります。睡眠や栄養に気を付けて体調を整えるようにしましょう。
2017年4月第4週
成人では、インフルエンザは減少しており、65歳以上での報告は無くなりましたが、感冒様症状で高熱を伴った患者さんが少数見られました。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告は横ばいで、気管支喘息の報告は減少しています。溶連菌感染症や異型肺炎の報告が若干ありました。
小児では、感染性胃腸炎・気管支喘息・溶連菌感染症は先週と同程度でした。小学校・中学校でのインフルエンザ発生情報では、A型は多くありませんが先週と同程度で、B型の報告が少数ありました。
流行っている皮膚疾患はありません。虫刺されで受診する人が増えてきました。
花粉症(鼻炎)は減少しているものの先週まで患者数は多かったですが、今週はさらに減少しています。花粉症(結膜炎)は減少しています。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
しばらく寒暖の差が激しい日が続きますが、体調管理には十分お気をつけ下さい。
2017年4月第3週
成人および小児ともに、インフルエンザは先週と比べて若干減少しています。小学校・中学校のインフルエンザA型の報告は更に減少しました。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告は横ばいです。小児での溶連菌感染症は少し減少しました。
特に流行っている皮膚感染症はありません。
花粉症(鼻炎)は先週より減少していますが、依然として高い値が続いており、花粉症(結膜炎)は少し増加しています。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
暖かい日が続いているかと思ったら寒い日があり、1日の最高気温と最低気温の差の大きい日も続いています。新年度を迎え新しい環境になった方はそろそろ疲れが出る頃かもしれません。体調を崩しやすい時期ですから、早目に休息をとるよう心掛けましょう。