流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2017年7月第4週

2017年7月19日

成人、小児ともに感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や溶連菌感染症、手足口病などが引き続き見られます。
特に小児では手足口病が流行しています。手足口病は口内炎と手、足、おしりなどの発疹、発熱が見られるウイルス性の夏かぜです。多くは1~2日で熱が下がり、一週間程度で発疹はかさぶたになり治癒します。また、口内炎の痛みがひどくて水分がとれず脱水になったり、髄膜炎や脳炎の合併症を起こすこともありますので、ご注意ください。その他、咽頭結膜熱(プール熱)やヘルパンギーナなども見られます。
皮膚疾患としては、虫刺されや日焼け、あせもなどが多くなっています。長袖や日焼け止めクリームを使用して予防してください。花粉症は減少しています。
高温多湿の天候が続いています。熱中症を起こしやすい環境ですので、水分や塩分の補給、休憩を十分にとるなどの予防策を心がけてください。