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2011年3月第3週

2011年3月15日

 インフルエンザはピークをすぎて減少が続いています。1月から2月にかけてはA型インフルエンザが多かったですが、3月にはいってB型インフルエンザが増加してきました。最近はA型とB型が同じくらいの割合になってきました。
 小児では溶連菌感染症、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)が見られます。いずれも多くはありませんが、この中では水痘がやや多いようです。
 感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は一時少なくなっていましたが、再び小児で増加してきました。
 スギ花粉が原因と思われる鼻炎、結膜炎、皮膚炎、気管支喘息などのアレルギー疾患は、最近になり、急に増加してきました。昨年は、スギ花粉の飛散量が少なかったために症状が軽かった方が多かったですが、今年は症状がつよい方や新たに発症する方もよく見られます。スギ花粉は、今後もうしばらく飛散が続くと予想されます。