流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2011年7月第5週

2011年7月29日

 小児では手足口病、ヘルパンギーナが先週と引き続き多く報告されていますが、ピークを迎えたようです。現在流行している手足口病は、発疹がひどいケースが多く、発疹が出た後に指の皮がむけたり、爪が脱落したりするケースも見られます。
 水痘(みずぼうそう)はやや増加し、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)と咽頭結膜熱(プール熱)は先週と同程度、溶連菌感染症は減少しています。
 成人では、気管支喘息が少し増加していますが、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は減少しています。成人でも手足口病の報告がありました。また、インフルエンザの報告もありました。
 激しい日焼けによる日光皮膚炎が多く見られています。
 花粉症による鼻炎は先週と同じくらい、結膜炎は先週と比べて少し増加しています。流行性結膜炎(流行性角結膜炎)が、引き続き報告されています。
 まだ暑い日が続きますので、熱中症に気を付けてください。屋外、屋内問わず定期的に適度な水分補給と、涼しい場所での休息を心がけるようにしましょう。