2012年3月第5週
2012年3月29日
インフルエンザは減少傾向にはありません。先週と同程度に見られて、多い状況が続いています。A型よりもB型の方が多くなってきています。
気管支ぜんそくは横ばいです。
小児では、感染性胃腸炎(おう吐下痢症)は先週に引き続き多めです。溶連菌感染症と水痘(みずぼうそう)がやや増加し、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は減少しています。百日咳がわずかですが報告されています。
今週も特に流行している皮膚感染症はありませんでした。流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
相変わらずスギ花粉が多く飛んでおり、花粉症は鼻炎、結膜炎ともに多い状態が続いています。また、目の周りの痒みや顔の痒みなどの皮膚炎症状を訴えて受診される患者さんも多く見られます。
スギ花粉のピークが過ぎると、ヒノキ花粉の飛散が始まります。スギ花粉症の方の7割は、ヒノキ花粉にも反応すると言われますので、気を緩めずに花粉症対策を継続しましょう。