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2022年3月第2週

2022年3月9日

 成人、小児ともに感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が引き続き見られますが、やや減少しています。新型コロナウイルス感染症は高止まりの状態です。第5波までに比べ、10歳未満や10代の患者さんが急増しています。多くは家庭内感染ですが、一部感染経路の不明な人も見られます。3月に入り5歳から11歳の小児へのワクチン接種が始まりました。小児では感染しても比較的症状の軽い人が多いのですが、一部は重症化することもあります。特に基礎疾患を持っている人は重症化しやすいことが知られていますので、ワクチン接種することを強くお勧めします。それ以外の健康な人は、家族でメリット、デメリットについて十分話し合って決めて下さい。気温が上昇するに伴いスギ花粉の飛散が増加してきました。今年は昨年よりも飛散数は少ないと予想されていますが、花粉症の人は症状がひどくなる前に治療を開始してください。またマスク着用や外出後の手洗いなどは、新型コロナウイルス感染症のみならず花粉症の予防にも有効です。