2013年9月第4週
2013年9月26日
小児では、今夏たいへん流行した手足口病はほとんどみられなくなりました。かわりにRSウイルスという病原体が原因の咽頭炎や気管支炎が、小さい子どもさんを中心に流行しています。発熱、鼻汁、長引く咳、喘鳴などの症状があるときはRSウイルス感染症の可能性が考えられます。
秋の花粉症やハウスダストが原因のアレルギー疾患が増加しています。気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎などの疾患をひきおこします。
先週まで小児でみられていましたインフルエンザは今週はみられませんでした。
水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、溶連菌感染症が、少数みられます。
感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は、引き続きみられていますが、点滴を要するような方は少ないようです。