2015年7月第1週
2015年7月1日
天候不順のためか、かぜをひいたり体調を崩す方が増えています。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は例年に比べ多発しています。小児、成人ともに見られますが、小児では乳幼児から学童まで広い年齢層で流行しています。多くの方は数日で回復しますが、脱水症で点滴を要する例もありますので、ご注意ください。溶連菌感染症も引き続き見られ、小児ではヘルパンギーナが急増してきました。また咽頭結膜熱(プール熱)が流行っている園も一部あります。
皮膚疾患では、紫外線による皮膚トラブルやあせも、とびひなどの夏の病気が増えています。
花粉症(鼻炎、結膜炎)は多くありません。
梅雨の高温多湿の環境では、食中毒や熱中症が起こりやすく、また体力が落ちると感染症に罹りやすくなります。暴飲暴食を避け、バランスのとれた食事と十分な睡眠をとり、本格的な夏に備えてください。