流行中の病気情報一覧週間疾患情報
2019年7月第5週
内科では、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)や溶連菌感染症の報告が少しありました。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は減っています。ぜんそく発作は横ばいです。
小児科では、手足口病、感染性胃腸炎が流行っていますが、インフルエンザも報告されており注意が必要です。
皮膚科では、手足口病の報告が少しありました。
眼科では、アレルギー性結膜炎は減っています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は再び増えています。
耳鼻咽喉科では、アレルギー性鼻炎の報告は横ばいです。インフルエンザA型の報告が見れました。
梅雨明け後は気温の高い日が続きますので、食中毒、熱中症や急激な日焼けなどに十分気を付けてください。熱中症の予防には、室内では冷房の使用、屋外では帽子や日よけを使用し、水分や適度の塩分をこまめにとりましょう。
2019年7月第4週
内科では、手足口病や溶連菌感染症の報告が少しありました。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は横ばいです。
小児科では手足口病の報告が急増しています。ヘルパンギーナや咽頭結膜熱(プール熱)も流行っています。感染性胃腸炎は少し減りました。
皮膚科では手足口病の報告が少しありました。
眼科ではアレルギー性結膜炎は増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)の報告がありました。
耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎の報告は横ばいです。インフルエンザA型の報告がありました。
蒸し暑い日が続き、つい冷たい飲み物や食べ物をとりがちな季節です。もちろん、この時期はまだ体が暑さに慣れていない為、熱中症を起しやすい時期でもありますが、冷たい飲み物や食べ物ばかりだと消化不良や食欲不振をおこし夏バテの原因にもなります。栄養のバランスも考え、こまめに水分補給をし、健康な食生活を心掛け、熱中症や脱水症にも気をつけて生活しましょう。
2019年7月第3週
内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は先週と変わらず横ばいです。溶連菌感染症の報告が少しありました。
小児科では、手足口病が急増し、ヘルパンギーナ、アデノウイルス感染症など夏かぜの症状も目立ち始めました。感染性胃腸炎も流行しています。うがい・手洗いをしっかり行いましょう。喘息発作は横ばいです。
皮膚科では、流行っている皮膚疾患はありません。
耳鼻咽喉科では、アレルギー性鼻炎は減少しています。
眼科では、アレルギー性結膜炎は増加しています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は、再び増加しています。
最近は1日の中でも暑かったり寒かったりと気温の変化が大きいため、疲労が蓄積しやすくなります。適度な室温管理を心掛けましょう。
2019年7月第2週
成人では溶連菌感染症の報告が少しありました。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は横ばいです。
小児では溶連菌感染症は横ばいですが、喘息発作が増え、感染性胃腸炎、手足口病が流行っています。手足口病は名前のように手足口に水ぶくれができるのが特徴ですが、手と体だけにできるなどの非典型的な例も報告されています。極めてまれではありますが、髄膜炎や脳炎を起こすこともあり、大人にもうつることがあるので注意が必要です。しっかりとした手洗いで予防しましょう。
特に流行っている皮膚疾患はありません。
耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎の報告は減りました。
眼科ではアレルギー性結膜炎は減っています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)の報告がありました。
梅雨の時期は天候も不安定で湿度も高いため、体調を崩しやすいほか食中毒も増えてきます。食品の管理にも気を付けましょう。
2019年7月第1週
梅雨入りし天候が不安定なため、体調不良を訴えたり、かぜをひく人が増えています。成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が少し見られ、小児では感染性胃腸炎や溶連菌感染症、アデノウイルス感染症が引き続き見られます。また手足口病や流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)が増加しています。手足口病は口の中に口内炎が、手足やお尻に水疱ができます。口内炎のため飲食しにくくなることがありますので、脱水を起こさないよう注意しましょう。アレルギー性鼻炎やアデノウイルス結膜炎(はやり目)は少しです。曇りでも紫外線は強いので、紫外線対策を行いましょう。梅雨の時期は湿度が高いので、それほど高温ではなくても熱中症をおこすことがあります。エアコンを上手に使い、水分補給をこまめに行いましょう。
2019年6月第5週
成人ではインフルエンザの報告はありません。溶連菌感染症の報告が少しありました。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は横ばいです。
小児科では、感染性胃腸炎、溶連菌感染症が流行っています。喘息発作、手足口病、咽頭結膜熱(プール熱)は増えています。
皮膚科では、流行っている皮膚疾患はありません。
耳鼻咽喉科では、アレルギー性鼻炎の報告は横ばいです。インフルエンザはごくわずかですが見られます。
眼科ではアレルギー性結膜炎は同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
なかなか梅雨入りもせず暑い日が続いています。脱水症、熱中症にならないように小まめな水分摂取を心がけましょう。特に高齢の方はのどの渇きを感じにくくなっています。時間を決めて水分を摂取するような習慣を心がけましょう。
2019年6月第4週
内科では、インフルエンザの報告がなくなりました。溶連菌感染症の報告がわずかにあり、感染性腸炎(嘔吐下痢症)、喘息発作は横ばいです。
小児科では感染性胃腸炎、溶連菌感染症、咽頭結膜熱(プール熱)が流行っています。喘息発作も増えています。
皮膚科では流行っている皮膚疾患はありません。
眼科ではアレルギー性結膜炎は増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎はやや減りました。インフルエンザの報告はごくわずかですが見られます。
気温湿度ともに高くなってきました。急に暑くなると体が暑さに慣れていないため熱中症をおこしやすくなります。睡眠や栄養、休息を十分にとって体調管理に気を付け、規則正しい生活を心掛けましょう。
2019年6月第3週
内科ではインフルエンザA型の報告がわずかにありましたが、B型の報告はありません。溶連菌感染症の報告が少しあり、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は横ばいです。
小児科では一部の小学校でインフルエンザB型がまだ流行っており、感染性胃腸炎、喘息発作、アデノウイルス感染症が比較的よく見られます。
皮膚科では流行っている皮膚疾患はありません。
耳鼻科ではアレルギー性鼻炎の報告は先週と同程度です。インフルエンザの報告がわずかにあります。
眼科ではアレルギー性結膜炎は先週と同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)の報告があります。
急激に気温も上がってきておりますので、適度な空調や衣服の工夫を行い、また日よけで直射日光を避けるなど熱中症の予防に気をつけましょう。
2019年6月第2週
成人ではインフルエンザB型の報告が少しありましたがA型の報告は無くなりました。溶連菌感染症の報告がわずかにあり、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は減少しています。
小児では感染性胃腸炎、喘息発作、溶連菌感染症が比較的よく見られます。インフルエンザB型もわずかに流行しています。
特に流行っている皮膚疾患はありません。
耳鼻科ではアレルギー性鼻炎の報告は横ばいです。インフルエンザの報告がわずかにありました。
眼科ではアレルギー性結膜炎の報告は同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は減っていますがまだ報告があります。
急に気温が上がり半袖など半ズボンなどを着る機会が増えてきました。6月に入り幼稚園や保育園ではプールや水遊びが始まるところもあります。日焼け止めによる紫外線対策や虫よけスプレーなどによる虫刺され対策を心がけましょう。
2019年5月第5週
インフルエンザA型はほとんど見られなくなりました。B型の報告はまだわずかにあります。今は流行しているというほどの感染症はありませんが、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や溶連菌感染症がやや目立っています。また、季節の変わり目のためか喘息発作で受診される方が少し増えた印象です。アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎は先週から横ばいです。現在特に流行っている皮膚疾患はありませんが、これから夏に向かって汗疹(あせも)、虫刺されや感染性の皮膚疾患が増えていくと予想されます。急に気温が高い日がふえて、真夏日になる日もみられるようになりましたが、まだ体は暑さに慣れていません。熱中症に気を付けて過ごしましょう。一方で昼夜の気温差が大きく、まだ朝晩は肌寒く感じる時もあります。このような時期には風邪をひきやすくなったり、喘息発作を起こしやすくなったりします。無理をせず、体調管理に気を付けましょう。