流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2015年4月第5週

成人では、溶連菌感染症が散見され、インフルエンザはさらに減少してきました。小児は新学期が始まり、僅かに感染症が増える傾向があり、インフルエンザと溶連菌感染症が微増しました。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)はやや減少しました。

スギ花粉の飛散は終了したようですが、ヒノキなどの花粉の飛散が続いており、花粉症(鼻炎)がかなり増えました。結膜炎症状を訴える方も増えています。

日中は20℃を超え、暖かい日が多いですが、夜はまだ寒く、感冒症状を訴える方がやや増えているようです。寝冷えに気を付けるなど、寒暖差の対策をしましょう。

2015年4月30日

2015年4月第4週

成人・小児ともインフルエンザはさらに減少してきましたが、そのほとんどはインフルエンザB型です。
感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)はやや増加し、溶連菌感染症が散見されますが、全体的に感染症は減少しています。

皮膚疾患では、花粉や乾燥で、顔のかゆみを訴える患者さんがみられますが、特に流行している皮膚感染症はありません。
花粉症は、依然高い水準です。スギ花粉のピークは過ぎたものの、鼻炎は先週よりやや増加しています。結膜炎症状を訴える方は減少しています。流行性結膜炎は、はやっていません。

行楽シーズンが近づいてきました。紫外線の強い時期ですので、帽子や服装、日焼け止めなどでしっかり紫外線対策をしましょう。

2015年4月22日

2015年4月第3週

天候不順やかぜの影響により、気管支ぜんそくの発作を起こす方が少し増えています。
一方インフルエンザはかなり減少し、B型が散発的に見られる程度になってきました。ただ新学期が始まりましたので、もうしばらくは注意が必要です。
感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や小児の溶連菌感染症も引き続き見られますが、減少しつつあります。

スギの花粉症(鼻炎、結膜炎)はピークを過ぎ、徐々に減少してきました。しかしヒノキの花粉の飛散はもうしばらく続きますので、治療は続けましょう。
紫外線による皮膚のトラブルが増えてきました。この時期は思った以上に紫外線が強いので、紫外線対策をしてください。

4月になり、学校や職場で新しい環境に緊張している人も多いと思います。体調を崩さぬように、バランスのとれた食事や睡眠を十分取るようにしましょう。

2015年4月15日

2015年4月第2週

成人、小児とも先週に比べ気管支喘息の報告がやや増加しています。インフルエンザは少なくなっていますが、まだ地域によってはインフルエンザB型を中心に流行っているところもあり、引き続き注意が必要です。
小児では他の疾患は感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)を含め先週より減少しました。

花粉症(鼻炎)がやや増加していますが、花粉症(結膜炎)は先週に比べ減少しています。スギ花粉の時期は過ぎ、ヒノキによる花粉が4月下旬頃まで続きますので、外出時には花粉対策にご注意ください。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。

今週も寒暖の差が激しい日が続きますので、体調管理には十分気を付けましょう。

2015年4月8日

2015年4月第1週

成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息の報告は先週と同じく多い状態が続いています。
小児では、感染性胃腸炎は減少し、溶連菌感染症がやや増加しました。インフルエンザは減少していますが、まだインフルエンザB型が多くみられているようです。

特に流行している皮膚感染症はありませんが、伝染性紅斑(りんご病)の報告がありました。

花粉症(鼻炎)は減少傾向、花粉症(結膜炎)も先週に比べ減少していますが、多い状態が続いています。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。

桜が咲き始め、4月から新生活を迎える人も多くいると思います。寒暖差の激しい時期ですので、体調管理に気を付けましょう。

2015年4月1日

2015年3月第4週

インフルエンザは全体では少なくなりましたが、まだインフルエンザB型は増えています。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は、やや減少しましたが、多い状態が続いています。
小児では流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)がやや増えています。

花粉症(鼻炎・結膜炎)は多いですが、スギ花粉のピークは過ぎたようです。しかし、これからヒノキ花粉が増えてきます。引き続き対策をとりましょう。流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
成人・小児ともに溶連菌感染症が目立って増えています。普通のかぜと症状が似ており区別がつきにくいこともありますが、扁桃に白いカスが付くことが多く、まわりの人にうつりやすいのが特徴的です。1~3週間で再発したり、腎炎や発疹を伴うこともあります。単なるかぜと自己判断せず、早めに医療機関を受診しましょう。

2015年3月25日

2015年3月第3週

インフルエンザは、小児、成人とも総数は減少していますが、インフルエンザB型は少し増えてきており、松山市中心部、南地区で多く報告があります。
感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は、先週と同程度で、いまだに高い水準です。
小児では、溶連菌感染症がやや増加しています。

花粉症(鼻炎・結膜炎)は横ばいですが、多い状態が続いています。花粉で、眼のまわりを中心に顔がかゆくなる方もいらっしゃいます。しばらくは花粉が多く飛散する状態が続きますので、症状のある方は、花粉情報に留意し、外出時にはマスク、保護メガネの着用をするなど対策をしましょう。

2015年3月18日

2015年3月第2週

インフルエンザは、小児、成人ともにさらに減少してきました。流行のピークは越え終息状態となりつつあります。1月頃はインフルエンザA型ばかりでしたが、3月になりインフルエンザB型がみられはじめました。インフルエンザA,Bともに患者さんは、わずかとなっています。

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は、小児、成人ともに、引き続きみられますが、患者さんの数は多くありません。
小児では、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、水痘(みずぼうそう)、溶連菌感染症がみられますが、いずれも少数です。

花粉症(鼻炎・結膜炎)は先週にくらべて、さらに増加しています。まだ、しばらくは花粉が多く飛散する状態が続きますので、花粉症をお持ちの方は、報道機関の花粉情報などを参考にされて対応されてください。晴れの日、暖かい日、風の強い日は要注意です。

2015年3月11日

2015年3月第1週

成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告が少し増加していますが、インフルエンザは減少しています。喘息が悪化する方の報告も横ばいです。
小児でも、インフルエンザは引き続き減少しています。溶連菌感染症、流行性耳下腺炎(おたふく風邪)がやや増加しています。
インフルエンザA型は更に減少していますが、東部、西部はまだ他の地区に比べ報告が多くみられます。B型の報告は少数ですが、3月に入っても油断は禁物ですので、引き続きご注意ください。

花粉症(鼻炎・結膜炎)は倍増していて流行に入りました。流行性結膜炎(はやり目)はありません。
花粉症の症状を訴える方は、しばらくスギ花粉の飛散が続くと思われますので、かかりつけ医を受診したり、外出時にはマスクをするなど花粉症対策を行いましょう。

2015年3月4日

2015年2月第4週

成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息の報告は横ばいです。先週と比べて、インフルエンザの報告は半減しています。溶連菌感染症や異型肺炎の報告が僅かにありました。
小児では、インフルエンザは先週に引き続き減少しています。溶連菌感染症がわずかに増加しましたが、他の疾患は先週と同程度か減少しました。

花粉症(鼻炎)は急増、花粉症(結膜炎)も少し増加しています。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
花粉症の症状を訴える患者様が増えてきました。しばらくスギ花粉の飛散が続くと思われます。例年症状のある方は早めに専門医を受診し、外出時にはマスクをするなど花粉症対策を行いましょう。

2015年2月25日