流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2018年3月第2週

成人ではインフルエンザの報告は若干減少しています。そのうちの7割近くはB型です。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。溶連菌感染症の報告が多少ありました。
小児でもインフルエンザA型はほとんどなくB型も減少してきましたが、罹患年齢が下がっているようです。溶連菌感染症、ヒトメタニューモウイルス感染症も引き続き見られます。
特に流行っている皮膚疾患はありません。
花粉症のシーズンとなり、耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎(スギ花粉)の報告が一気に増えました。
眼科ではアレルギー性結膜炎が増加しています。
飛散状況を確認し、外出時にはサングラスやマスク、帽子などで花粉に接触しないように工夫し、花粉を落としやすい服装などを心がけ、帰宅したら玄関に入る前に花粉を払い、うがいや洗顔などで症状悪化を予防しましょう。花粉症は症状が出る前からお薬を始めることでシーズン中の症状を和らげる方法もあります。かかりつけ医にご相談ください。

2018年3月7日

2018年2月第5週

成人、小児ともにインフルエンザはやや減少してきましたが、依然として流行しています。殆どB型ですが、一部にA型も見られ、両方にかかる人も少なくありません。
子供さんが高熱を出すと心配と思いますが、インフルエンザの検査で陽性になるのには時間がかかります。今の時期、松山市急患医療センターや松山市医師会休日診療所はインフルエンザの検査を希望される人で大変混雑しており、待ち時間も長く、そこで他の病気をもらうこともあります。熱が出てから48時間以内ならインフルエンザの薬が効きますので、水分が摂れてグッタリしてなければ翌日まで待ってかかりつけ医で診てもらうことをお勧めします。
その他、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や溶連菌感染症が引き続き見られ、乳幼児ではRSウイルス感染症やヒトメタニューモウイルス感染症も少し見られます。
スギの花粉症が本番を迎えました。鼻炎や結膜炎の症状がひどくなる前に治療を受けてください。

2018年2月28日

2018年2月第4週

成人では、引き続きインフルエンザの報告が多く見られます。インフルエンザB型の報告が増加していますが、A型は多少減少しています。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。わずかに溶連菌感染症の報告がありました。
小児でも、インフルエンザ総数は増加しており、流行がA型からB型へと移行しているようです。溶連菌感染症、ヒトメタニューモウイルス感染症も見られます。
皮膚科では、特に流行っている皮膚疾患はありません。
耳鼻咽喉科では、アレルギー性鼻炎(スギ花粉症)の報告が増えてきました。インフルエンザ以外の感染性疾患は報告されていません。
眼科では、アレルギー性結膜炎は増加しています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
インフルエンザの流行は警報レベルで継続しています。感染予防、感染拡大予防のためのマスク着用や外出後の手洗いを心掛け、発熱、咳、全身の倦怠感などの症状があれば医療機関を受診しましょう。

2018年2月21日

2018年2月第3週

成人では、先週と同様にインフルエンザの報告が多くみられます。A型は多少減少していますがB型の報告は増加しています。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は若干減少しています。溶連菌感染症の報告も多少ありました。
小児でも、インフルエンザが幼児から小学生を中心に流行っており、A型が減少、B型が増加しています。総数は横ばいです。溶連菌感染症も散見されます。
皮膚科では、特に流行っている皮膚疾患はありません。寒い日が続くため、例年より凍瘡(しもやけ)で受診される方が、年齢を問わず多くみられます。アレルギー性鼻炎の報告は横ばい、アレルギー性結膜炎も先週と同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。引き続きインフルエンザの流行が続いています。
人混みを避け、外出の際はマスクをするとともに外出後は手洗いを励行し適度な湿度を保持するようにしましょう。

2018年2月14日

2018年2月第2週

成人では、インフルエンザの報告が多くみられますが先週と同じです。B型の報告がA型より多くなっています。その他、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)も多くみられます。溶連菌感染症は若干の報告がありました。
小児では先週に比べ、インフルエンザB型がかなり増加しておりA型より優勢となりました。溶連菌感染症も目立っています。RSウイルス感染症の報告はほとんどありません。
眼科では、アレルギー性結膜炎は減少しています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行していません。
耳鼻咽喉科疾患では、アレルギー性鼻炎は横ばいですが、スギ花粉症が少しずつ増えてきました。インフルエンザA型、B型いずれの報告も多く、B型の報告がかなり増えています。その他、感染性疾患の報告はありません。
皮膚科では、特に流行疾患はありません。引き続きカイロ、あんか、ストーブでのやけどが多くみられます。

2018年2月7日

2018年1月第5週

成人ではインフルエンザの報告が徐々にですが増加しています。A型の報告は全体の7~8割程度ですが、B型の報告も増加しています。溶連菌感染症も散見されていますが、喘息発作や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は減少傾向です。
小児でも先週に引き続き、感染性胃腸炎は半減し、その他の疾患は減少傾向ですが、インフルエンザはA型が微減し、B型が増加しました。
アレルギー性鼻炎の報告は、先週に比べ減少しました。
特に流行っている皮膚疾患はありません。ゆたんぽ、こたつなどの低温熱傷、乾燥による掻痒(かゆみ)で受診される方が多くみられます。
アレルギー性結膜炎は、減少しています。アデノウイルス結膜炎は、流行っていません。
急に寒くなり、暖房器具を使う機会も多くなってきました。エアコンは空気が乾燥しやすくなるので加湿器などで適度な湿度を保つよう心がけましょう。また、暖房器具は使用方法を正しく守り、低温やけどにも注意しましょう。

2018年1月31日

2018年1月第4週

先週に引き続き、インフルエンザは流行しています。A型が優位です。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や溶連菌感染症は先週と比べて減少しています。
アデノウイルス感染症やRSウイルス感染症は先週と同程度です。その他、特に目立つ感染症は流行っていませんが百日咳の報告がありました。
喘息は先週と同程度です。アレルギー性鼻炎は先週と比べて半減していますが、アレルギー性結膜炎は同程度でした。花粉の飛散はわずかですがすでに始まっています。
新学期が始まり集団生活をするようになり、インフルエンザの流行はピークに達してきていると思われます。規則正しい生活、バランスの取れた食事、うがいや手洗いの励行、マスクの着用などで、感染を予防するようにしましょう。
また、発熱や倦怠感など、感染が疑われる症状が出たときは無理をせず、早めに医療機関を受診しましょう。

2018年1月24日

2018年1月第3週

先週に引き続き、感染性胃腸炎とインフルエンザは多くみられます。インフルエンザは、成人・小児共に殆どがA型ですが、B型の報告もありました。
成人では、喘息発作は若干増加していますが、感染性胃腸炎は横ばいです。溶連菌感染症も散見されています。小児の感染症は全般的に増加しており、水痘、溶連菌感染症、RSウイルス感染症、喘息は微増、また、手足口病の報告がありました。
特に流行っている皮膚疾患はありません。
アレルギー性鼻炎は先週に比べかなり増加、アレルギー性結膜炎も先週に比べ増加しています。アデノウイルス結膜炎の報告がありました。
冬休みも終わり新学期が始まりました。今後集団生活によるインフルエンザの流行が懸念されます。外出後の手洗いやうがいの励行を続けましょう。寒波により気温の低い日が続きます。疲れも蓄積し体調を崩しやすい時期ですので、体調管理にお気を付けください。

2018年1月17日

2018年1月第2週

インフルエンザは、昨年末に引き続いて多くみられます。ほとんどがA型ですが、B型の報告も少しあります。
成人では、喘息発作や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。溶連菌感染症が若干みられました。
小児では、感染性胃腸炎の報告は引き続き多くなっています。溶連菌感染症はやや減少、RSウイルス感染症、マイコプラズマ感染症は少数ですが報告がありました。また、百日咳の報告もありました。
流行している皮膚疾患はありませんが、寒くなったため、熱湯、湯たんぽ、カイロなどのやけどが増えています。
アレルギー性鼻炎の報告は少し増えましたが、アレルギー性結膜炎は減少しています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
正月明けは、生活のリズムを崩しやすい時期ですので、体調管理にお気を付けください。また新学期が始まると、インフルエンザの感染拡大の可能性が高くなりますので、手洗いやうがいの励行、適時マスクの着用を行いましょう。

2018年1月10日