流行中の病気情報一覧週間疾患情報
2011年6月第3週
インフルエンザは先週よりさらに減って、報告はごくわずかです。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)、気管支喘息は横ばいです。
小児科では、流行性耳下腺炎(おたふく風邪)、水痘(みずぼうそう)、溶連菌感染症が引き続き見られます。手足口病、ヘルパンギーナ、咽頭結膜炎(プール熱)などの夏かぜも先週と同じくらい報告されています。
伝染性紅斑(りんご病)は増加しています。
皮膚科では、夏場に多い虫さされや毛虫による皮膚炎が増えています。
花粉症は先週に比べ減少しています。イネ科雑草の花粉症は鼻や目の症状のほかに、のどのイガイガ感、咳、皮膚のかゆみなどが症状として出ることもあります。イネ科雑草の花粉は梅雨明け頃まで飛びますが、スギやヒノキの花粉のように遠くまで飛ぶことはありません。雑草の多いところでの作業、野山や川に近いところでの散策などの際には注意しましょう。
2011年6月第2週
インフルエンザはさらに減っていますが、まだ、少し報告があります。
小児では、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、溶連菌感染症が、多くはありませんが増加しています。水痘(みずぼうそう)は減少傾向、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。
手足口病、ヘルパンギーナなどの夏かぜが見られるようになりました。
伝染性紅斑(りんご病)が引き続き見られます。一旦皮膚の症状がおさまっても、日光にあたると再びでてくることがありますが、再発ではないので心配はいりません。大人の方は、発熱や関節症状が強いので、家族の方は注意が必要です。
雨の日が多くなったせいか、アレルギー性鼻炎は減少しています。
皮膚科では虫さされ、毛虫皮膚炎で受診される方が増えています。また、薬剤性と思われる光線過敏の患者さんも多くなっていますので注意しましょう。
2011年5月第5週(6
インフルエンザはほぼ終息状態となっていますが、まだ、少し患者さんが発生しています。
小児では発熱が1週間くらい続く夏かぜの患者さんが時々みられます。そのほかに水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、溶連菌感染症の患者さんが少し見られています。
感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は以前に比べてかなり減少しましたが、まだ注意が必要です。
手足口病、ヘルパンギーナなどの夏かぜが発生し始めています。
伝染性紅斑(りんご病)が増加しています。顔や手足に赤い発疹ができる病気です。
気管支喘息、アレルギー性鼻炎、結膜炎などのアレルギー性の病気は、徐々に増えてきています。イネ科雑草、ダニのアレルギーの方は今後ご注意ください。
6月の中ごろまでポリオの予防接種が行われています。3ヶ月から7才6ヶ月までの子どもさんで、2回すんでいない方は、予防接種をしてください。詳しくは、最寄りの医療機関にお問い合わせください。
2011年5月第4週
成人では、気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)はやや増加していますが、インフルエンザの報告は減少しています。
小児でも、インフルエンザはかなり減少していますが、まだ報告がありますので注意が必要です。また、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、溶連菌感染症、ヘルパンギーナ、手足口病などが少し増加しているようです。その他、伝染性紅斑(リンゴ病)も、皮膚科で増加が報告されています。
引き続き、花粉症は減少していますが、イネ科の雑草による花粉症が出始めているようですので、アレルギーのある方は(そうでなかった方も)ご注意下さい。流行性結膜炎(はやり目)も報告があります。
温度変化の大きな毎日が続きます、体調をくずさぬようお気をつけ下さい。
2011年5月第3週
成人では、花粉症や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告は横ばいです。インフルエンザの報告は、B型が多いようですが、減少しています。溶連菌感染症や水痘(みずぼうそう)の報告もありました。
小児でもインフルエンザは減少しています。水痘(みずぼうそう)は増加、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息がやや増加し、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は減少しています。
今週も特に流行している皮膚感染症はありません。紫外線による皮膚炎が増えてきています。5月の初め頃から日中の気温も上昇し、紫外線も強くなってきております。外出の際は、長袖の上着などで紫外線対策をしてください。
スギやヒノキ花粉の飛散が少なくなり、花粉症は鼻炎、結膜炎ともに先週に続いて減少してきています。
気温が上昇してきました。食中毒を起こさないよう、食品の管理には十分ご注意ください。
2011年5月第1週
インフルエンザ、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)については、成人では先週に比べ若干減少していますが、小児では再び増加していますので、まだ注意が必要です。
小児では水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、伝染性紅斑(りんご病)、咽頭結膜炎(プール熱)、溶連菌感染症などが見られますが、溶連菌感染症以外は先週に比べて減少しています。気管支喘息、突発性発疹症はやや増加しています。手足口病の報告がありました。
今週も特に流行している皮膚感染症、皮膚疾患はありませんでした。
花粉症はまだ見られますが、ヒノキ花粉の飛散が少なくなったため先週に続いて減少しています。今年のスギ、ヒノキ花粉の飛散はそろそろ終わりますが、これからいろいろな樹木や雑草の花粉が飛びますので、引き続き花粉情報に注意してください。
2011年4月第5週
インフルエンザは先週よりも減少していますが、学校や園によっては流行しているところもありますので、まだ注意が必要です。
小児では、水痘(水ぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、伝染性紅斑(りんご病)、咽頭結膜炎(プール熱)、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が増加しています。
成人でも溶連菌感染症の報告がありました。
ヒノキによると思われる花粉症は引き続き多くみられますが、減少してきているようです
花粉による顔の皮膚炎の悪化で来られる方が引き続き見られます。
外出する機会が多い季節になってきました。徐々に紫外線が強くなってきますので、紫外線対策をしましょう。
新中学1年生、新高校3年生に相当する方は、早めに2回目の麻しん(はしか)・風しんの予防接種受けるようにしましょう。
2011年4月第4週
B型を中心に再び増加していたインフルエンザは、やや減少しています。しかし新学期が始まりましたので、まだまだ油断はできません。感染性胃腸炎は増加しています。成人でも見られますが、乳幼児ではロタウイルスによると思われる胃腸炎が多く、高熱を伴い嘔吐や下痢の症状も激しい方が多く見られます。脱水のため点滴が必要なことも少なくありません。ただ脱水がひどくなければ経口補水療法といって、点滴に近い成分の液を飲ませる方法が有効ですので、かかりつけ医にご相談ください。
花粉症は引き続きみられます。スギ花粉の飛散はやや減少してきましたが、ヒノキの花粉が増えており、春の花粉症はもうしばらく治療が必要です。
皮膚の乾燥は続いており、乾燥による皮膚のトラブルが多く見られます。また徐々に紫外線が強くなってきますので、ご注意ください。
2011年4月第3週
成人では、花粉症や気管支喘息は横ばいで、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は増加傾向です。インフルエンザは減少傾向はみられず、A型B型ともに報告があり、若干B型のほうが多いようです。
小児では、インフルエンザが再び増加しています。また、水痘(みずぼうそう)、感染性胃腸炎も増加しています。その他、咽頭結膜熱(プール熱)は先週と比べてやや増加し、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)と溶連菌感染症はやや減少しています。
今週も特に流行している皮膚感染症はありません。
耳鼻科・眼科においては花粉症はやや減少しています。スギ花粉とヒノキ花粉が飛んでいるようです。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
松山市医師会では東日本大震災での被災者義援金の募金活動を行っています。医療機関に受診の折には、よろしく御協力のほど、お願い申し上げます。なお、義援金送付先は日本赤十字社愛媛県支部です。
2011年4月第2週
成人では、花粉症や気管支喘息は減少していますが、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は若干増加しています。インフルエンザの報告は横ばいです。
小児では、インフルエンザがやや減少しました。水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)もやや減少しています。咽頭結膜熱(プール熱)は先週と比べてやや増加し、溶連菌感染症は横ばい、感染性胃腸炎、伝染性紅斑(りんご病)は減少しています。
今週も特に流行している皮膚感染症はありません。花粉や紫外線による顔の皮膚炎が見られます。
流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
花粉症のピークを過ぎ、減少傾向にありますが、引き続き、花粉情報に注意し外出時のマスクや保護メガネの着用など、花粉対策を行ってください。
インフルエンザは、A型B型ともに報告があります。外から帰宅した後には手洗いやうがいを十分に行うなどの対策を行ってください。