流行中の病気情報一覧週間疾患情報
2010年11月第1週
成人・小児ともに、気管支喘息や感染性胃腸炎が前週と同程度見られています。
小児でA型インフルエンザ、異型肺炎、咽頭結膜熱(プール熱)、伝染性紅斑(リンゴ病)の報告がありました。
花粉症は先週と同程度かやや減少しています。流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
特に流行している皮膚感染症および皮膚疾患はありません。
インフルエンザワクチンの接種が始まりました。予防接種の効果が出るまでに時間がかかりますので、早めに接種しましょう。特に小児や高齢者、呼吸器の病気などの持病をお持ちの方は、積極的に予防接種を受けられることをお勧めします。かかりつけの医師とご相談ください。
気温が下がってきました。体調を崩さないよう健康に十分留意してお過ごしください。
2010年10月第4週
成人、小児ともに気管支喘息が増加しています。
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、溶連菌感染症は微増、感染性胃腸炎、水痘(みずぼうそう)は横ばいです。
花粉症全体では増加はありませんが、花粉による結膜炎は少し増加しています。
今年は暖かいせいか、蚊による虫さされがまだ見られます。
少しずつですが、肌の乾燥による痒みを訴えて受診されるかたが見られるようになりました。空気の乾燥する季節になりますので、風邪やインフルエンザの予防のためにも、加湿器など上手に利用してください。
インフルエンザの予防接種が始まっています。流行の始まる前に、早めに予防接種を受けましょう。
2010年10月第3週
気管支喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎が、成人、小児ともに増加しています。花粉症の季節には屋外で乾燥させたふとんや外出したときの洋服などに知らないうちに花粉が多く付着して、それを屋内に持ち込むことがありますので注意しましょう。
感染性胃腸炎、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、溶連菌感染症が見られますが、ごくわずかです。
インフルエンザは、松山で患者さんが発生したといううわさを聞く程度です。昨年の流行状況と比較して雲泥の差ですが、例年であればインフルエンザの流行は12月頃から始まりますので、決して油断しないでください。新型インフルエンザ流行では、健康な中年世代でも肺炎をおこして重症となった方が多く見られました。中年世代の方は新型インフルエンザに対する免疫はないと考えられています。現在、多くの医療機関でインフルエンザの予防接種を実施していますので、是非、予防接種を受けてください。
2010年10月第2週
成人・小児とも気管支ぜんそくが増加しています。
成人では、感染性胃腸炎は減少しています。その他、流行している疾患の報告はありません。
小児では、突発性発疹がやや増加しているほか、水痘(みずぼうそう)・流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)・百日せき様疾患・異型肺炎・手足口病が散見されます。
今週も特に流行している皮膚感染症はありません。涼しくなった為か、汗や、紫外線によるトラブルは減少してきました。
花粉症による鼻炎・結膜炎が先週に比べ若干増加しています。また、流行性角結膜炎(はやり目)の報告もみられます。
花粉アレルギーの人は外出時のマスク、メガネや帰宅時のうがいや手洗い等、春先と同様の対策に心がけてください。
日中は暑い日もありますので、健康管理には十分気を付けてください。
2010年9月第5週(10
成人では気管支ぜんそくや感染性胃腸炎は減少しています。その他流行している疾患の報告はありません。
小児では、5~9歳児で流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)が微増していますが、その他の疾患は減少しています。
今週も特に流行している皮膚感染症および皮膚疾患はありません。
花粉症に伴う鼻炎が先週に比べ若干増加しています。帰宅時には、手洗い、洗顔、うがいなどの花粉症対策心がけてください。例年この時期に発症する方は、かかりつけの医師と相談し、早めの予防をお勧めします。眼科では花粉症は減少しており、流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
朝晩はずいぶん涼しくなり、日中との気温の差で体調を崩す方が増えています。朝晩は特に体を温かくして健康管理には十分気を付けてお過ごしください。
2010年9月第4週
先週に引き続き、感染症は全体的に少なく、特に流行している病気はありません。
気管支喘息は成人では前週とほぼ同程度ですが、小児ではわずかに増加しています。
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、水痘(みずぼうそう)も少し増えています。
耳鼻科、眼科ともに、花粉症は減少していますが、今後はキク科による花粉症が増えてくると思われますので、外出後、手洗い、洗顔、うがいをして花粉を落とすよう心がけてください。
流行性角結膜炎(はやり目)ははやっていません。
紫外線や汗による皮膚のトラブル、とびひも減ってきました。
日中は暑いものの、朝晩はずいぶん涼しくなりました。気温の差が激しくなり、体調を崩す人も増えてきます。健康に十分留意してお過ごしください。
2010年9月第3週
感染症は全体的に少なく、特に流行している病気はありません。小児では感染性胃腸炎や咽頭結膜熱(プール熱)を代表としたアデノウイルス感染症、手足口病などが引き続き見られますが、多くはありません。
気管支ぜんそくの発作を起こす方が少し増えてきました。かぜを契機に発作を起こすことが多いのですが、季節的に秋はぜんそく発作が出やすい時期です。ぜんそくのある方はひどくならないように、早めに治療を受けてください。
暑さのせいか、紫外線や汗による皮膚のトラブル、とびひが引き続き見られます。
運動会のシーズンです。まだまだ残暑が厳しく、熱中症に対する注意が必要です。睡眠と栄養を十分に摂って体調を整え、運動中も水分と塩分をこまめに補給することが大切です。
2010年9月第2週
感染性胃腸炎が若干増加しています。気管支ぜんそくは減少傾向です。今週も成人の溶連菌感染症の報告がありました。
小児では、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)が微増しています。水痘(みずぼうそう)はやや減少、手足口病や他の疾患も減少しています。百日咳がわずかですが報告されています。
今週も特に流行している皮膚疾患はありませんでした。虫さされの被害は相変わらず多いようです。
花粉症は先週に比べ、鼻炎は増加、結膜炎は減少しています。流行性結膜炎(はやり目)の報告がありました。
9月に入ってからも暑い日が連続しますので、熱中症、日焼け、食中毒には引き続き注意しましょう。新学期が始まりましたので、子供さんの体調管理にも気をつけて下さい。
2010年8月第5週(9
感染性胃腸炎が増加しています。暑さのためか気管支喘息は少なくなっています。成人においても溶連菌感染症の報告がありました。
小児では、ヘルパンギーナ、手足口病、水痘(みずぼうそう)が見られますが、減少しています。他の疾患も減少傾向です。
特に流行している皮膚疾患はありませんでした。虫刺されの患者さんが多く、特に、ムカデに噛まれた患者さんが連日来院されています。気温が高い日が続くためか、ダニ、蚊、ノミなどの被害も多いようです。
花粉症は先週と比べ若干増加しています。
流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
連日、暑い日が続いています。熱中症に気をつけて、こまめに水分補給など心がけるようにしてください。また、室外で活動している方は木陰で休むなど適度な休息もしてください。
2010年8月第4週
気管支喘息は前週と同程度、感染性胃腸炎は若干減少傾向です。成人で異型肺炎の報告がありました。
小児ではヘルパンギーナ、手足口病、水痘(みずぼうそう)が見られていますが減少してきています。
花粉症は減少していますが、エアコンの稼働などにより通年性アレルギー性鼻炎の増悪例が散見されています。部屋の換気や除湿、掃除をこまめに行ってください。
気温が高いため、汗による皮膚疾患、伝染性膿痂疹(とびひ)などが増加しています。
流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
暑い日が続いていますので、水分を十分に取って、熱射病・脱水症にかからないように気をつけましょう。また食中毒を起こさないよう食物の管理には十分ご注意ください。