流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2016年7月第3週

急に猛暑となり、体調を崩したり熱中症を起こす方が増えてきました。
成人では特に流行している感染症はありません。
小児ではヘルパンギーナが急激に増加しており、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や溶連菌感染症、伝染性紅斑(リンゴ病)、水ぼうそうなどが引き続き見られます。ヘルパンギーナは夏かぜの代表的なもので、のどに水疱ができ高熱が2~3日つづくウイルス性咽頭炎です。自然に治る病気ですが、のどの痛みのため食事や水分が摂りにくくなることもあります。特に水分が充分に摂れない場合は脱水を起こすことがありますので、医療機関を受診してください。

皮膚のトラブルとしては虫刺されや汗疹(あせも)が増えています。
イネ科の花粉症(アレルギー性鼻炎、結膜炎)は引き続き見られますが、多くはありません。

2016年7月13日

2016年7月第2週

成人では、気管支ぜんそくの報告は減少しています。溶連菌感染症の報告がありました。成人でも子供から感染し伝染性紅斑(リンゴ病)で受診される方がいらっしゃいます。
小児では、先週に比べ水痘(みずぼうそう)・溶連菌感染症・異型肺炎は減少傾向にあります。咽頭結膜熱(プール熱)・ヘルパンギーナは横ばいですが、伝染性紅斑(リンゴ病)は増加傾向にあります。百日咳の報告は微増していますが、全国的に百日咳の流行傾向にあるため注意が必要です。

花粉症(鼻炎)はさらに減少しました。花粉症(結膜炎)は、先週と同程度です。
流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。

この時期はまだ体が暑さに慣れていないため、気温が30度をこえてなくても熱中症になりやすいので、水分や適度の塩分をこまめにとり、体調管理に十分お気を付けください。

2016年7月6日

2016年6月第5週

成人では、気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告は、先週と同程度です。流行している疾患はありません。
小児では、先週に比べ咽頭結膜熱(プール熱)・ヘルパンギーナ・溶連菌感染症・異型肺炎が増加しています。水痘(みずぼうそう)は全体の報告数は先週に比べ減っていますが、乳幼児の報告数は増えています。
伝染性紅斑(りんご病)で受診される方がいらっしゃいます。暑くなり、あせもの患者さんも、増えてきました。

花粉症(鼻炎)は減少しましたが、まだやや高い値で報告されています。花粉症(結膜炎)は、減少しています。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。

梅雨に入り雨の日が続いています。気温の高い日が続いていますので、食中毒に注意し、食品の衛生管理には十分気を付けましょう。

2016年6月30日

2016年6月第4週

先週と同様に成人、小児ともに溶連菌感染症の報告が少しみられます。
小児では水痘(みずぼうそう)がわずかに増加し、異型肺炎、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は減少傾向です。百日咳、手足口病、ヘルパンギーナの報告がわずかにみられました。

皮膚疾患でとくに流行しているものはありません。花粉症(鼻炎・結膜炎)は再び増加しています。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。

水痘(みずぼうそう)は小学校低学年に報告が多くみられますが、乳幼児でも報告がみられます。予防するためには予防接種をすることが大事です。水痘に罹患歴がなく水痘ワクチンを2回接種済まされてない方は、公費負担で受けられますので水痘ワクチンをうけるようにしましょう。

2016年6月23日

2016年6月第3週

小児、成人ともにインフルエンザはほぼ終息したものの、溶連菌感染症が多少みられます。
小児では他に異型肺炎、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)もわずかにみられますが、百日咳の報告はありませんでした。

花粉症(鼻炎・結膜炎)はまだ報告がありますが、減少傾向にあります。
皮膚疾患や耳鼻科疾患では、特に流行しているものはありません。
流行性結膜炎(はやり目)は流行っていませんが、多くの学校ではプールが始まっています。よく手を洗い、目をこすらないようにして予防を心がけましょう。

また、梅雨に入りましたが、日差しが強くなるときもあります。暑さに体が慣れてない時期ですので、早めの休息、水分補給など熱中症対策も忘れずしていただければと思います。

2016年6月15日

2016年6月第2週

感染症は全体的に少ない状態が続いています。インフルエンザは松山周辺地域では、ほぼ終息したと思われます。

小児、成人ともにマイコプラズマによる異形肺炎や溶連菌感染症がみられますが多くはありません。その他に、小児では、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、伝染性紅斑(りんご病)などがわずかにみられます。

小児、成人の両方で、アレルギー疾患である花粉症(鼻炎・結膜炎)や気管支喘息が、多く見られています。
皮膚の感染症では、特に流行しているものはありません。

2016年6月8日

2016年6月第1週

成人では、インフルエンザの報告は更に減少し、溶連菌感染症の報告が多少ありました。
小児でもインフルエンザ・水ぼうそう・おたふくかぜの報告は減少し、溶連菌感染症・異型肺炎が増加傾向にあります。

花粉症(鼻炎)が再び増加し、高い値で報告されています。花粉症(結膜炎)は少し増加傾向で、流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。

皮膚疾患では、虫刺されや毛虫皮膚炎で受診される方が増えていますので、外出時には日焼け対策と共にお気をつけください。

2016年6月1日

2016年5月第4週

インフルエンザの報告は更に減少し、終息してきています。
成人では、溶連菌感染症や異型肺炎の報告が多少ありました。
小児では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は増加傾向にあり、水痘(みずぼうそう)・おたふくかぜの報告は微増しています。

皮膚疾患では、伝染性紅斑(りんご病)で受診される方がみられます。

花粉症(鼻炎)は半減しましたが、まだやや高い値となっており、花粉症(結膜炎)は少し増加しています。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。

天気の良い日は気温が高くなり、夏日も増えてきました。こまめに水分補給を行い、熱中症にならないよう、気を付けましょう。紫外線も強くなっています。外出の際には日焼け止めや帽子・日傘などの紫外線対策を行いましょう。

2016年5月25日

2016年5月第3週

成人、小児ともにインフルエンザの報告は半減しています。65歳以上での報告はありませんでした。松山市立の小学校・中学校ではインフルエンザは、終息に向かっていると思われます。

成人に溶連菌感染症が少し報告されています。
小児では連菌感染症・伝染性紅斑(りんご病)・喘息の報告は前回と同程度です。水痘、おたふくかぜの報告が増えています。

マダニに咬まれて受診される方が例年より多くみられます。

花粉症(鼻炎)が高い値を維持していますが、花粉症(結膜炎)は、減少傾向です。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。

5月に入り日中の気温は25℃前後を記録しています。熱中症に気を付けましょう。しかし夜間はまだまだ肌寒いので、寝冷えによるかぜにも気を配ってください。




2016年5月19日

2016年4月第5週

インフルエンザは成人小児ともに減少していますが、まだB型を中心に続いており、小学校で学級閉鎖が見られました。また小児では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や溶連菌感染症、アデノウイルス感染症などが引き続き見られます。

流行している皮膚感染症はありませんが、紫外線が強くなってきました。外出の際は紫外線対策をしましょう。
春の花粉症であるスギ花粉の飛散はかなり減ってきましたが、ヒノキ花粉の飛散は続いています。もうしばらく治療、予防が必要です。

4月は新入園や新入学、新社会人と人生の大きな節目で、ストレスのかかり易い時期です。またクラスや職場の変化もストレスとなり、連休前後に体調を崩す方が多くなります。十分な睡眠やバランスの取れた食事を心がけ、ストレスをうまく発散して心身ともに体調を整えて下さい。

2016年4月27日