流行中の病気情報一覧週間疾患情報
2016年2月第2週
成人の気管支ぜんそくや感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告は横ばいです。溶連菌感染症と異型肺炎の報告が多少ありました。インフルエンザの報告が先週と比べ倍増しています。
小児では、溶連菌感染症は増加、感染性胃腸炎はやや減少しました。百日咳の報告がありました。インフルエンザは先週に比べ倍増しました。松山市立の小学校、中学校では市内全域でインフルエンザA型の報告があります。中でも中心部・南地区に多くみられます。インフルエンザB型も北地区以外の市内で報告がありますが、東地区が突出しています。
皮膚疾患では、伝染性紅斑の報告がありましたが、多くはありません。寒波の後で凍瘡の患者さんが増えました。
花粉症(鼻炎)はやや低い数値で横ばい、花粉症(結膜炎)は減少しており少ない状態です。
インフルエンザが増えています。人ごみに出る際は、できるだけマスクを着用し、帰宅後は手洗いとうがいを心がけましょう。
2016年2月第1週
成人の気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告は横ばいで、溶連菌感染症の報告が多少ありました。インフルエンザの報告が前回と比べ倍増していますが、高齢者はごく僅かです。昨年の同時期と比べ報告数は1割しかありません。
小児では水痘(みずぼうそう)、溶連菌感染症、感染性胃腸炎はやや減少、異型肺炎が微増しました。インフルエンザは増加に転じ、松山市立の小学校、中学校では市内全域でインフルエンザA型の報告があります。中でも北・西地区に多くみられます。インフルエンザB型はインフルエンザA型よりは少ないですが東地区を中心にみられます。今後のインフルエンザ情報に注意し、マスク着用、うがい、手洗いを心がけましょう。
花粉症(鼻炎)はやや減少、花粉症(結膜炎)は多くはありませんが、増えています。
寒くなり、湯たんぽによる低温熱傷、ストーブやファンヒーターによる小児の熱傷が増えていますのでお気を付けください。
2016年1月第5週
成人では、気管支喘息の報告は若干減少で、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。溶連菌感染症・異型肺炎の報告が僅かにありました。インフルエンザの報告が多少増加しています。
小児では、感染性胃腸炎はやや高い水準で持続しており、インフルエンザはわずかに減少しました。全般的に感染症は先週に引き続き増加傾向です。百日咳の報告がありました。
皮膚疾患では、先週に続いて水痘(みずぼうそう)の報告があります。他は特に多い皮膚疾患などありません。
花粉症(鼻炎)は先週に続き横ばい、花粉症(結膜炎)も多くはありません。流行性結膜炎(はやり目)の報告が続いています。
1月18日に松山市内の中学校でインフルエンザによる学級閉鎖の措置が行われました。今後、インフルエンザがさらに増加することが予想されます。
インフルエンザでは突然の高熱・倦怠感・筋肉痛、咳・鼻水の呼吸器症状に加え、なかには腹痛、嘔吐などの消化器症状も現れることがあるので気を付けてください。
2016年1月第4週
成人では、気管支喘息は横ばいですが、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告は若干、減少しています。溶連菌感染症・流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の報告が僅かにあり、インフルエンザの報告が多少みられています。
小児では、感染性胃腸炎は減少しましたが、高い水準です。この他の感染症は全般的には増加傾向で、インフルエンザはやや増加し、水痘(みずぼうそう)の患者さんも少し増えているようです。
花粉症(鼻炎)は減少、花粉症(結膜炎)も多くはありません。流行性結膜炎(はやり目)の報告が続いています。
先週より急に寒くなり、本格的な冬を迎えました。適度な温度・湿度になるよう心掛けましょう。ストーブなどで暖房をする際には定期的に換気も行ってください。
2016年1月第3週
小児、成人ともに感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の流行が続いています。インフルエンザの患者さんは少数です。インフルエンザA型とB型の両方がみられます。
小児ではひきつづきRSウイルス感染症が多くみられます。溶連菌感染症、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、伝染性紅斑(りんご病)などがみられますが少数です。
暖冬のためか、凍瘡(しもやけ)、乾燥性の皮膚疾患は少ないようです。
花粉症による結膜炎や鼻炎も、ひきつづきみられています。
冬休みが終わり新学期がはじまると、小児の流行状況は変化していくであろうと思われます。
2015年12月第4週
成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息の報告は横ばいです。溶連菌感染症が若干報告され、インフルエンザの報告が僅かにありました。
小児では、感染性胃腸炎が先週に続き増加しており、インフルエンザの報告もありました。他の疾患は先週と同程度です。
特に増えている皮膚疾患はありませんでした。
花粉症(鼻炎)は先週より少し増加、花粉症(結膜炎)は先週と同程度で、流行性結膜炎(はやり目)が増加しています。
感染性胃腸炎は増加して、インフルエンザ、流行性結膜炎などの報告がみられています。年末を迎え、人混みへ出掛ける機会が増える時期ですが、帰宅後には手洗い・うがいなどをし、元気に過ごしましょう。
2015年12月第3週
成人では気管支喘息は横ばいですが、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は若干増加しています。溶連菌感染症や異型肺炎の報告が多少増加しています。
小児では感染性胃腸炎、咽頭結膜熱、喘息が増加しました。
インフルエンザの報告はありませんでした。
皮膚疾患では伝染性紅斑(りんご病)の報告がありました。
花粉症(鼻炎)はやや減少していますが、花粉症(結膜炎)は、増加しています。
ノロウイルスは下痢症状がなくなった後も、便にしばらくウイルスの排出が続くことがあります。また、発病することなく無症状病原体保有者で終わる場合も少なくありません。いずれにせよ、流行期間中は知らない間に感染源となりますので、流水・石鹸による手洗いを徹底しましょう。
2015年12月第2週
成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息は若干減少しています。溶連菌感染症や異型肺炎がわずかですが報告されています。
小児では感染性胃腸炎がやや増加しましたが、それ以外の疾患は減少しました。 インフルエンザの報告もありません。
皮膚疾患では皮膚の乾燥が強くなり、そう痒を訴えて受診する方が増えています。また、小児のストーブによるやけど、高齢者のアンカや湯たんぽによる低温やけどもみられています。
花粉による鼻炎は横ばいですが、結膜炎は減少しています。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
師走に入り、人ごみに出かける機会も増え、体調を崩しやすい時期です。体調の管理に十分気をつけましょう。
また、インフルエンザの予防接種をまだ受けていない方は、流行が始まる前に早めに受けておきましょう。
2015年12月第1週
小児、成人ともに感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や溶連菌感染症が引き続き見られています。例年この時期の胃腸炎の原因としてはノロウイルスが多いのですが、今年は新しい型のノロウイルスが全国的に出てきており、流行が心配されます。胃腸炎の患者さんの吐いた物や便の扱いには十分注意してください。
小児では伝染性紅斑(リンゴ病)がやや多く、また咳や発熱が続く年長児ではマイコプラズマ肺炎が見られます。
花粉による鼻炎や結膜炎は先週と同程度です。また皮膚の乾燥が強くなり、そのための皮膚トラブルが増えています。保湿剤などによるスキンケアを行ってください。
気温の急激な変化で、体調を崩したりかぜをひく方が増えてきました。忘年会の季節ですが、暴飲暴食を避け睡眠を十分にとり、体調を整えてください。
2015年11月第4週
成人では、気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。溶連菌感染症や異型肺炎およびインフルエンザが、僅かですが報告されています。
小児では、感染性胃腸炎、溶連菌感染症が増加、伝染性紅斑(りんご病)、手足口病、咽頭結膜熱(プール熱)、喘息は減少しました。
花粉症(鼻炎)は減少しています。そのほかに流行性疾患の報告はありません。花粉症(結膜炎)は、先週と同程度です。流行性結膜炎は、流行っていません。
今年の冬は暖冬の予想ですが、気温の変化が大きいそうです。油断をせず、こまめに服装や冷暖房器具で温度調節をしましょう。
また、インフルエンザの流行に備えて、外出から帰ったら手洗いを励行しましょう。