流行中の病気情報一覧週間疾患情報
2015年11月第3週
成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息は横ばいです。インフルエンザの報告が、僅かですが、増加傾向です。
小児では、咽頭結膜熱(プール熱)、伝染性紅斑(りんご病)、溶連菌感染症、感染性胃腸炎が増加しています。
皮膚疾患では、今週は流行している皮膚感染症はありませんが、手足口病の後の爪が剥脱して来院する方が多い週でした。
花粉症(鼻炎)は少し増加、花粉症(結膜炎)は先週に比べ減少しています。また、流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
インフルエンザの報告が多くはありませんが、増加傾向です。インフルエンザの予防接種をし、免疫ができるまでに約2週間かかると言われています。予防接種がまだの方は、早めの接種をお勧めします。
日中も気温が下がり始め、様々な感染症も報告されています。健康管理には十分留意してお過ごしください。
2015年11月第2週
成人では気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。異型肺炎・溶連菌感染症・インフルエンザがわずかに報告されています。
小児でも溶連菌感染症がわずかに報告されています。感染性胃腸炎は少し増加しています。
花粉症(鼻炎)はやや高い値で報告されていますが、少しずつ減少しています。花粉症(結膜炎)は、少し増加傾向です。流行性結膜炎は、流行っていません。
秋は、夏に増えていたダニの死骸が多く計測されると言われています。寒くなると部屋の窓の開閉が減少し、室内のダニが増加しやすいので、特に寝具の除湿(天日干し、ふとん乾燥機など)に気を付けましょう。
2015年11月第1週
成人では気管支炎や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。インフルエンザがわずかに報告されています。
小児では流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、溶連菌感染症、感染性胃腸炎がやや増加しました。手足口病は減ってきています。
花粉症(鼻炎)は依然として高水準です。花粉症(結膜炎)は流行っていません。
皮膚疾患では乾燥による皮膚のそう痒を訴える方が増えてきました。
インフルエンザの予防接種が始まっています。流行の始まる前に早めに済ませましょう。
一日の温度差が大きい時期ですので、体調管理に十分お気をつけください。
2015年10月第5週
小児では病気の少ない状況が続いています。そのなかで気管支炎や気管支喘息などで、せきが長引く患者さんが多いように思われます。
溶連菌感染症や水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)などがわずかにみられます。小流行していました手足口病も、だいぶん減りました。
小児と成人ともに、今後、気温が低下してくると感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)やインフルエンザなどが増えてくることが予想されます。インフルエンザワクチン接種がはじまっていますので、お近くの医療機関でぜひ接種をしてください。
眼科疾患と耳鼻科疾患はアレルギー性疾患が主で、花粉症(結膜炎・鼻炎)がみられています。
2015年10月第4週
成人では、気管支喘息は横ばいですが、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は減少しています。百日咳、異型肺炎、溶連菌感染症が、僅かに報告されています。インフルエンザも僅かですが、増加しています。
小児では、感染症、喘息は先週と同程度でしたが、感染性胃腸炎がやや増加していました。今週は水痘(みずぼうそう)の報告がありました。
皮膚疾患では、手足口病が引き続き出ており、中にはつめ剥離が起こって来院する患者さんも増えているようです。
花粉症(鼻炎)は先週に引き続きやや高水準のまま横ばいです。花粉症(結膜炎)は少し増加しています。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
インフルエンザワクチンが不足しているようですので、近隣の医療機関、かかりつけ医にて接種可能かどうかご相談下さい。
2015年10月第3週
成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息は横ばいです。異型肺炎・溶連菌感染症やインフルエンザが、僅かに報告されています。
小児では、感染症は全般的に減少に転じ、喘息も減少しました。溶連菌感染症、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は同程度、インフルエンザ、伝染性紅斑(リンゴ病)は少数ですが、報告がありました。手足口病も少し減少しています。
花粉症(鼻炎)はやや高水準のまま横ばい、花粉症(結膜炎)は少し減少しています。
インフルエンザの予防接種が始まります。流行は、1月上旬から3月上旬が中心であること、接種による効果が出現するまでに2週間程度を要することから、毎年12月中旬までにワクチン接種を受けることが望ましいと考えられます。お早めに近隣の医療機関、かかりつけ医へご相談下さい。
2015年10月第2週
インフルエンザは減少しています。
成人では、気管支炎は横ばいですが感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は若干減少しています。溶連菌感染症は低い水準のままです。
小児では、全般的に感染症が増加傾向です。手足口病は依然やや高い水準のまま継続しています。溶連菌感染症は少し増加しています。前回、急激に増加した喘息はさらに報告が増えています。
特に流行っている皮膚疾患はありません。花粉症(鼻炎)はかなり増加しています。花粉症(結膜炎)は、少し増加しています。
運動会、秋祭りなどでは砂ぼこりが多く、気温の日内変動で小児、成人ともに疲れがたまる時期です。朝晩の冷え込みに気を付け、うがい、手洗いをしっかり行いましょう。
2015年9月第4週
成人では、気管支炎や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。溶連菌感染の報告が増えています。異型肺炎の報告がありました。成人、小児とも、インフルエンザがやや増加しました。
小児では、気管支喘息が急激に増加しています。手足口病が再び増加しました。
気温が下がって、夏の皮膚疾患も減少し、特に流行っている皮膚疾患はありません。
イネ科・キク科による花粉症がやや増加しています。流行性結膜炎は流行っていません。
朝晩涼しくなり、日中との温度差が大きくなる時期ですので、体調管理には気を付けましょう。
2015年9月第3週
朝夕の気温が下がり、天候不順も影響して、気管支ぜんそくの発作を起こす人が増えています。秋はぜんそくの発作を起こしやすい季節です。運動会の練習中、土ぼこりのために発作を起こすこともあります。ひどくなる前に治療を受けてください。
感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は多くはありませんが引き続き見られます。小児では手足口病が流行しています。一部の学校でインフルエンザA型の集団発生が続いています。兄弟などへの感染から拡大する恐れもあり、注意が必要です。その他、RSウイルス感染症やマイコプラズマ肺炎、百日咳も少数ですが見られます。
花粉症(鼻炎、結膜炎)は少数です。皮膚疾患は特に流行しているものはありません。
2015年9月第2週
成人では、気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいで、その他の目立った感染症の報告はなく、わずかに溶連菌感染症や手足口病の報告がありました。
小児では、手足口病と喘息が少し増加していますが、その他の疾患は先週と同程度でした。なお、市内の一部の学校でインフルエンザA型が流行っているようです。
花粉症(鼻炎)は少し増加していて、花粉症(結膜炎)は先週と同程度で、流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
天候が不順で体調をくずしやすい時期ですので、体調の管理に気をつけて下さい。