流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2013年10月第4週

 成人では、気管支ぜんそくや感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は、先週と同程度です。感染症は全般的に少なくなっていますが、百日せきや異型肺炎がわずかですが報告されています。
 小児では、今週は特に報告が増えた疾患はなく、先週と同程度かやや減少しました。
 皮膚疾患では、今週も特に流行している皮膚感染症、増えている皮膚疾患などはありませんでした。
 花粉症(鼻炎)は、先週と変わらず、落ち着いた状態です。花粉症(結膜炎)は、先週よりも少し減少しています。流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
 急に涼しくなりましたので、体調を崩さないように気を付けてお過ごしください。インフルエンザワクチンの接種が始まっています。予防接種の効果が出るまでには時間がかかりますので、流行の始まる前に、早めに接種しておきましょう。

2013年10月23日

2013年10月第3週

 成人では、気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は、先週と同程度です。百日せきや、溶連菌感染症の報告がありました。
 小児では喘息が少し増加しました。小児でも一例のみ、百日せきの報告がありました。手足口病は減少しており、他の疾患は先週と同程度です。
 皮膚疾患では、今週も特に流行している皮膚感染症、皮膚疾患の報告はありませんでした。
 花粉症(鼻炎)は先週に比べてやや増加しています。花粉症(結膜炎)は、先週から横ばいで、流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
 10月15日から、高齢者インフルエンザ予防接種が始まります。ワクチンを接種してからその効果がでるまで数週間かかりますので、早めにすませましょう。特に小児、高齢者、呼吸器・心臓・腎臓などに持病をお持ちの方は積極的に受けてください。

2013年10月17日

2013年10月第2週

 成人では気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は先週と同程度です。溶連菌感染症や異型肺炎の報告がありました。
 小児では流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)と感染性胃腸炎が微増していますが、他の疾患は減少傾向です。少数ですが、伝染性紅斑(リンゴ病)の報告がありました。成人、小児ともに、全体的には今週も感染症は少ない状態が続いています。
 皮膚疾患では、今週も特別な皮膚感染症、皮膚疾患の報告はありませんでした。花粉症(鼻炎)は、先週は急増しましたが、今週は減少しています。花粉症(結膜炎)は先週から横ばいで、流行性結膜炎も流行ってはいません。
 10月15日から、高齢者インフルエンザ予防接種が始まります。高齢者以外の方の接種も適宜おこなわれます。8月~9月には小児科領域で季節はずれのインフルエンザの報告が続きました。お近くの医療機関にご相談のうえ、早めの対策をお勧めします。

2013年10月10日

2013年10月第1週

 全体的に感染症は落ち着いています。
 成人では、気管支喘息は先週と同程度ですが、小児ではやや増加しています。成人で、百日咳の報告がありました。
 小児で、水痘(みずぼうそう)、溶連菌感染症がやや増加しています。手足口病はほとんどみられなくなりました。
 秋の花粉による鼻炎、結膜炎が増えてきています。晴れた日にイネ科植物の花粉が飛んでいるようです。例年この季節に発症する方は、予防と治療をお勧めします。
 皮膚疾患では、特に流行している疾患はありません。紫外線や汗による皮膚トラブルも減ってきました。
 朝晩気温が下がってきました。秋はぜんそく発作を起こしやすい季節ですので、ひどくなる前に治療を受けるようにしましょう。

2013年10月3日

2013年9月第4週

 小児では、今夏たいへん流行した手足口病はほとんどみられなくなりました。かわりにRSウイルスという病原体が原因の咽頭炎や気管支炎が、小さい子どもさんを中心に流行しています。発熱、鼻汁、長引く咳、喘鳴などの症状があるときはRSウイルス感染症の可能性が考えられます。
 秋の花粉症やハウスダストが原因のアレルギー疾患が増加しています。気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎などの疾患をひきおこします。
 先週まで小児でみられていましたインフルエンザは今週はみられませんでした。
 水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、溶連菌感染症が、少数みられます。
 感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は、引き続きみられていますが、点滴を要するような方は少ないようです。

2013年9月26日

2013年9月第3週

 成人では、気管支喘息は増加しています。嘔吐下痢症(感染性胃腸炎)は横ばいです。溶連菌感染症の報告がありました。
 小児では、今週もインフルエンザAの報告が4例ありました。ヘルパンギーナ、手足口病などが微増、他の疾患は先週と同程度です。
 今週も特に流行している皮膚感染症はありませんでした。気温が下がって来て夏の皮膚病も落ち着いてきています。
 秋の花粉(キク科)が増えてきたようで、花粉症(鼻炎)は増加しています。花粉症(結膜炎)は、先週と同程度です。流行性結膜炎は、流行っていません。
 朝晩はだいぶ涼しくなってきましたが、日中との温度差が大きく、寝冷えして風邪を引く方も増えていますので、体調管理に気をつけましょう。また日中はまだまだ暑い日も多く、水分補給も忘れないようにしましょう

2013年9月19日

2013年9月第2週

 成人では気管支喘息は横ばいです。成人でも異型肺炎、手足口病の報告がありました。
 小児では先週に引き続き、手足口病はやや減少、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が少し増加しています。他の疾患は先週と同程度か減少しています。松山市石井地区でインフルエンザAの報告がありました。新学期も始まりましたので、手洗いうがいを心掛け、感染に気をつけましょう。
 皮膚科領域では特に流行している疾患はありません。
 花粉症(鼻炎)は先週から増加傾向ですが、花粉症(結膜炎)は同程度です。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。季節の変わり目で風邪症状を訴える方が増えています。
 雨が降るたびに朝晩は涼しくなってきましたが、日中はまだ暑い日が続きます。気温の変化に注意して、体調管理に努めましょう。

2013年9月11日

2013年9月第1週

 成人では喘息は減少しています。成人でも異型肺炎、手足口病の報告がありました。
 小児では喘息は逆に増加しています。手足口病はやや減少してきており、流行のピークは過ぎたのかもしれません。それ以外の感染症は先週と同程度か減少しています。
 皮膚科では特に流行している疾患はありませんが、まだまだ残暑が続くため、汗による皮膚症状の悪化や、虫さされ、日焼けには引き続き注意をしましょう。
 花粉症(鼻炎)はやや増加傾向ですが、花粉症(結膜炎)は減少しています。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
 まだ日中の残暑は厳しいようですが、朝晩は涼しくなってきました。気温の変化に注意してしっかり体調管理をしましょう。

2013年9月4日

2013年8月第5週

 成人では喘息が増加傾向です。溶連菌感染と異型肺炎の報告がありました。
 小児で手足口病がやや増加しています。それ以外の感染症は同程度です。
 皮膚科では、暑い日が続くため、汗による皮膚症状の悪化、伝染性膿痂疹(とびひ)、虫さされなどが相変わらず多くみられます。また、海水浴やプールでの日焼けで受診される方もみられます。日焼け止めをこまめに塗りなおしましょう。 
 花粉による結膜炎・鼻炎は少ない状態が続いています。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
 まだ暑い日が続いていますので、水分を十分に取って、熱射病・脱水症にかからないように気をつけましょう。また食中毒を起こさないよう、食物の管理にも十分ご注意ください。 

2013年8月28日

2013年8月第3週

 東京で流行している手足口病は、愛媛でも増加しています。手や足、おしりなどの小さな水ぶくれと口内炎が見られる典型例と、発疹が水ぼうそうのように全身に見られ、水ぶくれが大きい非典型例の二種類が見られます。ウイルスの違いによると思われますが、髄膜炎などの合併症を起こさなければ、一週間程度でなおる病気です。もしかかった場合はかかりつけ医を受診し、登園などは指示に従って下さい。
 感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は、成人、小児ともに引き続き見られます。
 猛暑のため、日焼けのひどい方やあせも、とびひなどの夏の皮膚トラブルが多く見られます。またエアコンの使用によって、ほこりなどが原因の鼻炎や結膜炎も見られます。
 暑さはまだまだ続きそうですので、睡眠を十分にとり、暴飲暴食を避け、バランスの良い食事を心がけ、体調を崩さぬようご注意ください。

2013年8月14日