流行中の病気情報一覧週間疾患情報
2014年6月第4週
例年に比べ、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が比較的多く見られますが、他に流行している感染症はありません。
小児では、この時期から夏かぜが増えてくる事が多いのですが、今年はヘルパンギーナや咽頭結膜熱(プール熱)が少し見られる程度です。ただプールが始まりましたので、注意が必要です。その他、水ぼうそうやおたふくかぜ、溶連菌感染症が散発的に見られます。
花粉によるアレルギー性鼻炎は減少しており、アレルギー性結膜炎は先週と同程度です。
また気温の上昇とともに、汗による皮膚炎や虫刺されが増えてきました。
急に暑くなると体が暑さに慣れてないため、熱中症を起こしやすくなります。睡眠や栄養を十分にとって体調を整え、水分や適度の塩分をこまめに摂るようにしましょう。
2014年6月第3週
成人では、インフルエンザの報告はなくなりました。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支ぜんそくの報告は横ばいです。
小児でも、インフルエンザの報告はありませんでした。感染性胃腸炎はやや増加しましたが、他の疾患は先週と同程度かやや減少しました。
皮膚疾患では、今週も流行している皮膚感染症や特別な皮膚疾患はありませんでした。
花粉症による鼻炎は減少し、少ない状態ですが、結膜炎は先週と同程度です。
また、溶連菌感染症が少し増えています。流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
気温と湿度の高い日がこれから続きますので、食中毒と熱中症には十分お気をつけください。
また、学校でプールが始まると水いぼやとびひ、中耳炎、結膜炎などが増えてきますので、症状があれば早めに受診しましょう。
2014年6月第2週
成人では、インフルエンザの報告はほとんどなくなりました。また、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息の報告も減少しています。
小児では、感染性胃腸炎はやや減少しましたが、インフルエンザの報告がまだ少数ありました。水痘がやや増加しており、その他の疾患は先週と同程度です。
皮膚疾患では、今週も特に流行している皮膚感染症はありませんでした。紫外線や汗による皮膚炎が増加してきました。
花粉症による鼻炎は横ばいで多くありませんが、結膜炎は、少し増加傾向です。また、溶連菌感染症が散見されています。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていませんが、学校では、プールが始まる時期になりましたので、充血や眼やにがある場合は、早めに診察を受けましょう。
湿度の高くなる梅雨の時期に入りました。調理器具は清潔にし、食品はよく洗ったり、しっかり加熱したりして、食中毒の予防に気をつけましょう。
2014年6月第1週
成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)がやや増加しています。溶連菌感染症の報告がありました。インフルエンザはさらに減少していますが、まだわずかに報告が続いています。
小児では、感染性胃腸炎はやや減少しています。少数ですが、夏かぜの代表的な疾患であるヘルパンギーナや手足口病の報告があり、今後の増加に注意が必要です。インフルエンザはまだ少数みられています。
皮膚疾患では、紫外線や汗のトラブル、虫さされなどの夏の皮膚病がみられるようになってきました。
花粉症(鼻炎・結膜炎)は先週に比べてやや増加していますが、数は多くはありません。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
気温・湿度ともに高くなってきました。アレルギー性疾患や喘息の原因にもなるカビが発生しやすく、また、食中毒も増えてくる時期です。身のまわりを清潔にし、健康管理につとめましょう。
2014年5月第5週
インフルエンザは減少していますが、まだ報告はあります。
小児では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が再び増加、溶連菌感染症、咽頭結膜熱(プール熱)も微増しています。
花粉症(鼻炎・結膜炎)は、通常レベルまで減りました。流行性結膜炎(はやり目)ははやっていません。
特に流行している皮膚感染症はありませんでしたが、毛虫皮膚炎や虫刺され、紫外線による夏のトラブルが増えてきました。とびひや汗による皮膚症状の悪化で受診されるかたも徐々に増えてきています。紫外線、虫除け対策をして外出しましょう。
2014年5月第4週
今シーズンは例年にくらべて長くつづいたインフルエンザの流行は、ようやく終息してきました。インフルエンザB型が、わずかにみられる程度になりました。
小児、成人ともに感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が比較的多い状況がつづいています。
小児では、水痘(みずぼうそう)、溶連菌感染症、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)がみられますが多くはありません。このなかでは、水痘の発症がやや多いようです。
アレルギー疾患は、花粉症が原因の鼻炎や結膜炎は発症のやまをこえて減少しつつあります。気管支喘息は、現在減少していますが、今後、梅雨時になると増加してくることが予想されます。
日中の紫外線が強くなってきました。皮膚疾患では紫外線が原因の皮膚炎が増加してきました。
2014年5月第3週
成人では、インフルエンザはさらに減少しています。気管支喘息は増加しています。
小児では嘔吐下痢症(感染性胃腸炎)が先週に引き続き、やや増加しました。インフルエンザは減少傾向ですが、下げ止まっているようで、まだ警戒が必要です。水痘、喘息、溶連菌感染症が増加、他の疾患は先週と同程度かやや減少しました。
今週も特に流行している皮膚感染症はありませんでした。
花粉症(鼻炎)はやや増加しました。流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の報告がありました。花粉症(結膜炎)は、少し増加しています。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
気温も上昇し、紫外線も強い季節に入ってきました。外出時は、日焼けに注意し、水分摂取にも気を配りましょう。
2014年5月第1週
成人では、インフルエンザは減少しており、気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばい状態です。
小児では、感染性胃腸炎がやや増加していますが、インフルエンザは、先週と同程度です。その他の疾患は先週と同程度かやや減少しています。
今週も特にはやっている皮膚疾患や皮膚感染症はありません。
インフルエンザは少なくなりましたが、地域的な小流行か、やや増減がみられます。
花粉症(鼻炎)はさらに減少しており、花粉症(結膜炎)も減少しています。流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
ゴールデンウィークを迎え、野外活動が多くなる時期です。紫外線による皮膚トラブルを防ぐため、紫外線対策も忘れずに行いましょう。
5月は幼稚園、小中学校で、内科、眼科、耳鼻科、歯科の検診が行われます。学校からの検診結果が医療機関受診必要であれば早めに専門医を受診しましょう。
2014年4月第4週
成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。溶連菌感染症の報告がありました。
小児では感染性胃腸炎がやや多く、伝染性紅斑(りんご病)の報告がありました。その他の疾患は横ばい~減少傾向です。
インフルエンザは成人、小児ともに激減しており、終息が近いようです。
皮膚科では花粉や、季節の変わり目で顔のかゆみを訴える患者さんが多いようですが、その他には特に流行っている皮膚感染症はありません。
花粉症(鼻炎)は、まだヒノキ花粉の飛散が多いわりに、症状を訴える患者さんはかなり減ってきています。花粉症(結膜炎)は横ばいで、流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
花粉症やインフルエンザも落ち着き、絶好の行楽シーズンが来ました。ところが屋外は一年で一番紫外線の強い時期でもあります。帽子や服装、日焼け止めなどでしっかり紫外線対策をしましょう。
2014年4月第1週
インフルエンザは減少してきていますが、引き続き高い状態ですので、注意が必要です。
花粉症はやや減少していますが、これからの時期は、ヒノキ、イネ科の花粉の飛散が増えますので、これらの花粉によるアレルギーがある方は、引き続き花粉情報をチェックし、花粉症対策を続けましょう。
花粉の飛散、気温の上昇に伴い、顔面の皮膚炎を主訴に受診される患者さんも増えています。行楽の機会が増える季節になりました。紫外線の量も多くなってき ています。外出時の紫外線予防も忘れない
ようにしてください。