流行中の病気情報一覧週間疾患情報
2013年8月第2週
成人では気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)や百日咳の報告がありました。
小児では手足口病が先週に比べさらに増加しました。溶連菌感染症、嘔吐下痢症、水痘(水ぼうそう)など、ほかの疾患は先週と同程度でした。
皮膚疾患では、虫刺され、日焼けの患者さんが多く見られます。外出時は長袖、帽子着用など、紫外線対策を忘れないで下さい。
花粉症(鼻炎、結膜炎)は先週よりやや増加しています。その他、特に流行っている耳鼻咽喉科疾患はありません。流行性結膜炎(はやり目)も流行っていません。
熱中症の患者さんがあいかわらず全国的に多くみられます。外出時にも水分補給を心掛けるようにして下さい。特にスポーツをされる方は少量の塩分補給も忘れないでください。
2013年7月第5週
成人では気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。溶連菌感染症の報告がありました。
小児では手足口病がやや増加し、水痘(みずぼうそう)や流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、溶連菌感染症は減少しました。それ以外の感染症は先週と同程度です。
皮膚疾患では、手足口病が急増しています。
花粉症(鼻炎、結膜炎)は横ばいです。また、流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
耳鼻科では、外耳道炎が増えています。水泳をする機会が増えているためと思われます。
夏休みに入り、旅行やレジャーに行かれる方が多い時期になりました。外出先でも、熱中症にならないように水分補給をこまめに取るように心掛けましょう。また、紫外線対策として長袖の着用や日焼け止めを塗ったり、帽子をかぶったり、UVカット機能のある眼鏡を使用したりするようにしましょう。
2013年7月第4週
成人では気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。溶連菌感染症や流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の報告も多くはありませんが続いています。
小児では手足口病が増えてきました。その他、水痘(みずぼうそう)や流行性耳下腺炎もやや増加しました。それ以外の感染症は先週と同程度です。喘息はやや減少しています。
皮膚疾患では、気温の急上昇で激しい汗疹(あせも)や伝染性膿痂疹(とびひ)が多数みられています。
花粉症(鼻炎、結膜炎)は多くはありません。また、流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
夏休みに入り、海や山にレジャーに出かける機会が増えてきます。熱中症や紫外線皮膚炎、食中毒には十分注意しましょう。
2013年7月第3週
成人では喘息はやや減少傾向、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。溶連菌感染症と異形肺炎、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の報告もあります。
小児で手足口病が多くなってきました。ヘルパンギーナは多くはありません。喘息、感染性胃腸炎がやや増えていますが、それ以外の感染症は、同程度か減ってきています。
皮膚疾患では、気温の上昇で、あせも、とびひ、虫さされが大変多くなりました。
花粉による結膜炎・鼻炎は少ない状態が続いています。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
暑い日が続きますので、熱中症に気を付け、定期的に適度な水分補給と、涼しい場所での休息を心がけるようにしましょう。
2013年7月第2週
感染症は少ない状況がつづいています。小児では、夏かぜの代表的な病気である手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱がみられていますが、まだまだ少ないです。また、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、溶連菌感染症などの病気もみられますが、こちらも少ないです。比較的、多いのは、小児、成人ともに感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)です。嘔吐や下痢などの症状がよくみられウイルス性胃腸炎が多いと思われますが、血便や発熱など細菌性胃腸炎の可能性が高い患者さんもみられます。今後も気温が高く湿度が高い気象状態が続くことが予想されます。食中毒がおこりやすい時候ですので注意してください。
皮膚科疾患では伝染性膿痂疹(とびひ)が少し増えてきました。
アレルギー性疾患では、気管支喘息、花粉症(鼻炎・結膜炎)の患者さんがみられます。
2013年7月第1週
成人では気管支喘息は若干増加していますが、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。
小児では先週に引き続き、感染症は全般的に減少しました。百日咳の報告がありました。
特に流行している皮膚感染症はなく、花粉症(鼻炎)はさらに減少しています。その他、特に流行っている耳鼻咽喉科的疾患はありません。
花粉症(結膜炎)は、先週と同程度、流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
梅雨時は喘息発作がおきやすくなっていますし、梅雨の晴れ間では熱中症にも更に注意が必要ですので、体調管理にはお気をつけください。
2013年6月第5週
成人では、気管支喘息は横ばいです。感染性胃腸炎(おう吐下痢症)は、成人でも小児でも若干減少しています。インフルエンザは成人、小児ともに報告がありません。
小児では、伝染性紅斑(りんご病)の報告が増加しました。
特に流行している皮膚感染症はありません。マダニに刺されたという患者さんが、テレビ等の報道を見て心配になり、来院されるケースが増えています。気になれば、早めに受診されることをお勧めします。
耳鼻科では、少数ですが、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の報告があります。花粉症(鼻炎)は横ばいです。ヘルパンギーナの報告はありません。
花粉症(結膜炎)は、減少しています。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
気温、湿度の高い日が続きます。食中毒を起こさぬよう、食品の管理には十分ご注意ください。
2013年6月第4週
インフルエンザの報告は激減し、ほぼ終息したようです。成人では気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。
小児では百日咳の報告があり、感染性胃腸炎は横ばいで、他の疾患は先週と同等か減少しています。
皮膚科では特に流行している皮膚感染症はありません。成人男性で風疹の報告が一例ありました。当初は関東を中心に流行していましたが、この1~2週間は大阪を中心に関西にも拡大しているようで、今後の注意が必要です。
花粉症(鼻炎、結膜炎)は横ばいです。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
気温と湿度の高くなる梅雨の時季は食中毒に注意が必要です。手をよく洗い、清潔な調理器具で、食品はよく洗い、しっかり加熱して予防しましょう。
インフルエンザは減少していますが、若干の報告はあります。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばい、溶連菌感染症がやや増えています。ヘルパンギーナ、手足口病が少数ですが報告されるようになりました。
花粉症(鼻炎、結膜炎)は横ばいです。流行性結膜炎(はやり目)はみられていません。皮膚科では、毛虫や蚊、ダニなど虫による被害が増えています。
成人男性で風疹の報告がありました。予防接種を希望される方はお近くの医療機関にご相談してください。
小・中学校では、プールが始まる季節となりました。のどのはれや目の充血がある場合には、早めに検査を受けましょう。
梅雨に入り、湿度の高い日が続きますので、カビの発生や食中毒に注意しましょう。
2013年6月第2週
インフルエンザは少数見られますが、ほぼ終わりに近いようです。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は引き続き見られます。ウイルス性が多いのですが、季節的に細菌性食中毒の多くなる時期ですので、高熱や血便、強い腹痛などに注意しましょう。
その他小児では、水痘(みずぼうそう)や流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、溶連菌感染症、アデノウイルス感染症、手足口病なども見られます。
梅雨に入り気温と湿度が高くなり、あせもやとびひが見られるようになってきました。また毛虫などの虫さされや紫外線による皮膚のトラブルも増えています。
天候の不順なこの時期は気管支ぜんそくの発作がおこりやすくなります。ひどくならないように、早めに治療を受けてください。