流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2012年12月第3週

 インフルエンザの報告がありましたが、まだ散発的で流行にはなっていません。感染性胃腸炎(おう吐下痢症)が引き続き増加しています。冬場に多いノロウィルスによるものと思われます。愛媛県内でも多数の報告がありますが、特に松山市では11月以降急激に増加しています。食事の前やトイレのあとには液体石けんで手洗いを必ず行って予防しましょう。おう吐物については次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤)を使って適切に処理する必要があります。
 成人では、気管支喘息が増加しています。
 小児では、水痘(みずぼうそう)が増加しましたが、他の疾患は横ばいか減少しています。
 皮膚科では、気温がかなり下がってきたので、凍瘡(しもやけ)の方や、乾燥性のかゆみを訴える方が増えています。
 花粉症は横ばいです。
 寒い日が続くようになりました。体調を崩さぬよう、健康には十分注意してお過ごしください。

2012年12月12日

2012年12月第2週

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が小児を中心に増加しています。今後も増加が予想されますので、帰宅時のうがい、流水、せっけんでの手洗いを行い、感染の拡大予防に努めましょう。
 A型インフルエンザの報告が散見されます。予防接種がまだの方は早めに受けましょう。
 水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)が再び増加しています。気管支ぜんそくは減少してきています。花粉症は少ない状態が続いています。
 乾燥による肌のトラブルが増えています。暖房器具による部屋の乾燥に注意し、入浴後の保湿を心がけましょう。しもやけで受診される方もふえています。
 師走になりました。人ごみに入るときは、マスクを忘れないようにしましょう。

2012年12月5日

2012年11月第5週

 成人、小児ともに感染性胃腸炎(おう吐下痢症)が増加してきました。今のところ比較的軽症の方が多いように思われます。
 インフルエンザは、小児でA型が発生したようです。今後の流行状況が気になります。インフルエンザの予防接種をうけることを考えている方は早目に受けるのがよいと思われます。
 主にマイコプラズマが原因と考えられる異型肺炎は、少数ですが、引き続き発生の報告があります。
 小児では、溶連菌感染症、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の発生が続いています。
 また、RSウイルス感染症に伴う気管支炎、肺炎の発生が年少児を中心に引き続いてみられています。
 皮膚科では、特に流行している皮膚感染症や皮膚疾患はありません。冬が近づき乾燥による皮膚疾患が増えてきました。
 アレルギー疾患では、花粉症による鼻炎、結膜炎ともに減少しています。気管支喘息もやや減少しています。

2012年11月28日

2012年11月第4週

 成人では、気管支喘息、感染性胃腸炎(おう吐下痢症)が若干増加しています。わずかに異型肺炎の報告がありました。
 小児では、溶連菌感染症、水痘(みずぼうそう)、喘息、感染性胃腸炎(おう吐下痢症)が増加しています。手足口病、ヘルパンギーナもやや増加しています。
 皮膚科では、特に流行している皮膚感染症や皮膚疾患はありません。乾燥による皮膚疾患はまだ多くないようです。
 花粉症による鼻炎はやや増加していますが、結膜炎は先週と同程度です。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
 気温が下がってきています。感染性胃腸炎(おう吐下痢症)や風邪症状が多くなる季節ですので、手洗いやうがいでの予防を心がけてください。インフルエンザはまだ流行ってはいませんが、予防接種は早めに接種しておきましょう。

2012年11月21日

2012年11月第3週

 成人では、気管支喘息、感染性胃腸炎(おう吐下痢症)は横ばいです。溶連菌感染症や異型肺炎の報告がありました。
 小児では、異型肺炎が少し増加しています。溶連菌感染症は先週と同程度です。水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)等、その他の疾患は減少しています。
 皮膚科では、特に流行している皮膚感染症や皮膚疾患はありません。
 花粉症による鼻炎や結膜炎は、減少しています。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
 立冬を過ぎ、気温が急に下がってきました。インフルエンザなど流行の兆しはまだありませんが、風邪の予防の為、帰宅後の手洗いやうがいを励行し、バランスの良い食事と十分な睡眠を心がけるなど、基本的な対策を、より一層心がけましょう。

2012年11月14日

2012年11月第2週

 成人では、気管支喘息、感染性胃腸炎(おう吐下痢症)は横ばいです。溶連菌感染症の報告がありました。
 小児では、感染性胃腸炎、水痘(みずぼうそう)、溶連菌感染症が微増しています。百日咳、咽頭結膜熱(プール熱)、伝染性紅斑(りんご病)の報告がありました。
 秋の花粉症はまだみられますが、減少傾向にあるようです。
 皮膚科では、特に流行している皮膚感染症や皮膚疾患はありません。
 インフルエンザの予防接種が医療機関で行われています。インフルエンザの流行はまだ報告されていませんが、ワクチンを接種してからその効果がでるまで数週間かかりますので、早めにすませましょう。特に小児、高齢者、呼吸器・心臓・腎臓などに持病をお持ちの方は積極的に受けてください。

2012年11月8日

2012年10月第5週

 成人では気管支喘息、感染性胃腸炎は若干増加傾向です。
 小児では、水痘(みずぼうそう)、溶連菌感染症がやや多めですが増加傾向はありません。また、成人、小児とも、異型肺炎の報告がありました。
 花粉による鼻炎、結膜炎は先週と同程度です。流行性結膜炎(はやり目)の報告がありました。
 特に流行している皮膚感染症および皮膚疾患はありませんが、寒くなり、手荒れや、乾燥性の皮膚炎を訴えて受診される方が増えてきました。入浴後の早めのスキンケアをお勧めします。
 インフルエンザの予防接種も早めに済ませましょう。
 急に寒くなってきました。体調管理には充分ご留意ください。

2012年10月31日

2012年10月第4週

 朝夕の冷え込みが見られる季節となり、気管支ぜんそくの発作をおこす人が増えています。例年この季節は一年の中で最も発作を起こしやすい時期です。発作を起こした人は早めに治療を、まだ発作が出てない人は予防的な治療を受けるようにしましょう。
 小児ではRSウイルスによる気管支炎や肺炎、マイコプラズマ肺炎、水痘(水ぼうそう)などが引き続き見られています。また成人も含めて感染性胃腸炎が少し増えてきました。
 乾燥による皮膚のトラブルが増えています。保湿剤などによるスキンケアをこまめに行い、皮膚を掻いて傷つけないようにしましょう。
 花粉症は、鼻炎はやや増加、結膜炎はやや減少しています。流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
 インフルエンザの予防接種が始まりました。13歳未満では2回、13歳以上では1回接種が基本です。例年本格的に流行が始まる年明けまでに免疫をつけるため、できるだけ年内に接種が終わるようにしてください。

2012年10月24日

2012年10月第3週

 成人では、気管支喘息が先週と同程度見られています。感染症は全般的に少なくなっていますが、異型肺炎がわずかですが報告されています。
 小児では、水痘(みずぼうそう)の報告が増加しています。溶連菌感染症、喘息は先週と同程度見られます。その他の感染症は、横ばいか減少しています。
 今週も特に流行している皮膚感染症はありませんでした。乾燥による皮膚トラブルが少しずつ増えてきています。
 先週に引き続き、ヨモギやブタクサなどの秋の花粉が飛んでいるようで、花粉症は鼻炎、結膜炎ともに少し増加しています。流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
 インフルエンザワクチンの接種が始まりました。予防接種の効果が出るまでには時間がかかりますので、流行の始まる前に、早めに接種しておきましょう。

2012年10月18日

2012年10月第2週

成人では、気管支喘息が若干増加しています。B型インフルエンザの報告が1件ありました。
 小児も喘息が増加しています。おたふくかぜや水ぼうそう等の感染症は落ち着いています。
 流行している皮膚疾患や皮膚感染症はありません。花粉症(鼻炎)は増加しています。ヨモギ等の秋の花粉が飛び始めたためと思われます。毎年この季節に鼻炎症状のある方は早めの治療や予防対策を心がけて下さい。結膜炎も少し増加していますが、流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
 例年、インフルエンザの流行は、11月から4月で、中心は、1月上旬から3月上旬です。ワクチン接種による効果が出現するまでに2週間程度を要することから、遅くても12月中旬までにワクチン接種を受けることが望ましいでしょう。
 朝夕の寒暖の差が大きくなり、体調を崩しやすい時期です。からだの抵抗力を高めるために十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を心がけましょう。

2012年10月11日