流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2014年7月第5週

小児では、咽頭結膜熱(プール熱)、ヘルパンギーナなどの夏かぜが、先週よりさらに増加中です。今夏は手足口病は少なそうです。水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は先週より減少してきました。
感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)、気管支喘息、溶連菌感染症は、小児、成人ともに先週と同じ程度で持続しています。

皮膚疾患では、紫外線や汗が原因の皮膚炎が多くみられます。
鼻炎や結膜炎の原因となる花粉症はみられますが、多くありません。流行性結膜炎(はやり目)の報告はありますが、流行はしていません。

2014年7月30日

2014年7月第4週

成人では、気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。溶連菌感染症の報告がありました。
小児では、水痘(みずぼうそう)、咽頭結膜熱、ヘルパンギーナが増加しました。伝染性紅斑(りんご病)の報告がありました。他の疾患は先週と同程度か減少しました。

皮膚疾患では、今週も特に流行している皮膚感染症はありませんでした。汗による皮膚炎や虫による皮膚炎が相変わらず多いです。
花粉症(鼻炎)は少ない状態が続いています。花粉症(結膜炎)は先週と同程度ですが、流行性結膜炎(はやり目)の報告がありました。

暑い季節となりました。こまめな水分補給や暑さを避ける工夫などで熱中症に注意しましょう。

2014年7月23日

2014年7月第3週

成人では、気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。その他、目立って流行している疾患はないようです。
小児では、ヘルパンギーナが増加しましたが、他の疾患はやや減少しました。今週はインフルエンザ疾患の報告がありませんでした。

皮膚疾患では、今週も特に流行している皮膚感染症はありませんでした。気温はまだあまり高くありませんが、汗疹(あせも)や、虫刺されは多くなっています。暑い日の外出の際には、タオル等でこまめに汗をふき、水分補給にも気をつけましょう。
花粉症(鼻炎)は少ない状態が続いており、花粉症(結膜炎)も先週と比べて減少しています。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。

湿度も高く、暑い日が続いています。食中毒も起こしやすい時期になりました。体調管理には十分注意し、元気に過ごしましょう。

2014年7月16日

2014年7月第2週

成人では、気管支喘息は横ばいです。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)はやや減少しています。溶連菌感染症が増えています。
小児でも、成人と同様に溶連菌感染症が増えています。全国的には夏かぜのヘルパンギーナの流行が心配されています。手洗い・うがいで家庭内や集団での流行を防ぎましょう。

特に流行している皮膚の感染症や疾患はありません。
花粉症(鼻炎・結膜炎)は横ばいで多くはありません。流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。

暑い日も多くなり、ついつい冷たい飲み物や食べ物をとりがちです。もちろん熱中症対策では十分な水分補給は必要ですが、冷たい飲み物や食べ物のとりすぎは胃腸の働きを弱め、消化不良や食欲不振をおこし、夏バテの原因にもなります。栄養のバランスも考え、健康な食生活で夏を乗り切りましょう。

2014年7月9日

2014年7月第1週

インフルエンザの報告はなく、ほぼ終息したようです。
小児では水痘(みずぼうそう)が増加しています。気管支喘息や、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。

花粉症も少なく、流行性結膜炎(はやり目)ははやっていません。
毛虫や虫刺され、汗による皮膚症状の悪化で受診される方が多いです。また、マダニで受診される方が例年より多くみられます。

小・中学校では、プールが始まる季節となりました。水いぼやとびひ、中耳炎、結膜炎などが増えてきますので、症状があれば早めに受診しましょう。
湿度の高い日が続きますので、カビの発生や食中毒に注意しましょう。

2014年7月2日

2014年6月第4週

例年に比べ、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が比較的多く見られますが、他に流行している感染症はありません。
小児では、この時期から夏かぜが増えてくる事が多いのですが、今年はヘルパンギーナや咽頭結膜熱(プール熱)が少し見られる程度です。ただプールが始まりましたので、注意が必要です。その他、水ぼうそうやおたふくかぜ、溶連菌感染症が散発的に見られます。

花粉によるアレルギー性鼻炎は減少しており、アレルギー性結膜炎は先週と同程度です。
また気温の上昇とともに、汗による皮膚炎や虫刺されが増えてきました。

急に暑くなると体が暑さに慣れてないため、熱中症を起こしやすくなります。睡眠や栄養を十分にとって体調を整え、水分や適度の塩分をこまめに摂るようにしましょう。

2014年6月25日

2014年6月第3週

成人では、インフルエンザの報告はなくなりました。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支ぜんそくの報告は横ばいです。
小児でも、インフルエンザの報告はありませんでした。感染性胃腸炎はやや増加しましたが、他の疾患は先週と同程度かやや減少しました。

皮膚疾患では、今週も流行している皮膚感染症や特別な皮膚疾患はありませんでした。
花粉症による鼻炎は減少し、少ない状態ですが、結膜炎は先週と同程度です。
また、溶連菌感染症が少し増えています。流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。

気温と湿度の高い日がこれから続きますので、食中毒と熱中症には十分お気をつけください。
また、学校でプールが始まると水いぼやとびひ、中耳炎、結膜炎などが増えてきますので、症状があれば早めに受診しましょう。

2014年6月18日

2014年6月第2週

成人では、インフルエンザの報告はほとんどなくなりました。また、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息の報告も減少しています。
小児では、感染性胃腸炎はやや減少しましたが、インフルエンザの報告がまだ少数ありました。水痘がやや増加しており、その他の疾患は先週と同程度です。

皮膚疾患では、今週も特に流行している皮膚感染症はありませんでした。紫外線や汗による皮膚炎が増加してきました。
花粉症による鼻炎は横ばいで多くありませんが、結膜炎は、少し増加傾向です。また、溶連菌感染症が散見されています。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていませんが、学校では、プールが始まる時期になりましたので、充血や眼やにがある場合は、早めに診察を受けましょう。

湿度の高くなる梅雨の時期に入りました。調理器具は清潔にし、食品はよく洗ったり、しっかり加熱したりして、食中毒の予防に気をつけましょう。

2014年6月11日

2014年6月第1週

成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)がやや増加しています。溶連菌感染症の報告がありました。インフルエンザはさらに減少していますが、まだわずかに報告が続いています。
小児では、感染性胃腸炎はやや減少しています。少数ですが、夏かぜの代表的な疾患であるヘルパンギーナや手足口病の報告があり、今後の増加に注意が必要です。インフルエンザはまだ少数みられています。

皮膚疾患では、紫外線や汗のトラブル、虫さされなどの夏の皮膚病がみられるようになってきました。
花粉症(鼻炎・結膜炎)は先週に比べてやや増加していますが、数は多くはありません。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。

気温・湿度ともに高くなってきました。アレルギー性疾患や喘息の原因にもなるカビが発生しやすく、また、食中毒も増えてくる時期です。身のまわりを清潔にし、健康管理につとめましょう。

2014年6月4日

2014年5月第5週

インフルエンザは減少していますが、まだ報告はあります。
小児では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が再び増加、溶連菌感染症、咽頭結膜熱(プール熱)も微増しています。

花粉症(鼻炎・結膜炎)は、通常レベルまで減りました。流行性結膜炎(はやり目)ははやっていません。

特に流行している皮膚感染症はありませんでしたが、毛虫皮膚炎や虫刺され、紫外線による夏のトラブルが増えてきました。とびひや汗による皮膚症状の悪化で受診されるかたも徐々に増えてきています。紫外線、虫除け対策をして外出しましょう。

2014年5月28日