流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2017年5月第4週

成人ではインフルエンザの報告は減少し、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)・気管支喘息の報告は横ばい、異型肺炎の報告がわずかにありました。

小児では、溶連菌感染症・感染性胃腸炎はやや増加しました。北地区でインフルエンザA型の報告がみられますが、インフルエンザの報告数は減少しています。

特に流行っている皮膚疾患はありませんが、虫刺され、あせも、伝染性膿痂疹(とびひ)が増えてきています。

花粉症(鼻炎)は、依然として多く報告があります。

花粉症(結膜炎)は、先週と同程度で、流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。

日中は気温が25度を超える日も多くなり、暑さになれてない時期のため熱中症には十分注意が必要です。こまめな水分補給と休息をこころがけて下さい。

2017年5月24日

2017年5月第3週

先週に比べて、全体的にインフルエンザは減少しています。成人では花粉症・感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)・気管支喘息の報告も僅かです。
小児でも小学校・中学校を含め、インフルエンザはかなり減少しました。溶連菌感染症は増加し、感染性胃腸炎・気管支喘息の報告は横ばいです。

花粉症(結膜炎・鼻炎)は、いずれも先週より少し増えました。引き続き花粉に対する注意が必要です。

特に流行っている皮膚疾患はありませんが、気温の上昇とともに、虫刺され、あせもなど、夏の皮膚病が増えてきています。引っかいた傷からとびひ(伝染性膿痂疹)になることもあるので、ひどくなる前に医療機関を受診しましょう。
また、マダニによる被害も増えています。庭や畑の手入れ、山歩きの時などは体温調節に注意しながら長袖長ズボンで肌の露出を少なくし、虫よけスプレーなどでマダニから身を守りましょう。

2017年5月17日

2017年5月第1週

一時期減少していたインフルエンザが少し増加しています。ずっとA型が多かったのですが、4月中旬よりB型の割合が増えてきました。全体数は多くありませんが、連休で人の移動があり、もうしばらく注意が必要です。

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)も引き続き見られます。症状の軽い方が多いのですが、吐いたものや便によって感染する可能性がありますので、きちんと処理をしてください。

スギ花粉の飛散はほぼ終了しましたが、ヒノキ花粉の飛散が続いています。春の花粉症の方はもう少し治療を続けてください。

紫外線が強い季節になりました。紫外線対策を行ってください。

体が暑さに対して慣れてないこの時期は、気温の急激な上昇で熱中症を起こすことがあります。睡眠や栄養に気を付けて体調を整えるようにしましょう。

2017年5月17日

2017年4月第4週

成人では、インフルエンザは減少しており、65歳以上での報告は無くなりましたが、感冒様症状で高熱を伴った患者さんが少数見られました。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告は横ばいで、気管支喘息の報告は減少しています。溶連菌感染症や異型肺炎の報告が若干ありました。

小児では、感染性胃腸炎・気管支喘息・溶連菌感染症は先週と同程度でした。小学校・中学校でのインフルエンザ発生情報では、A型は多くありませんが先週と同程度で、B型の報告が少数ありました。

流行っている皮膚疾患はありません。虫刺されで受診する人が増えてきました。

花粉症(鼻炎)は減少しているものの先週まで患者数は多かったですが、今週はさらに減少しています。花粉症(結膜炎)は減少しています。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。

しばらく寒暖の差が激しい日が続きますが、体調管理には十分お気をつけ下さい。

2017年4月26日

2017年4月第3週

成人および小児ともに、インフルエンザは先週と比べて若干減少しています。小学校・中学校のインフルエンザA型の報告は更に減少しました。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告は横ばいです。小児での溶連菌感染症は少し減少しました。

特に流行っている皮膚感染症はありません。

花粉症(鼻炎)は先週より減少していますが、依然として高い値が続いており、花粉症(結膜炎)は少し増加しています。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。

暖かい日が続いているかと思ったら寒い日があり、1日の最高気温と最低気温の差の大きい日も続いています。新年度を迎え新しい環境になった方はそろそろ疲れが出る頃かもしれません。体調を崩しやすい時期ですから、早目に休息をとるよう心掛けましょう。

2017年4月19日

2017年4月第2週

インフルエンザは前回の半数近くまで減少し、小児ではピーク時の1/10以下になっています。インフルエンザB型の報告はほとんどありません。しかし春休みを終え学校生活が再開されましたので、まだ注意が必要です。

成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が減少しています。
小児の感染性胃腸炎は横ばいで、溶連菌感染症・喘息は少し減少しています。

花粉症(鼻炎)は前回よりさらに減少していますが依然高い値です。花粉症(結膜炎)は先週と同程度です。

流行性結膜炎(はやり目)や流行性の皮膚疾患の報告はありません。

スギ花粉に変わりヒノキ花粉が多く飛んでいますので、引き続き花粉情報をチェックし、外出時にはマスクなどを着用し、帰宅後は手洗い、洗顔、うがいするなど花粉症対策を行ってください。

2017年4月12日

2017年4月第1週

インフルエンザは15歳以上でやや増加していますが、全体としては成人小児とも先週と比べて同程度ないしは減少傾向にあります。インフルエンザA型の報告は全地区で減少しました。インフルエンザB型の流行はみられていません。

成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告は横ばいです。溶連菌感染症の疾患が僅かにありました。
小児では、溶連菌感染症・喘息の報告は先週と同程度、感染性胃腸炎の報告は少し減少しました。

花粉症(鼻炎)は前回に比べわずかに減っていますが、依然として極めて高い値です。

花粉症(結膜炎)は、減少しています。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。

一日のうちでも寒暖差が大きい日が続いています。新学期、新年度に備えて体調を整えておきましょう。

2017年4月5日

2017年3月第4週

インフルエンザの発生は、先週と比較して半分から3分の1程度となり、流行は終息してきたと思われます。今冬のインフルエンザは、A型がほとんどでB型はごくわずかです。

花粉症による鼻炎、結膜炎はたいへん多く、お困りの方が多いと思われます。4月になればスギ花粉の飛散のピークはすぎると思われますのでもうすこしです。

その他の病気では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)、溶連菌感染症、水痘(みずぼうそう)、伝染性紅斑(りんご病)、アデノウイルス感染症などがみられますが、いずれも少数です。

2017年3月29日

2017年3月第3週

成人では、インフルエンザは一時期より減少していますが、先週と同じ程度、報告されています。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告は横ばいです。

小児では、インフルエンザ・溶連菌感染症の報告は先週と同程度で、感染性胃腸炎の報告は減少しました。インフルエンザA型の報告は先週とほぼ同程度でしたが、東地区では増加していました。

特に流行っている皮膚疾患はありません。

花粉症(鼻炎)の報告がかなり増加して極めて高い値となっています。

花粉症(結膜炎)は、増加しています。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。

花粉の飛散が多くなっていますので、花粉症の症状をお持ちの方は対策をされ、かかりつけ医にご相談ください。

2017年3月22日

2017年3月第2週

インフルエンザは、成人小児ともに減少していますが、まだ報告数が多く注意が必要です。全地区でインフルエンザA型の報告は減少しました。インフルエンザB型の報告はありますが、とても少ないです。

成人の感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいで、溶連菌感染症も引き続き報告されています。

小児で溶連菌感染症・感染性胃腸炎・流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は横ばい、手足口病・ヘルパンギーナの報告がありました。

特にはやっている皮膚疾患はありません。

花粉症(鼻炎・結膜炎)ともに増加しています。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。

本格的なスギ花粉のシーズンに入り、アレルギー症状を訴える方が増加してきましたが、先週から悪化して受診する方が増えています。
晴れや曇りで気温が高い日には花粉が飛びやすくなりますし、乾燥している日や風が強い日も注意が必要です。外出の際にはマスクや眼鏡などを身につけ、帰宅後は室内へ花粉を持ち込まないよう気をつけましょう。

2017年3月15日