流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2022年5月第2週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は横ばいです。その他の報告はありません。小児科では感染性胃腸炎、喘息発作ともにやや増加しています。皮膚科では流行っている皮膚疾患はありません。眼科ではアレルギー性結膜炎は同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)の報告がありました。家族内発症が見られます。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎は横ばいです。

 ゴールデンウィークなど、人の移動が活発になる時期がありました。今後も外出する場合は、今一度自分の体調を見直し、発熱や倦怠感があった場合は軽度であっても外出を取り止め、医療機関の受診を検討しましょう。一人一人の行動が私たちの日常を守る事につながります。引き続き、密閉、密集、密接など3密を避けるよう心掛けましょう。

2022年5月11日

2022年4月第5週

 成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は横ばいです。小児では感染性胃腸炎と喘息発作が見られます。また流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)も少数報告されています。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎は先週より減少して。花粉症の季節もあと1.2週間で終わりそうです。眼科ではアレルギー性結膜炎は先週と同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。特に流行っている皮膚疾患はありません。
 現在、新型コロナウイルスに対するワクチン追加接種が進んでいます。専門家組織の会合に提出されたデータで見ると70代の方の重症化率はワクチン未接種では3.83%、2回以下では1.94%でしたが、3回接種では0.95%であり追加接種の有効性が確認されてきています。重症化リスクがある方はワクチンの接種を検討してください。

2022年4月27日

2022年4月第4週

 成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいですが喘息発作は減少しています。小児では感染性胃腸炎と喘息発作は横ばいです。咽頭結膜熱(プール熱)、RSウイルス感染症が少数報告されています。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎(ヒノキ花粉)は増加しピークを迎えているようです。眼科ではアレルギー性結膜炎は増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。特に流行っている皮膚疾患はありません。
 新型コロナウイルス感染症では感染力が強いとされるオミクロン株BA2株に加え、わが国で初めての新変異株XE株も確認されました。愛媛県では1日の感染患者数の最多記録の更新が続きました。レジャーや帰省など人の移動の増加が予想されるゴールデンウイークを控え、さらなる感染拡大に対する警戒が必要です。小児を対象とした接種が始まり3回目の追加接種も行われています。お住いの自治体にご相談ください。

2022年4月20日

2022年4月第3週

 成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作が増加しています。小児では、感染性胃腸炎、喘息発作が少数見られています。RSウイルス感染症の報告も見られました。皮膚科では、流行っている皮膚疾患はありません。耳鼻科では、先週に比べアレルギー性鼻炎の報告は増加しています。眼科では、アレルギー性結膜炎は先週と同程度です。スギ花粉の飛散は少なくなっていますが、ヒノキ花粉は最盛期です。花粉症のある方はもうしばらく花粉対策を行いましょう。
 愛媛県では新型コロナウイルス感染症の感染者数は下げ止まりの印象です。全年代で報告がありますが、特に10歳未満、10歳代、20歳代とその親世代である30歳代、40歳代、50歳代が目立っています。新学期も始まり、これらの年代はさらに感染者が増えると予想されます。マスク着用、手指消毒や密を避けるといった基本的な感染対策を継続しましょう。

2022年4月13日

2022年4月第2週

 成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)がわずかに増加していますが、喘息発作は横ばいです。溶連菌感染症の報告がありました。小児では、感染性胃腸炎は横ばい、喘息発作は減少気味です。皮膚科では、流行っている皮膚疾患はありません。耳鼻科では、先週に比べアレルギー性鼻炎の報告は減っています。眼科では、アレルギー性結膜炎は同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。全国的にまん延防止等重点措置が解除され、愛媛県でも高齢者のワクチン接種が進んだこともあり、新型コロナウイルス感染症への警戒レベルは感染警戒期に引き下げられました。ただし現在も新規感染者数は高いレベルで報告されており、新年度を迎え、人の移動や集まる機会が増えますが、マスク着用、手指消毒や密を避けるといった基本的な感染対策の継続をお願いします。

2022年4月6日

2022年3月第5週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は横ばいです。その他の報告はありません。小児科では感染性胃腸炎の他にRSウイルス感染症も報告されています。喘息発作も見られます。皮膚科では流行っている皮膚疾患はありません。眼科ではアレルギー性結膜炎は先週と同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。耳鼻咽喉科では先週に比べアレルギー性鼻炎の報告は減っています。
 春休みに入り、気候の良い日も多くなってきます。歓送迎会やお花見の時期ですが、例え屋外での活動でも、大声での会話、長時間の食事は新型コロナウイルス感染症のリスクが高くなります。長時間大人数での食事会は控え、屋外でも食事以外はマスクを正しく着用するなど感染対策を引き続き心掛けましょう。

2022年3月30日

2022年3月第4週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は若干減少していますが、喘息発作は横ばいです。その他の報告はありません。小児科では、幼児~小学校低学年で感染性胃腸炎が増えています。喘息発作は横ばいです。皮膚科では、流行っている皮膚疾患はありません。耳鼻咽喉科では、先週に比べアレルギー性鼻炎の報告は増加しています。眼科では、アレルギー性結膜炎は増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)の報告がありました。新型コロナ感染症については愛媛県内の感染者数は非常に高い水準で推移しています。年度替わりを迎え、更なる感染リスクの高まりが懸念されます。県外往来があった方や学生さんの帰県後1週間は、ご本人やご家族の方も体調管理に充分注意し、少しでも体調不調の場合は、速やかに医療機関へ連絡のうえ、受診をお願いします。新型コロナワクチンの追加接種につきましても引き続き、あらかじめ必要な準備物等を確認され、スムーズな接種にご協力を宜しくお願いします。

2022年3月23日

2022年3月第3週

 成人や小児では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)、喘息発作の報告は横ばいの状態です。この時期特有の強風による花粉、黄砂などの影響もあり、耳鼻科ではアレルギー性鼻炎、眼科ではアレルギー性結膜炎が増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)の報告もありました。皮膚科では特に流行っている疾患はありません。暖かくなってきましたが1日の寒暖差が大きい日が続いています。乾燥にも注意が必要です。適宜、暖房器具や加湿器などを活用して生活環境を整えましょう。新型コロナウイルス感染症では、5-11歳までの小児を対象としたワクチン接種や3回目の追加接種の前倒しも行われていますが、依然として感染者数は下げ止まっています。進学や就職など新年度、新生活を迎える時期ですが、歓送迎会などの飲食を伴い混雑が予想される催しや転居に伴う移動などについては、各自治体の基準に従って細心の注意を払い感染拡大予防に努めましょう。

2022年3月16日

2022年3月第2週

 成人、小児ともに感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が引き続き見られますが、やや減少しています。新型コロナウイルス感染症は高止まりの状態です。第5波までに比べ、10歳未満や10代の患者さんが急増しています。多くは家庭内感染ですが、一部感染経路の不明な人も見られます。3月に入り5歳から11歳の小児へのワクチン接種が始まりました。小児では感染しても比較的症状の軽い人が多いのですが、一部は重症化することもあります。特に基礎疾患を持っている人は重症化しやすいことが知られていますので、ワクチン接種することを強くお勧めします。それ以外の健康な人は、家族でメリット、デメリットについて十分話し合って決めて下さい。気温が上昇するに伴いスギ花粉の飛散が増加してきました。今年は昨年よりも飛散数は少ないと予想されていますが、花粉症の人は症状がひどくなる前に治療を開始してください。またマスク着用や外出後の手洗いなどは、新型コロナウイルス感染症のみならず花粉症の予防にも有効です。

2022年3月9日

2022年3月第1週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が若干減少していますが、喘息発作は横ばいです。その他の報告はありません。小児科では、感染性胃腸炎、喘息発作は横ばいです。咽頭結膜熱(プール熱)も報告されています。皮膚科では、流行している皮膚疾患はありません。耳鼻咽喉科では、先週に比べアレルギー性鼻炎の報告は減りました。眼科では、アレルギー性結膜炎は増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
 県内の新型コロナウイルス感染者数は、高止まりの状況が続いています。3回目のコロナワクチン接種に加えて、引き続き感染回避行動の徹底をお願いします。また、もうすぐスギ花粉症のシーズンが始まります。新型コロナ(オミクロン株)感染と花粉症は、鼻水・くしゃみ・倦怠感などの症状が似ており、区別が難しい場合がありますので、スギ花粉症の方には早めの治療開始をお勧めします。

2022年3月2日