流行中の病気情報一覧週間疾患情報
2021年9月第5週
内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は若干減少していますが、気管支喘息の報告は横ばいです。溶連菌感染症の報告がわずかにありました。小児科では感染性胃腸炎、RSウイルス感染症、手足口病が流行っています。喘息発作はやや減少しています。皮膚科では流行っている皮膚疾患はありません。眼科ではアレルギー性結膜炎は増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎の報告は先週と比べて減少傾向です。
季節性インフルエンザワクチン接種が始まります。ワクチンの効果が期待できるのは接種から2週間程度経ってからになります。新型コロナウイルスワクチン接種後の接種間隔等との兼ね合いもありますので、例年以上に早めに予定を立て、かかりつけ医に相談しましょう。
2021年9月第3週
内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は若干増加していますが、気管支喘息の報告は横ばいです。その他の報告はありません。小児科では、感染性胃腸炎とRSウイルス感染症が流行っています。喘息発作も見られます。RSウイルス感染症は通常の好発年齢よりも高年齢の児童にも流行っているようです。皮膚科では、流行っている皮膚疾患はありません。耳鼻咽喉科では、アレルギー性鼻炎の報告は先週と比べて同程度です。眼科では、アレルギー性結膜炎は減っています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)の報告がありました。
現在も日本国内の新型コロナウイルス感染症について緊急事態宣言に該当する地域があります。愛媛県内でも引き続き感染対策として三密を回避して、マスクの着用、手洗いなどの手指衛生など基本的な感染対策を徹底するように気をつけましょう。
2021年9月第2週
成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息の報告は横ばいです。溶連菌感染症の報告がわずかにありました。小児ではRSウイルス感染症は先週よりさらに減少、感染性胃腸炎と喘息発作もやや減少しています。耳鼻咽喉科では先週に比べアレルギー性鼻炎の報告は増加傾向です。眼科ではアレルギー性結膜炎の報告は横ばいです。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。流行っている皮膚疾患はありません。
愛媛県は全域で9月12日までまん延防止等重点措置等を実施すべき地域に指定されています。引き続き不要不急の外出は控えましょう。松山市では児童施設や学校でのクラスターが報告され、特に若い世代の感染が目立ってきています。感染経路では家庭内感染が増えてきています。検温など日々の健康管理のほか、我が家といえども気を緩めることなく、うがい手洗い消毒などの基本となる感染対策は続けましょう。
2021年9月第1週
内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息の報告は横ばいです。小児科では、RSウイルス感染症の報告は先週に比べて減ってきていますが、まだ保育所等で流行っているところがあり注意が必要です。感染性胃腸炎や喘息発作は先週と同程度です。皮膚科では、流行している皮膚疾患はありません。眼科では、アレルギー性結膜炎は先週と同程度、アデノウイルス結膜炎(はやり目)は、流行っていません。耳鼻咽喉科では、アレルギー性鼻炎の報告は先週と比べてわずかに増えました。
新型コロナウイルス・デルタ株の急激な感染拡大が続いています。学校では2学期も始まりますので、校内で子供間での感染拡大も懸念されます。感染拡大を防ぐために、手洗いを厳密に行い、マスクはきちんと装着し、不要不急の往来、多人数での会合を避け、会食は一緒に住んでいる家族の範囲内で行うなどの感染回避行動を徹底しましょう。
2021年8月第4週
内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息の報告は横ばいです。溶連菌感染症の報告がわずかにありました。小児科では、RSウイルス感染症の流行は急速に拡大しています。感染性胃腸炎は横ばい、喘息発作は増加しています。皮膚科では、流行している皮膚疾患はありません。眼科では、アレルギー性結膜炎は増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は、流行っていません。耳鼻咽喉科では、アレルギー性鼻炎の報告は減少傾向です。
新型コロナウイルス・デルタ株の急激な感染拡大が続いています。多様なクラスターが発生しており、家庭内感染も増加しています。マスク、手指消毒、密を避ける、換気などの基本感染予防に加えて、不要不急の往来や多人数での会合を避ける、会食は一緒に住んでいる家族の範囲内で行う、などの感染回避行動を徹底し、自分と周囲にいる人達の命を守りましょう。
2021年8月第2週
内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作の報告は横ばいです。その他の報告はありません。小児科ではRSウイルス感染症が乳幼児で急増しています。感染性胃腸炎はやや減少、喘息発作は増加しています。皮膚科では流行っている皮膚疾患はありません。眼科ではアレルギー性結膜炎は減っています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎の報告は増加傾向です。
夏休みやお盆、連休などがあり、大勢・長時間の食事会が増えているようです。愛媛県では会食を10人以下と示していますが新型コロナウイルス感染が増えている事を踏まえ、今一度初心に戻り、3密回避、咳エチケットや手洗い、マスク着用などを一人一人が心掛け、熱中症にも気をつけながら感染症対策に努めましょう。
2021年8月第1週
内科では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息の報告は横ばいです。その他の報告はありません。小児科では感染性胃腸炎と喘息発作は横ばいです。ヘルパンギーナとRSウイルス感染症も少し報告されています。皮膚科では暑くなって伝染性膿痂疹(とびひ)が増えています。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎の報告は先週に比べ減少傾向です。眼科ではアレルギー性結膜炎は増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
猛暑の日々が続いており、新型コロナウイルス感染症の予防とともに、熱中症の予防も大切な時期となっています。のどが渇いていなくても、こまめに水分補給を心がけましょう。また、周囲の人との距離を十分にとれる場所ではマスクを一時的にはずして休憩することも大切です。外出は、なるべく暑い日や昼間の時間帯を避け、涼しい服装を心がけましょう。
2021年7月第4週
成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息の報告は横ばいです。小児でも感染性胃腸炎と喘息発作は横ばいです。不明発疹、RSウイルス感染症、ヘルパンギーナが報告され始めています。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎の報告は先週に比べ少し増えました。眼科ではアレルギー性結膜炎が増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。皮膚科では虫刺されの被害が増えています。中でもイラガと呼ばれる緑色の毛虫による皮膚炎が多く見られます。太く短い毒針に触れると激しい痛みを生じます。直接素手で触らないように注意しましょう。新型コロナウイルスワクチンは高齢者接種に続き一部では職域接種も始まっていますが、ワクチン2回接種後の変異株感染例も報告されています。ワクチン接種後も気を緩めることなく感染予防に努めましょう。
2021年7月第3週
成人小児ともに感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が引き続き見られます。小児では高熱が出るかぜが多く、その中にはアデノウイルスやRSウイルス感染症が一部見られますが、原因がはっきりしないウイルス感染症が大多数です。多くの人は数日で熱が下がり、咳や鼻汁が少し続きます。アレルギー性鼻炎や結膜炎は少し見られます。皮膚の病気では虫刺されや、あせも、伝染性膿痂疹(とびひ)が増えています。
梅雨も終盤に近付き大雨など天候不順が続いています。高温多湿の状態は熱中症を起こしやすいので、定期的に水分や塩分を補給することが大切です。新型コロナは県内では落ち着いていますが、首都圏では増加しており油断できません。マスク着用や手指消毒、密の回避、換気など基本的な予防を行い、ワクチン接種が受けられる順番の人は早めに受けるようにしましょう。
2021年7月第2週
成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息の報告は横ばいです。その他の報告はありません。小児では、感染性胃腸炎と喘息発作は横ばいです。咽頭結膜熱(プール熱)と流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)も少数報告されていますが、RSウイルス感染症はあまり流行っていません。皮膚科で流行っている皮膚疾患はありません。耳鼻咽喉科では、先週に比べてアレルギー性鼻炎の報告は同程度です。眼科では、アレルギー性結膜炎は少し増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
愛媛県内のコロナウイルス感染症の状況は比較的落ち着いており、会食制限等も緩和する方向に動きそうですが、感染力の強い変異株が入ってくる可能性は十分考えられるので、マスク、換気、三密回避など引き続き感染回避行動を心がけましょう。また、これからは熱中症のリスクが高い日も続きます。小まめな水分摂取を心がけましょう。