流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2021年3月第5週

 成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作の報告は若干減少しています。小児では感染性胃腸炎と溶連菌感染症がわずかに流行っています。喘息発作は横ばいです。特に流行っている皮膚疾患はありません。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎の報告は先週に比べ減少しています。眼科ではアレルギー性結膜炎は減っています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。繁華街を中心とした大規模クラスターの発生をうけ愛媛県は特別警戒期間を発令しています。春休みが始まり、気候もよく行楽シーズンとなってきましたが、バーベキューによる飲食で新型コロナウイルス感染が拡大する例も報告されています。たとえ屋外であっても油断は禁物です。引き続きマスク、手洗い、3密を避ける等の感染予防や体調管理を心がけ、新学期、新年度に備えましょう。

2021年3月31日

2021年3月第4週

 内科領域では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が急増しています。溶連菌感染症やアデノウイルス感染症がわずかに見られますが、その他に流行っている感染症はありません。喘息発作は横ばいです。インフルエンザの報告はありません。アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎は減少してきています。皮膚科領域では特に流行っている疾患はありません。
 スギ花粉症のピークは過ぎた模様ですが、ヒノキ花粉症がある方はまだしばらくマスク、保護メガネなどで花粉との接触を減らす工夫をしましょう。新型コロナウイルス感染症の報告患者数は少なくなってはいますが、変異株の感染拡大の懸念が言われています。歓送迎会やお花見などの時期となってきますが、大人数や長時間の会食を控えるなど感染予防対策の継続をお願いします。

2021年3月24日

2021年3月第3週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作の報告は横ばいです。その他の報告はありません。小児科では、感染性胃腸炎がやや流行っています。喘息発作も見られますが多くはありません。皮膚科では、流行っている皮膚疾患はありません。耳鼻咽喉科では、アレルギー性鼻炎の報告は先週よりわずかに減少しています。眼科では、アレルギー性結膜炎は更に増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
 花粉症がピークの状況です。マスク、保護メガネなどで花粉との接触を減らす工夫をしましょう。新型コロナウイルス感染症の報告患者数は少なくなってはいますが、変異株の感染拡大の懸念が言われています。歓送迎会やお花見などの時期となってきますが、大人数や長時間の会食を控えるなど感染予防対策の継続をお願いします。

2021年3月17日

2021年3月第2週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作の報告は若干減少しています。溶連菌感染症や咽頭結膜熱(プール熱)、マイコプラズマ感染症がごくわずかに報告されています。小児科では感染性胃腸炎がわずかに流行っています。喘息発作は横ばいです。皮膚科では流行っている皮膚疾患はありません。眼科ではアレルギー性結膜炎は急増しています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎の報告は先週に比べ大幅に増加しています。
 花粉症がある方には辛い季節がやってきました。新型コロナウイルス感染拡大防止策はもちろんですが、外出時には花粉情報に留意し、マスクや帽子、保護メガネを装用するなどし、ウイルスや花粉を家に持ち込まないようにしましょう。寒暖差の激しい日もあります。体調管理の為にも規則正しい生活を心掛けましょう。

2021年3月10日

2021年3月第1週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作の報告は若干増加しています。溶連菌感染症や咽頭結膜熱(プール熱)がごくわずかに報告されています。小児科では、感染性胃腸炎と溶連菌感染症が流行っています。喘息発作は増加しています。皮膚科では、流行っている皮膚疾患はありません。耳鼻咽喉科では、アレルギー性鼻炎の報告は先週に比べて大幅に増えています。眼科では、アレルギー性結膜熱は増えています。アデノウイルス結膜熱(はやり目)は流行っていません。春も近づき花粉が多く飛ぶ季節になりました。くしゃみ症状があるとウイルスの飛沫等が起こりやすいため花粉症の方は適切な対策を行いましょう。新型コロナウイルスのワクチンについては、さまざまな知見や情報が報道されており厚生労働省のホームページに最新の情報が更新されています。正しい情報を正しく理解し新型コロナ終息に向けてひとりひとりが取り組める行動を行いましょう。

2021年3月3日

2021年2月第4週

 成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作の報告は減少しています。小児では感染性胃腸炎が流行っており、喘息発作も見られます。特に流行っている皮膚疾患はありません。花粉の飛散する季節となり、耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎の報告は先週に比べ増えています。眼科ではアレルギー性結膜炎は増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)の報告もありました。医療従事者に対する新型コロナウイルスワクチンの先行接種が始まりました。ワクチンの流通や副反応などについて国内外でいろいろな情報が錯綜していますが、厚生労働省はワクチンの種類、接種方法、副反応などの情報をホームページで公開しています。先行接種で得られた知見も順次公表される予定です。ワクチン接種にあたっては惑わされることなく、正しい情報を正しく理解しご検討をお願いします。

2021年2月24日

2021年2月第3週

 成人、小児ともに特に流行している感染症はありませんが、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や溶連菌感染症が引き続き見られます。小児ではアデノウイルス感染症も少し見られます。感染症ではありませんが、風邪などをきっかけにして気管支喘息の発作を起こす人も少なくありません。スギ花粉の飛散が始まりました。今年は例年より飛散量は少ないものの昨年よりは多いと予測されており、症状がひどくなる前に治療を開始しましょう。皮膚の乾燥でかゆみが強くなり、皮膚を掻いて炎症を起こしている人が見られます。保湿などスキンケアを心がけ、炎症が強い場合は診察を受けてください。
 新型コロナに対する特別警戒期間が続いています。通常の医療体制を守りながら経済活動を行うためにも、マスクや手洗い、ソーシャルディスタンスの確保など基本的な予防法を続けましょう。

2021年2月17日

2021年2月第2週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作の報告は横ばいです。溶連菌感染症や咽頭結膜熱(プール熱)がわずかに報告されています。小児科では、感染性胃腸炎と溶連菌感染症がわずかに流行っています。喘息発作も見られます。皮膚科では、流行している皮膚疾患はありません。眼科では、アレルギー性結膜炎は減っています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は、流行っていません。耳鼻咽喉科では、先週に比べアレルギー性鼻炎の報告が増えました。今のところ、インフルエンザの流行は見られていません。
 新型コロナウイルスの新規感染者数は減少傾向にはありますが、愛媛県独自の特別警戒期間は、3月7日まで再延長されました。今後も引き続き、気を緩めることなく、不要不急の往来や多人数での会食を避けることなどの感染回避行動に努めましょう。

2021年2月10日

2021年2月第1週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作の報告は横ばいです。その他の報告はありません。小児科では感染性胃腸炎と溶連菌感染症、咽頭結膜熱(プール熱)が流行っています。喘息発作は減少してきました。皮膚科では流行っている皮膚疾患はありません。眼科ではアレルギー性結膜炎は増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)の報告がありました。耳鼻咽喉科で先週に比べアレルギー性鼻炎の報告は増えました。
 愛媛県内でも新型コロナウイルス感染症の報告が続いています。2月7日まで11都道府県においても緊急事態宣言が発令されています。自粛生活が長くなり、気の緩みも出始めていますが、新型コロナウイルスは主に接触感染、飛沫感染により感染します。基本に戻り3密(密閉、密集、密接)を避け、人と接触する時には必ず適切な方法でマスクを着用するなど心掛けましょう。

2021年2月3日

2021年1月第5週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作の報告は横ばいで、わずかに溶連菌感染症の報告がありました。小児科では、感染性胃腸炎と溶連菌感染症がわずかですが流行しています。喘息発作もみられます。皮膚科では、現在、流行している疾患はありません。耳鼻咽喉科では、先週に比べアレルギー性鼻炎の報告は増えました。眼科では、アレルギー性結膜炎は減少しています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)の報告もありました。
 新型コロナウイルスは飛沫感染や接触感染で感染するとされており、閉鎖空間や近距離での会話などにおいては、咳やくしゃみなどの症状がなくても感染を拡大させるリスクがあります。手洗い、マスク着用など基本的な感染対策の徹底につとめましょう。

2021年1月27日