流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2021年2月第1週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作の報告は横ばいです。その他の報告はありません。小児科では感染性胃腸炎と溶連菌感染症、咽頭結膜熱(プール熱)が流行っています。喘息発作は減少してきました。皮膚科では流行っている皮膚疾患はありません。眼科ではアレルギー性結膜炎は増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)の報告がありました。耳鼻咽喉科で先週に比べアレルギー性鼻炎の報告は増えました。
 愛媛県内でも新型コロナウイルス感染症の報告が続いています。2月7日まで11都道府県においても緊急事態宣言が発令されています。自粛生活が長くなり、気の緩みも出始めていますが、新型コロナウイルスは主に接触感染、飛沫感染により感染します。基本に戻り3密(密閉、密集、密接)を避け、人と接触する時には必ず適切な方法でマスクを着用するなど心掛けましょう。

2021年2月3日

2021年1月第5週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作の報告は横ばいで、わずかに溶連菌感染症の報告がありました。小児科では、感染性胃腸炎と溶連菌感染症がわずかですが流行しています。喘息発作もみられます。皮膚科では、現在、流行している疾患はありません。耳鼻咽喉科では、先週に比べアレルギー性鼻炎の報告は増えました。眼科では、アレルギー性結膜炎は減少しています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)の報告もありました。
 新型コロナウイルスは飛沫感染や接触感染で感染するとされており、閉鎖空間や近距離での会話などにおいては、咳やくしゃみなどの症状がなくても感染を拡大させるリスクがあります。手洗い、マスク着用など基本的な感染対策の徹底につとめましょう。

2021年1月27日

2021年1月第4週

 成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作の報告は横ばいです。わずかに咽頭結膜熱(プール熱)や溶連菌感染症の報告がありました。小児でも感染性胃腸炎と溶連菌感染症、咽頭結膜熱がわずかに流行っています。喘息発作は減少しています。特に流行っている皮膚疾患はありません。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎の報告は減りました。眼科ではアレルギー性結膜炎は先週と同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)の報告がありました。
 新型コロナウイルスの感染流行地域に緊急事態宣言が出されました。このような状況下では外出自粛に伴う受診控えにより元の病気が悪化する方が増えることが予想されます。コロナウイルス感染では糖尿病など基礎疾患のある方が感染すると重症化しやすいとされています。手洗い、うがい、マスクなどの基本的な感染対策はもちろんのこと、特に基礎疾患のある方は薬がなくなったりしないよう主治医の先生に受診のスケジュールを相談するなど、日ごろから自身の健康管理を心がけましょう。

2021年1月20日

2021年1月第3週

 内科領域では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や溶連菌感染症がわずかにみられますが、他に流行っている感染症はありません。喘息発作は減少傾向です。インフルエンザの報告はありません。アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎は増加してきています。皮膚科領域では感染症で特に流行っているものはありません。
 新型コロナウイルスが猛威をふるい、1都3県では緊急事態宣言も出されました。愛媛県でも年末年始の人の往来や飲食などを通じて少しずつ感染者が増えてきています。今まで同様、人ごみを避け、手洗いを励行して感染しないように気を付けましょう。また、きちんと食べ、しっかり眠り、ゆとりを持った生活をして感染症に強い体づくりを心がけましょう。それと同時に、感染のリスクが高い場所への外出は避けながらも自分が楽しめることを探して気分転換をはかり、心にゆとりを持つことも大切です。

2021年1月13日

2021年1月第2週

 成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作の報告は横ばいです。わずかですが、溶連菌感染症の報告がありました。小児では、感染性胃腸炎と溶連菌感染症がわずかに流行っています。喘息発作は横ばいです。皮膚科で流行っている皮膚疾患はありません。耳鼻咽喉科では、先週に比べアレルギー性鼻炎の報告は減りました。眼科では、アレルギー性結膜炎は先週と同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。新型コロナウイルス感染症について愛媛県はまだ囲い込みで感染を制御できている状態ですが、年末年始の人の移動によっては、状況は急変しかねません。医療崩壊が起きれば、コロナ以外の病気でも助かるはずの人の命を救えない状況が生じます。一人一人の行動が鍵を握っていますので、自覚を持って過ごしましょう。

2021年1月6日

2020年12月第4週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作の報告は横ばいです。小児科では感染性胃腸炎と溶連菌感染症が流行っていますが多くはありません。皮膚科では流行っている皮膚疾患はありません。眼科ではアレルギー性結膜炎は先週と同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。耳鼻咽喉科では先週に比べアレルギー性鼻炎の報告は少し増えました。
 師走に入り、新型コロナウイルス感染拡大防止の為の行動が今まで以上に重要になってきます。感染リスクが高まる5つの場面として、飲酒を伴う懇親会等、大人数や長時間に及ぶ飲食、マスクなしでの会話、狭い空間での共同生活(トイレなどの共同部分での感染)、居場所の切り替わり(仕事の場所から休憩室への移動で気の緩みが出る)があり、感染拡大に繋がっています。皆さんの生活に潜んでいないか今一度注意し、健康で元気な年末年始を迎えましょう。

2020年12月23日

2020年12月第3週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作の報告は若干減少していますが、わずかに溶連菌感染症や咽頭結膜熱(プール熱)の報告がありました。小児科では、感染性胃腸炎と喘息発作は横ばいですが、水痘(みずぼうそう)の報告がありました。皮膚科では、流行している疾患はありません。耳鼻咽喉科では、先週に比べ、アレルギー性鼻炎の報告は少し減少しています。眼科では、アレルギー性結膜炎は少し増えていますが、アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
 愛媛県でも新型コロナウイルス感染症の報告が続いています。冬になり寒さと乾燥が強くなってきていますので、室内では適切な湿度を保ちながら暖房器具を扱い、外出の際には衣服であたたかくしましょう。マスクの着用・3密の回避・手洗い・消毒など、基本的な対策も引き続き行っていきましょう。

2020年12月16日

2020年12月第2週

 成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作の報告は横ばいです。わずかに溶連菌感染症の報告がありました。小児でも感染性胃腸炎と喘息発作がわずかに報告されています。特に流行っている皮膚疾患はありません。耳鼻咽喉科では先週に比べアレルギー性鼻炎の報告は少し減りました。眼科ではアレルギー性結膜炎は減っています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。12月に入って気温の低下とともに湿度も下がってきており、愛媛県でも新型コロナウイルス感染症の報告が続いています。暖房器具を使用する機会も増えてきますが、適度な室温、定期的な換気をこころがけ、乾燥予防に加湿器や室内に濡れたタオルをかけるなど生活環境を整え、冬の感染対策に努めましょう。

2020年12月9日

2020年12月第1週

 気温の低下や乾燥のためか、かぜをひく人が増えています。成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や溶連菌感染症が引き続き見られますが、多くはありません。小児でも感染性胃腸炎は少し見られる程度ですが、溶連菌感染症が増加しています。またかぜを契機に気管支喘息の発作を起こす人が少なくありません。皮膚の乾燥が強くなり、かゆみを訴えたり皮膚を掻き壊してしまう人が増えています。保湿を心がけてください。アレルギー性鼻炎やアデノウイルス結膜炎(はやり目)も引き続き見られます。県内で新型コロナウイルス感染症が急増しています。患者さんを受け入れる病院やベッド数には限りがあります。またベッド数だけでなく治療を行う医師や看護師を始めとする医療スタッフの数も十分とは言えません。新型コロナウイルス感染症だけでなく他の病気やケガの患者さんを救うためにも、医療崩壊を起こさないよう、日々のうつらない、うつさない心遣いをお願いします。

2020年12月2日

2020年11月第4週

 内科では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告は横ばいですが、喘息発作は若干減少しています。ごくわずかに溶連菌感染症の報告がありました。小児では感染性胃腸炎と溶連菌感染症がわずかに見られますが、喘息発作は横ばいです。皮膚科では流行している皮膚疾患はありません。耳鼻咽喉科では先週に比べアレルギー性鼻炎の報告は少し減りました。眼科ではアレルギー性結膜炎は先週と同程度で、アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行していません。
 県内でも新型コロナウイルス感染症の患者さんの報告が増えてきました。発熱や咳などのかぜ症状、体のだるさ、味や臭いがわからないなどの症状がある方は、直接医療機関を受診せず、事前に必ず電話でご相談ください。かかりつけ医がない方は受診相談センター(電話089-909-3483)へ連絡し、対応可能な医療機関を紹介してもらってください。医療機関に通院中の患者さんは、感染を恐れ受診を控えることで病気が悪化することがないように、気を付けてください。

2020年11月25日