流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2021年6月第5週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作の報告は横ばいです。溶連菌感染症の報告がわずかにありました。小児科では感染性胃腸炎、咽頭結膜熱(プール熱)、喘息発作とも多くはありませんが見られます。皮膚科では流行っている皮膚疾患はありません。眼科ではアレルギー性結膜炎は先週と同程度です。アデノウイルス結膜炎は流行っていません。耳鼻咽喉科では先週に比べてアレルギー性鼻炎の報告は減りました。
 新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う新しい生活様式の中で、熱中症に対する注意が必要です。マスクを着用している時は激しい運動は避け、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給、特に気温湿度が高い時は注意しましょう。室内では上手にエアコンを利用し、使用中もこまめな換気を行い、また暑さに備えた体づくりと日頃からの体調管理にも気を付けましょう。

2021年6月30日

2021年6月第4週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作の報告は横ばいです。小児科では、感染性胃腸炎、喘息発作はやや増加、溶連菌感染症は横ばいです。咽頭結膜熱(プール熱)が流行り始めたようです。皮膚科では、流行っている皮膚疾患はありません。成人水痘(みずぼうそう)が1例報告されています。耳鼻咽喉科では、アレルギー性鼻炎の報告は先週に比べ少しだけ増えました。眼科では、アレルギー性結膜炎は少し増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
 国内で新型コロナウイルスワクチンの接種が開始されております。ワクチン接種が終了された方も、他の方への感染をどの程度予防できるかは充分にはわかっていません。接種が徐々に進んでいく段階では、多くの方が予防接種を受けられるわけではなく、受けられた方も、受けていない方も、共に社会生活を営んでいくことになります。そのため引き続き三密の回避など感染予防対策の継続をお願いします。

2021年6月23日

2021年6月第3週

 成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は若干減少していますが、小児では感染性胃腸炎、溶連菌感染症、喘息発作ともやや増加しています。皮膚科では虫刺されや毛虫皮膚炎が増えてきています。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎の報告は横ばいです。眼科ではアレルギー性結膜炎は同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
 夏日が観測される日が増えてきました。環境省は暑さ指数を公表するとともに熱中症警戒アラートを発出することで注意を呼びかけています。高齢者や子ども、持病のある方、暑さに慣れていない方は熱中症になりやすいため、屋外で十分な距離があるときはマスクを外したり、涼しい服装で、暑いときは無理をせず、こまめに休息や水分や塩分を補給するなどの対策が必要です。屋内での熱中症も多く報告されています。コロナウイルス感染対策のため換気も必要ですが、エアコンや扇風機などを上手に活用し温度や湿度を適度に調節しましょう。

2021年6月16日

2021年6月第2週

 内科・小児科領域では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が先週と変わらず流行しています。他には溶連菌感染症やアデノウイルス感染症がわずかに見られます。喘息発作は横ばいです。アレルギー性鼻炎・結膜炎は横ばいです。皮膚科領域では感染症で特に流行っているものはありません。
 県内での新型コロナウイルスの感染者は減少しており、まん延防止等重点措置も解除になりました。しかし、ここで安心して一挙に人流が増加しては再び感染者数が増加して再度日常生活が制限されるようなことになるかもしれません。手洗いや適切なマスク着用を心がけて、今まで同様一人一人が感染予防に努めましょう。
 一方梅雨に入って蒸し蒸しした日が多くなってきました。気温と湿度が高い状態にまだ体が慣れていないためか、熱中症のような症状で受診される方も見られます。水分補給をこまめにし、3密が回避できる屋外では適宜マスクを外すことも考慮して、熱中症にならないように注意しましょう。

2021年6月9日

2021年6月第1週

 内科では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は横ばいです。小児科では感染性胃腸炎は増加、喘息発作は横ばいです。皮膚科では流行っている皮膚疾患はありません。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎の報告は横ばいです。眼科ではアレルギー性結膜炎は減っています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
 県内での新型コロナウイルスの感染者は減少傾向にありますが、まだ各地で発生が報告されており油断はできません。引き続き体調不良時は外出、出勤は控え、早めに病院を受診してください。高齢者への新型コロナワクチン接種が5月31日から始まりました。予診票は事前に記載して接種場所にご持参ください。ワクチン接種後に発熱、全身倦怠感、筋肉痛などの副反応が出ることがありますが、ほとんどは数日以内に治まるようです。症状がひどい場合は、接種医療機関又は愛媛県コールセンター(0120-567-231)(24時間対応)へご相談ください。

2021年6月2日

2021年5月第5週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は横ばいです。小児科では感染性胃腸炎、溶連菌感染症が流行っています。喘息発作、突発性発疹もやや増加しています。皮膚科では流行っている皮膚疾患はありません。眼科ではアレルギー性結膜炎は増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎の報告は先週に比べ減りました。
 高齢者などへの新型コロナワクチン接種が開始されました。ワクチン接種後に起こるかもしれない症状として注射部位の腫れや痛み、筋肉痛、関節痛、頭痛、倦怠感、寒気、発熱などがあります。多くは接種当日や翌日に現れ数日程度で治まりますが、症状が酷い場合や治まらない場合は医師に相談して下さい。接種を受ける前に、ワクチンとその副反応について正しい知識を持ち、体調管理に努めましょう。

2021年5月26日

2021年5月第4週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は横ばいです。小児科では、嘔吐を伴う感染性胃腸炎が増えてきました。溶連菌感染症、喘息発作も見られます。皮膚科では、流行っている皮膚疾患はありません。耳鼻咽喉科では、アレルギー性鼻炎の報告は先週に比べ少しだけ増えました。眼科ではアレルギー性結膜炎は減っています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
 愛媛県でもそれぞれの自治体ごとに新型コロナウイルスワクチンの接種が開始となります。自治体のホームページなど正しい情報をもとに接種についての判断と準備を行いましょう。接種される方は会場に行く前に、あらかじめ予診票への記入漏れが無いかや、持病のある方は主治医の先生に接種が可能かについて確認をしておきましょう。また接種当日に体調を崩さないように体調管理につとめましょう。1人1人の命を守るため、スムーズにワクチン接種が進むようご協力宜しくお願い致します。

2021年5月19日

2021年5月第3週

 成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は横ばいです。小児では感染性胃腸炎はやや増加、喘息発作は減少しています。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎の報告は先週に比べ減っています。眼科ではアレルギー性結膜炎は減っています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。流行っている皮膚疾患はありませんが、虫刺されで受診される方が増えています。
 愛媛県でも高齢者を対象としたワクチン接種が始まろうとしています。噂などに惑わされず、各自治体からの案内やホームページを参考にするなど、正しい情報を冷静に判断し、予約や接種に備えましょう。また、予診票やクーポン券などの書類を揃えたり、接種の際は腕を出しやすい服装にするなどの注意点を守り、ワクチン接種がスムーズに進むようにご協力をお願いいたします。

2021年5月12日

2021年4月第5週

 成人、小児ともに感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が引き続き見られます。家族内感染も多く、ウイルス性と思われます。症状は嘔吐が主で、下痢は軽度のことが多いようです。その他、発熱や腹痛が見られます。治療は対症療法であり、脱水症を起こさないようにしましょう。感染力が大変強いので、吐いた物や便を処理する際は十分注意してください。花粉によるアレルギー性鼻炎や結膜炎はピークを過ぎました。ただ日によっては症状がでることがありますので、もうしばらく治療が必要です。皮膚の乾燥に汗や紫外線が加わって皮膚炎を起こしたり、虫刺されで皮膚炎を起こす人が増えています。保湿や紫外線対策を行ってください。
 新型コロナウイルスの変異株が猛威を振るっています。ゴールデンウイークに入りますが不要不急の外出を控え、三密回避、マスク着用、手指消毒を徹底してください。

2021年4月28日

2021年4月第4週

 内科では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は減少していますが、気管支喘息は横ばいです。わずかですが溶連菌感染症の報告がありました。小児科では感染性胃腸炎が幼児~小学校低学年で増加しています。溶連菌感染症と喘息発作は横ばいです。皮膚科では流行している皮膚疾患はありません。耳鼻科ではアレルギー性鼻炎の報告は先週に比べ減っています。眼科ではアレルギー性結膜炎は先週と同程度で、アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行していません。
 県は新型コロナウイルスの感染リスクが高まっているとして最大警戒レベルの「感染対策期」としており、県全体で医療現場のひっ迫は続いています。 すでに1年以上も不自由な生活が続いているので、いわゆるコロナ疲れの方も多くなっていると思われます。しかしワクチンの効果が出てくるまでにはまだ時間がかかるのであれば、結局は私たちひとりひとりが「3密回避」「手指消毒」「マスク着用」を徹底するしかありません。がんばって、命を守る行動をしましょう。

2021年4月21日